2012年8月17日
しぇるぱ単独
山域:広島県三次市

決定版!三次市海渡町うとちょう屏風山

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

遠く国道から屏風山を先月、三次市海渡町うとちょうに屏風山があるよと紹介しましたが、咀嚼不足、消化不良の悔いが残っているんですよ。
ガサガサと道が解らないまま進んでいるし、頂上まで到達していない。これはもう一回、再挑戦して整理しておかなきゃならないな。
またまた、
海渡町うとちょう公会堂前の広場に駐車することにします。
公会堂の壁には登山の絵地図が架かっている。屏風山の頂上は508メートル、頂上の三角点の標高と一致するね。
頂上に龍王社跡があると描いてある。そのあたりも探索したいもんだよね。
公会堂前を出発、グレーチングで溝に蓋してある交差点を曲がってたんぼの中の道を行く。
坂道の突き当たり、ここを先月には右折したのだ。ここに間違いがあったのだろうと思うよ。左折しよう。
道のままに従って、次の大曲りで舗装が尽きて地道に変わる
シカ除けの扉たんぼ・畑には大きな網で囲いがしてある。このあたりはシカが出るのですよ。被害を食い止めるには高い柵や網が必要なんですよ。
山際に入ると、三叉路、先月来たとき、墓地の手前で道が横切っていたが、その道と合流したのだ。
道のそばには金網で封鎖してある。金網の背後には網もあって、二重のバリアを張ってある。
山の麓を何キロも何十キロも延々と連なりながら封鎖しているのだ。
イノシシ対策はトタン板でも用が足りる。シカはジャンプ力があるので、2メートルの高さまで防御しなきゃならない。そこが大違いなんだよ。
ところどころに扉があるんですよ。どの扉から入ればええのか、そこのところが解らない。とにかく道を行けるところまで行ってみようか。
広い道も草むらに覆われて、そこのところに扉がありました。ちょっと扉の噛み合いが悪くなって、紐で縛って止める格好になっている。
牛舎の廃墟草むらを越えると、広い幅のええ道だなぁ。ガラガラ石だらけだから草も生える余地がないのだよ。
廃墟の小屋が現れたぞ。さらに進むと牛舎の廃墟だよ。
ここまでの道は牛舎への道だったのだ。引き返そう。
最初の小屋の廃墟の前になにやら登れそうな道がある。草に覆われて道の姿は見えないが、草の下には道があると解るよ。
かなり広幅の道なんですよ。どのような目的でこれほどまで広い道を敷設したのか見当がつかない。
道の終点にイノシシを捕獲する檻なんだろうか。意味不明の鉄パイプを組んだ残骸が廃墟になっている
ここからは山道、道はこの鉄パイプ建築の背後に進むらしい。
尾根を切り通して崖地になっていて、踏み跡があるが、ひとの足跡なのか、獣の足跡なのか、判然としないぞ。
△346.0近辺崖地を迂回して尾根の上を行く道になる。
このあたりは△346.0の三角点があるはずなんだが、草木に埋もれてどこにあるのか見当もつかない。
谷筋からちゃんとした道が延びてきて、尾根の道はその道に合流した。
尾根をそのまま進んで、支尾根から主稜へ移ることになる。
その合流地点が、先月、無理に登った谷から道なのだよ。
先月の帰り道で、支尾根を進むちゃんとした道があるのを見て、もう一度歩いて整理しなきゃならんな、と決めたもんだよ。
道の両側は並木道のように行儀よく木々が立ち並んでいる。日陰になってありがたいよね。
水が滲み出て、流れが道を横断している。先月は手持ちの水を飲み尽くして、流れの水を汲んだのだが、いまいち、流れの水量が少ないよね。
谷筋からの道と合流道に尾根が張り出して曲がり角になっているところがポイントなんだよ。ここから尾根に道を変えるのだ。
倒木のあるところ、こう言ってもええが、倒木はどこにでもあるし、倒木をチェンソーで始末したら、ポイントは消滅してしまうから、倒木は補助材料として理解してね。
