2008年12月3日
沢田さん、柳生さん、しぇるぱ
山域:島根県雲南市

島根県民の森、等検境2

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

等検境の全景明日は鳥取県の宝仏山へでも行こうかな、と思い巡らしていたところへ電話があって、おぉい、沢田さんから電話が架かってるよ。
もしもし、突然ですが、明日、等検境へ行きませんか。メンバーは他に柳生さん、集合場所・集合時間はこれこれしかじか。
わかりました、ご一緒させてください。等検境は前に行ったこともあります。
あのねぇ、沢田さんとは、県北山の会の会長だよ。柳生さんもそのメンバーなんだよ。明日は出かけるからね。
ということで、だしぬけに降って湧いた山登り、柳生さんをピックアップして行く段取りなんだね。
柳生さんをピックアップして、君田温泉森の泉で沢田さんと合流、もっと他にメンバーがいるのかなと思っていたが、これだけだった。
わたしの車で行くことにして、口和を越えて、高野に入る。
道は上へ先月にねぇ、毛無山に登ったんですよ。ラッキー牧場の毛無山、そこから先、大毛無山へは笹が密集しているので行くのを止めた。
ラッキー牧場はね、大阪のスーパーマーケットが尾道の牧場地主から買い取ったんですよ。
えぇっ、高野の第三セクターかと思うとった。地元の経営じゃとばっかり思うとった。
いえいえ、ラッキーちゅうのは、スーパーの名前なんですと。社員は一括採用でね、大阪の若者がここで働いているんですよ。
道は、ラッキー牧場毛無山の西の道、国道に沿って県境へ向かう。
道路標識に集落名があるから読み続けていると、ここは和南原、どこまでも続くよ。広い集落なんだねぇ。
県境が王貫峠なんだが、そこまで行ってはいけない。手前に百姓庵という名前の産直市場がある、そこで道を曲がるのだよ。
集落の末端で、道が広い道・狭い道に別れている、ここは狭い道を行くんだよ。
この先は通行止めそうそう、わしも間違えて広い道を行ったことがある、すぐに終点じゃけぇ間違いとわかるがね。
あ、間違えたのはわたしだけじゃないのだ。みんなも間違えているのだ。ついつい、広い道へ行きたくなるものね。
庄原は道路を作るのに度胸がええよね、たとえ数軒しかなくても、立派な道路を家の前まで土木工事してくれるのだ。
度胸がええとは、借金を恐れないこと。補助金・交付金があるのだからと突き進んでいくのには恐れ入る。
狭い道は、たんぼの中を過ぎて、山に入って行く。道に落ち葉はそんなにないよねぇ。
濡れ落ち葉が溜まっていると、タイヤが滑りそうで怖いものね。さいわい、交通は頻繁なようで、落ち葉は風圧で吹き飛ばされてる。
何度も曲がり曲がって山腹を切り上がる。さぁ、ここだ、峠を切り開いてあって、窓が島根県側に開いている。
等検境展望台切符にパンチを入れた切込み、これは昔話なんだがね、JRが国鉄だった当時、改札で切符にパンチで切り欠き・切り込みを入れていたんだよ。
稜線が続いて、一箇所、切り欠きがあるんですよ。昔のひとなら切符にパンチを思い浮かべてね。
若者はどうしたらええかって?君たちは生まれるのが遅すぎた、この稜線の状態を見て、逆に、切符に切り欠きを想像するんだね。
この峠を新生坊峠と呼ぼう。
峠の駐車場から一番近い展望台が新生坊展望台、だから、この峠を新生坊峠と呼んでもええだろう。
ここに、大蔵大臣竹下登の石碑があるのだよ。
石碑といえばね、この石碑よりも気になる石碑があるのです。見たことがあるのだが、どうしても思い出せない石碑があるのです。
新生坊峠を中心に文部大臣与謝野馨、この石碑を中国地方のどこかの山裾、山の中で見たことがあるのです。
与謝野馨は、1994年、村山内閣の文部大臣として初入閣した、選挙区は東京。
東京が選挙区で、経済畑が本職なのに文部大臣、選挙区違い・畑違い、だれが石碑の揮毫を頼んだのか、その石碑はどこにあるのか、もう一度とっくりと見てみたいもんです。
