2012年3月14日
しぇるぱ単独
山域:広島県福山市

福山の高増山、無名だが、ええ山だよ2

 

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駐車したところから前々から、福山の高増山はええ山だよ、と声高く叫んでいるんですよ。市街地から近いのに、山深い雰囲気が横溢していてなかなかええよ。
2度目を行こうと思っていたが、なかなかチャンスがなかった。行けばええのだよ。よし、行こう。
高速尾道道を尾道で降りて、尾道の市街地を行かずに松永の市街地を走る。
備後赤坂駅の近くで、国道2号線から県道376号線に進路を変える。県道376号線というより、旧山陽道と言ったほうが話しが早いかしら。
大名行列が通り、飛脚が通った道なのだが、とても狭い道だよ。対向車を交わすのに、はるか手前で、擦れ違える余地で待っていなきゃならない。
弘法大師の標識がある。ここで曲がらなきゃならない。この先は、弘法とか俄山不動とか、そんな標識に従って進めばよろしい。
高速道路の山陽道を渡る橋に差し掛かる。橋の向こうには高増山の植林地が一面に広がっている。全面伐採して植林したのだよ。
弘法大師大師堂弘法大師の駐車場に止めてもええのやら、引き返して、途中の道の膨らんだところに駐車しよう。わたしも、遠慮とためらいは持ち合わせているのだよ。
正面に伐採斜面、植林斜面が広がっているが、高増山はその奥にあるのだよ。
高野山福山出張所俄山不動院という建物がある。
いかにも怪しい存在で、高野山の福山出張所と名乗っているが、勝手に看板を出しているだけなのだろうなぁ。
四差路に出る。弘法大師への道は県道なんですよ。ただし、俄峠で不通になっている。計画路線だけで、開通する見込みは薄い県道です。
寺の門前の石段を登って行く
俄山弘法大師堂、不思議な寺で、雰囲気として僧侶がいるような気配がないのですよ。檀家・信者が運営しているような気配がある。
俄峠宿泊代、1000円、入浴料、300円、御水料、10リットル100円、俄山弘法大師遺徳会事務所が運営しているのですよ。
寺を抜けて、さらに奥に進んで行こう。
寺から先は軽トラなら進めるが、軽トラが進める終点に、俄山不動院、これは弘法大師の所属なのか、下の不動院の所属なのか、どっちなんだろうね。
さらの上流、流れを渡渉したところに女郎塚がある。
なんの看板もないが、遊女女郎を慰める石碑で、そういえば、女郎塚など他では見たことがない。
背丈を越す篠竹が繁っていて、道の幅だけ伐採してある。篠竹が尽きたあたりが峠になっている。
峠の名前がにわか峠、さっきの寺院の山号の由縁になっているのが
にわか峠です。
急斜面のロープ峠から北側は倒木が累々と重なって、とても通れない。これはもう処置なし、山主は倒木を片づける気もないみたいだね。
峠から尾根を登って行くのだが、えらく急傾斜なんだよ。
尾根に取付いてすぐにロープがある。もう一回ロープがあって、さらにもう一回ロープがある。
尾根の急な坂の全部にロープが設置されている感じだね。急な坂の先には青空が広がって見えている。
尾根の上からは視界が広がっている。伐採して植林している風景が目の前にある。それは高増山の前山なんだよ。
眼下には高速山陽道の福山SAがよく見える。福山SAから伐採地・植林地がまず目に入る風景なんだよ。
いったんコブに登って鞍部に降りる。次の登りにはポリ紐でガイドしてある。峰と峰を結ぶ尾根なので間違えないようにと親切心なんだろうね。
福山SAが見えるポリ紐のコブを越えて、また鞍部に降りる。
山の中に石垣が段々に連なっている。こんな山の中で田や畑でもあるまい。城跡なのか神社の跡なのか、何なんだろうね。
コブのところに山主のコンクリート杭があって、杭の頭が赤くペンキで塗られている。普通、赤く塗られた杭は国土地理院の杭ではないよ、私製の杭だ。
福山山岳会の案内標識を見る。俄峠にあったが、尾根を歩いてからは、ここで始めて案内標識を目にするよね。
鞍部に降りてゆるゆるとした坂を登って、さぁ、ここが高増山の三角点だ。
福山の市街地の方向を切り開いてあって視界が得られている。
芦田川の河口が見えて、河口の左に鞆の後背の山、彦山、熊ヶ峰が見えている。
高増山三角点河口の右は福山市街地で、海際にJFEの製鉄所の煙突の水蒸気が見えている。
高増山の頂上から西へ向かう道がある。前に登った時には、道は見てはいたが、よぅ突っ込めなかった。
今日の予定は単純往復だったが、場合によっては西へ進むのも選択肢に入っていた。行ってみようじゃないか。
道を進んでみると、幅広の道で、歩きやすいええ道だよ。俄峠からの道のように登ったり下ったりではなく、ゆったりと下り坂を降りていくのだ。
中国電力の巡視路を示す火の用心の札があるが、ここは送電線から遠いところだよ。一枚しか見ていないから、誰かがいたずらで結んだのだと思うよ。
でも、ほとんど巡視路と同程度に手入れが施されているよ。ほとんど山の中のハイウェイと言ってもよろしい。
おっと、尾根から山腹を滑り降りるターニングポイント。
尾根から谷へ高増山約40分新池約30分、標識が括りつけてある。ここから急な坂を下りて行くのだよ。
ザイルが補助に置いてあって、そうなんですよ、補助のザイルが必要なほど急な傾斜なんだよ。
砂防ダムがふたつ連続して設置されている。鉄のかごに石を詰め込む形式の砂防ダムなんだね。ここではコンクリートを捏ねることが難しいから石詰めダムにしたのだろうね。
輸送路はあったのだろうが、撤去してある。輸送路跡の道を降りていく。建設時には、鉄板の道をキャタピラ車が往復したんだろうね。
次の砂防ダムは、両脇はコンクリート、真ん中は鉄骨で、水は流すが石は堰き止める、そういう形式になっている。
次の砂防ダムは総コンクリート、砂防ダムの見本市ほどにバラエティ豊かだったね。
砂防ダム新池のほとりまで降りてきた。池の左岸を歩いて行こう。右岸は自動車道路で、左を歩くほうがええだろう。
池の下にまた池がある。さらにその下にも池がある。
みっつめの池へ向かう道と登り坂の道とが分岐していて、分岐のところに案内がある。
健康ウォーキングロードの案内があって、池の名前が書いてある。一番奥の池が新池、二番目の池が中池、三番目の池が古池、ははぁ、池が出来た順番そのままの名前なんだ。
池の連続する谷が本谷という名前で、俄峠から流れる谷との間に峠がある。峠の名前は何と言うのかそこはわからない。
この峠から西が西側共有山、東が東側共有山、看板を見るとそう判断できるのだよ。その意味で、この峠は重要なポイントなんだと思うよ。
新池の分岐舗装路歩きが結構長いのですよ。ポクポク歩くのだが、ちょっと飽きたなぁ。
弘法大師へ向かう四差路まで戻ってきた。
高野山福山出張所俄山不動院とは何なのか覗いてみよう。寺の形式の建物ではないね。祈祷・拝み・易占の類なのだろうと思うよ。
さて、そのまま道を歩いて駐車した所まで帰ってきた。
予定と違って、一周ぐるっと周回してきた。このほうが面白い。もっともっと名前が上がってもええ山だと思うのだがね。
参考 2009年7月18日 福山の高増山、無名だが、ええ山だよ

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