尾根に入ると、道などはないよ。踏み跡も怪しいものだし、獣道が好きなように走っている。
先月は、この尾根の登り道戻り道で往復の目印を失ったんですよ。
登った道の目印はこれだなと見定めたものが大違いで、かなり方向違いのほうへ降りてしまった。
尾根は、まぁ疎林と言ってもええな、道の右側=東側に植林がある、これを壁と見立てよう。
壁沿いに進むのだと理解しよう。なんぼ尾根の中央が歩きやすそうでも、壁に沿って進む意識を持ち続けよう。
先月歩いた杣道頂上らしき雰囲気が出てきた。先月はここが頂上だろうと決めて引き返したが、ここはただのコブ、さらにこの先へ進むのだ。
壁との距離感を維持しながら進んで行く。
鞍部で杣道が出てきた。進行方向と交差しながら進んで行っている。見渡すと、あちらこちらに杣道が隠されている。
鞍部をそのまま直進する。
直進しているうち、三角点に到達した。
のっぺりとしたところで、山頂らしい雰囲気がないのですよ。
周辺を歩き回ってみたが、絵地図の龍王社跡などみつからない。だいぶ昔に滅失崩壊したのかもしれないね。もともと伝説のものかもしれない。
さて、引き返そう。
三角点への分岐この尾根には大木がない。尾根筋の幅だけ伐採したのだろうよ。丈の短い木ばっかりなんだよ。
壁を意識しながら降りて行こうね。登りは右の壁だったが、今度は下りだから左の壁を意識して降りて行くのだよ。
どこかで壁から解放されなきゃならない。道から尾根に取付いたあたりを思い返さなきゃならない。このあたりがそうだ。
当たり、道に合流した。
このまま壁沿いに歩いても不都合はないと思うよ。たぶん、水が滲み出るあたり、あのへんで道に押し出されることだろうと思うよ。
どんどん歩いて、先月歩いた杣道との分岐まで戻ってきた
先月の杣道は怪しげなもので、正規の道とはとても言えないね。
支尾根に乗っかって、作業道は続いている。道の両側から草木がかぶさってこない、ちゃんと毎年手入れしているからなんだよ。
屏風山三角点登山目的で入ってくるひとはいないだろうが、山の保守管理にひとが出入りしているのは明らかだね。
今朝登ってきた尾根を戻るのではなく、谷への道を下って行こう
道の脇から水がしょろしょろと湧き出して、確かな水の流れに成長したよ。
斜面の上を見ると、道の路肩が見えている。あの道を歩いたのだよ。牛舎の廃墟へ続く道なのだよ。
扉があって、扉を開けて、もう一度きちんと閉めて、林道へ出て行く
林道をたどって三叉路まで戻る。
三叉路からあの扉まで幾つ目の扉だったのだろうか。三つ目だと思うがそれで良かったかなぁ。記憶があいまいになってきた。
地図と照合しながら整理しよう。三叉路から最初の谷の流れは池から流れ出る谷の水なのだ。そっちに行ってはいけない。
谷道の出口の扉ふたつめの谷の流れが目指す道と重なっているのだ。この谷が正しいのだ。
どの扉を開けるかは谷の流れを観察して開ければよろしい。
三叉路からその先は森の中から抜けて、日陰が全然ない。たんぼの中の道を歩いて、かんかん照りの中を歩かなきゃならない。
公会堂まで戻ってきたぞ。
「決定版!屏風山」と銘打ったけれど、作業道から山頂までは道のない道で、登り詰めても展望はないし、満足感には欠けるよねぇ。
麓の国道から山を見上げたとき、美波羅川から壁のようにそそり立つ山を見上げるとき、あの頂上に登ったんだよ、とそこで満足感が湧いてくる。
なんぼマイナーな山でもええ山はええ山なのだ。
参考 三次市海渡町うとちょう屏風山 2012年7月28日

OS,プラウザの種類、ヴァージョンによっては、JavaScriptErrorと宣告され、表示されない場合があります。
その時は下の文字、数字をクリ視線をックしてみてください。
1 2 3 4 5 6 7 8 9

詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる


 囲炉裏へリンク