瀬戸内観音霊場

第33番 北面山福田寺福性院

広島県福山市 平成21年10月3日巡拝

 

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福性院、門前 福性院、本堂 福性院、二重の塔 福性院、裏山のミニ四国
残りひとつとなると一挙に終えてしまいたいもんだね。
府中から福山の市境を越えて、新市町戸手で芦田川の福戸橋を渡る。
福戸橋とは、芦田町福田と新市町戸手の両方を足して半分にした名前なんですよ。
橋を渡れば、県道とは名ばかりで細い道だよ。道は溝川の堤防を走る。有地川という名前の川なんです。
事前に図上演習していたので、このへんで左折すべきだろう。福山市農協の支店と福相小学校に挟まれているので、どんぴしゃりで目標地点にいるのだ。
この先130メートルはすさまじく細い、対向車のエンジン音に耳をすませて、今だ、それっ、と駆け抜ける。
これでも県道なんだよ。この先は狭いと言ってもそこそこ余裕があるので気兼ねなく車を進められる。
福性院の案内看板があった。安心して路地の奥へ入って行く。
門前に駐車場があった、果たしてあるだろうかと心配していたのだが、そこはクリアできたというものだ。
門を潜ると正面に本堂がある。
本堂の正面に向拝こうはいが突き出している、唐破風の屋根で、てりむくりの曲線を描いている。
二階建てに見えるが、下の屋根は裳腰もこし、装飾屋根なんだよ。屋根の上に小屋根を置いてある。
コンパクトだが、荘厳を凝らして、珍しい造りになっている。
境内には、二重の塔がある。三重塔でもないし五重塔でもないのだね。
本堂の横から裏山への道がある。ミニ四国の札所になっているものらしい。
蜘蛛の巣が多い、めちゃめちゃ多い。枯れ枝を拾って振り回して歩かないとひどい眼にあってしまう。
こりゃぁ順番は逆順だなぁ。ま、ええか、そのまま進むと尾根の上に出てきた。
ここにはお堂と鐘楼があって、見晴らしが効いて寺の近くの集落が見える。山が低いのでそんなに遠くまでは見えないのだよ。
お堂には鴻巣大師と扁額があって、この道は大師道、ミニ四国巡礼道だと教えている。
尾根から山の高みへ誘導している。
石仏が背中合わせでダブルになっている、ダブルになっているということは、やはりそうかい、行き止まりで引き返しになる。
もとのお堂と鐘楼のところまで戻って、尾根の続きに降りて行く道がある。
コースを抜け出たところに鴻巣山新四国と石柱がある。へぇぇ、この裏山の名前は鴻巣山というのかい。
車に乗り込んで戻るのだが、福性院と案内看板があったところ、牟尼堂とお堂があって、堂内に、第一番霊山寺と刻んだ石仏がある。
そうか、ここから福性院の境内は始まっているということなのかね。

寺の後は山に登るか自転車に乗るか、今回は芦田川沿いに自転車を走らせました。「芦田川中流域、府中福山を往復
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