ご存知のかたがいたら、ここにあるよ、と教えてください。
メールアドレスは非公開にしてるから、わたしの掲示板に書き込んでちょうだいね。
さて、ほんぺんに帰ろうね。島根県側には、ここから上の道、下の道がある。上の道を行くのだよ。
上の道は展望がええよ。谷越しに等検境を眺めながら、稜線のすぐ下の山腹の道を行く。
大万木山の滝見のコースを登って、地蔵のポイントがあるが、その下あたりにパーキングがある。
等検境三角点への分岐そこに止めて歩き始めたが、やっぱり一番奥のパーキングに置こう、ということで、杭で通行止めしているその手前のパーキングに止める。
杭で止めているが、その道の先は、滝見コースで林道舗装路に出会う個所がある、そのところに続いているのだよ。
いよいよ稜線の歩きだね。道標の矢印が下を向いているように、道から下へ下りて歩き始めるのだよ。
道はブナ林の中、島根県民の森の遊歩道だから、砕石を敷きこんだ道で草が生えるのを邪魔してある。
坂道を登れば、ここは等検境展望台、振り向けば大万木山、もう雪をかぶっている、琴引山が見えてピョンと尖った山は草ノ城山、前に見えるのは等検境、ドライブしてきた林道に沿って目をやれば毛無山、抜群の展望だよ。
稜線の尾根の上をたどって、ここが等検境の最高地点への分岐なんだがね、帰りに寄ろうやぁ、水平道をそのまま進む。
等検境三角点この先は、どっと落ち込んだ傾斜で、鞍部の底までただただ転がり落ちるように足を運んでいくのだよ。
どっと繋がりで言うとね、似たフレーズがあるんだよ。佐渡の相川音頭の歌い出しが、どっと笑うて立つ波風の
どっと落ち込む坂道の途中で、谷の向こうを眺めると、新生坊峠の切り欠きが目に付くでしょ。その向こうが毛無山、続いて鯛ノ巣山。
最低鞍部から折り返して登って行く。
あれぇ、ここが分岐だがね、等検境の三角点はこの分岐から登って行くのに。いやぁ、向こうの分岐から登ってみるんよね。
頂上下の水平道を反対側の稜線まで歩いて、三角形に登りなおす。直に行かずに、楽しんで迂回する、なるほどぉ、こんな方法もありだね。
等検境の岩場反対側の稜線から登って、ここが三角点。等検境なんだね。
あのね、三角点の点名が刀剣ちゅうんだそうですよ。峰の尾根が刀剣の刃のように薄いでしょ、麓から見ると刀剣の刃に見える、そこで、山の名前が等検境、そんな名前の成り立ちなのかなぁ。
なるほどなぁ、尾根が岩場で、つるぎの刃と見立てるとほんまぴったりじゃね。おっと、岩をまたいで、岩から岩へと。
ここからは等検境最高点が見え、大万木山がそびえて展望が爽快じゃねぇ。
もとの県民の森遊歩道に降りて、最低鞍部のひだまりで昼食だね。
さて、先ほどどっと降りた傾斜を登りなおさにゃならん。ジグザグの折り返しの道になっているので苦労はないさ。
遊歩道から最高点への分岐、稜線に沿って登って、ここが954Mピーク、等検境には三角点と最高点とふたつポイントがあるのだよ。
等検境最高点下りの道は一挙に下がる階段なんだよ。ただね、そんなに長くはない、短いもんだ。
県民の森の遊歩道をのんびりと歩いて、等検境展望台に到着、もう一回、周囲の展望を楽しもうぜ。
三瓶山が見えるはずなんだが見えないね。帰ってカシミールで確認すると、沖の郷山が邪魔をして、その陰になって見えないようだ。
展望台からブナの森を過ぎて、林道まで戻ったぞ。
林道で看板のイラスト地図を確認、ふぅむ、あれがあぁなって、こっちへ行けばあそこと繋がるのか。
あぁじゃこぅじゃと話しに花が咲いております。
参考 島根県民の森、等検境 2007年10月2日

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9





詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる

 囲炉裏へリンク