湯谷ケ岳 99年2月21日
しぇるぱとよめさん
山域:京阪府境

湯谷ケ岳、こんなところまで分譲地!

湯谷ケ岳(ゆやがたけ)山頂
この府境の向うは分譲地

まくら

鴻応山の続きは当然、湯谷ケ岳だよな。先週の14日、とりかかりました。
どこから入るんだろ。最短の亀岡市湯谷から行ってやろ、だめだぁ、麓の道は工事で通行止めだぁ。
なら、能勢側からトライ、うぅむ、取り付き点がよくわからん、時間切れ、また今度にしよう。

ほんぺん

あんた、今度はどこ行くの、湯谷ケ岳?聞いた事もないね。梅でも見に行こうよ、そうぉ、ま、そこでもええか。
能勢から亀岡の国道、能勢町役場をすぎて、城山高校の交叉点、ここから入るよ。地図によるとバス停湯谷口、舗装の里道からとりかかろう。
標識などなんにもないじゃないの、これで当たってるの。地道になってきたね。枝道だ、どっちへ行こう、大きな道をいけばええのね。
ひとが来た、聞いてみよう、湯谷ケ岳へ行くにはこれでいいんですか。
ゆやですか、そうです。わたしらも散歩によく行きますよ。
どうも有難う。
おいおい、「ゆたにがたけ」じゃないよ、「ゆや」とよむらしいぞ。散歩だとさ、われわれも散歩のつもりで歩こうぜ。
ゆるゆるとした道だなぁ、植林の中を歩くんだが、間伐の手入れが充分だから林の奥まで見渡せて気持ちがええなぁ。なかなかここまで手入れした植林はないぞ。

稜線の道、自然林の開けた道
この峠が京都大阪の府境なんだよ、ありゃ、分譲地だ、亀岡市域に入ると突然こんなところに分譲地が現れたぞ。地図にはこんなの出てないよ。
聞いて見よう、湯谷ケ岳にいくつもりなんですが、道はどう行けばいいのでしょう。
この団地の一番高いところまで行きいや、そこに鉄塔があるでな、その後から道があるよ。ええ道や。
どうも有難うございました。
すごいところに分譲地やね、山の上にパラシュートで降りたみたいな団地ね。ぱらぱらの歯欠けで家が建ってる、ここから買い物はたいへんだろうな、どうやって通勤するんだろ。
急な坂道だな、六甲の麓の町並みもこんな急だが、無理やりの造成地だな、鉄塔とはこれかい、プライベートな無線アンテナじゃないか、へぇ、住まいより無線塔のほうが立派だよ、無線だけのために買ったとみえるね。

取り付きはここかい、林の中は木立がすけて歩きやすいじゃないか。
NiftyにFyamatrkというのがあってね、ここでは地図にある道、一般的なコース、これが扱う条件なんだよ。この道は地図にはないよ、しかし道は確かなもんだ、これなら規準を満たしてると思うね。迷うなら分譲地のなか、稜線沿いの林のなかで迷いようもないね。
これからはこの道が山地図や山案内に出てくるメインコースになると思うよ。
祠があるよ、地図には出てる?熊野権現というのか。祠の前の石灯籠、ずぼんと石灯籠があってその下には参詣道がないよ。
形式だけ整えたんだろね、麓の湯谷集落の山の神、雨乞いの神なんじゃないかな。
頂上はまだ先ね、直登はしないようね、道は北から鉢巻に回ってる、おぅ、見晴らしがいいよ、あの山はなに。
先週登った鴻応山、その向うに半国山が見える。ここから直登の道に変わるね。
着いたよ、頂上。なんか頂上らしくないよ、植林の中がまったいら、どこが最高地点だろ。ここここ、山名板がある、三角点がある。暗くて寒くてここで昼食はいやね、先ほどの祠のとこで食事にしようよ。
立木にビニル紐を巻いて数勘定しているよ、この山頂の伐採が近いんじゃないかな。



カシミール展望図をつけました。
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