鷹ノ巣山山麓を一周する予定が---

09年5月13日

福富町道の駅を出発、峠を越えて自転車がパンク
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
前々から鷹ノ巣山、カンノ木山の山麓を巡るのは自転車周回にはピッタリだなと思っていました。
一番半径が短い円周を描くには今日のコースなのだが、道は行けるのか通行止めなのか、もひとつ情報不足なんですよ。
ええい、考えてばかりじゃ前へ進まない、出発しよう。
道が一番怪しいのは福富町から向原町へ抜ける峠の前後、その近くの福富町の道の駅まで行くことにしよう。
ここの駐車場に車を置いておくことにしよう。
福富ダムが完成すると、ダムの湖畔に道の駅を設置した。ロケーションが当たったね。
今日は休みだけど、普段の日はよく混んでいるよ。
さぁ、自転車を走らせよう。
鷹ノ巣山カンノ木山に近づく方向に走らせて行こうぜ。
南に進んでもええのだよ、ただね、新設の道なのでどこに抜けるのか不明だから敬遠しとこうかね。
しゃくなげ館の前を通る、福富町の物産館なんですよ。
町の産品を売り込むのに、売り込み方が上手だね。
マスコミの興味を引くイベントを企画して、しょっちゅうテレビや新聞の取材を受けるのだが、勘所をつかんでいるよね。
さぁ、ここが分岐だ。まっすぐ進めば志和への道だよ。ここは右折して県道80号線を進んで行くのだよ。
すみませぇん、標識に車両通行困難とありますよね。自転車なら通れますかね。
倒木がゆうて通らりゃせんよ。30年前なら、わしらも通ったがのぉ。
そうですか、行ってみて、通れなかったら引き返すことにします。
あのね、地元のひとはなんでも知っている、とは限らないのだよ。知らない、とはなかなか言わないもんだよ。
事実を語ったのか、見通しを述べたのか、そこを見極めないとね。
CADOREカドーレという店があって、主力は牧場なんだろうがね、喫茶店かレストランを開いたら流行ってしまった、そんな感じの店があるよ。
この先は道が細くなる。
道が左右にわかれて、左はクロボヤ峡、なんなんだろう、寄り道してみようか。
谷に沿っての道なので、傾斜はしっかりあるよ。どこまでも真っ直ぐに道の先が見えるのだ、これはいやなもんだね。
池があって、そこには門がある。入場料を取って、シャクナゲの保護の費用に充てるんだそうな。大人300円。
入ったかって?先を急ぐので引き返しました。
再び、先ほどの分岐のところまで戻って、うぅむ、標識はだいぶ脅してあるなぁ。
車両通行困難、この先4キロ、急な勾配、未舗装区間あり
倒木があるとはここには書いてないな。ともかく、進んでみよう。
結局、この先、倒木などなかったのだよ。
谷の流れに沿う道で、ドウドウと流れの音が聞こえている。登るにつれシャカシャカ、チョロチョロと音が小さくなってきた。
伐採地、植林地が見えて、ここが峠だ。ここまでが東広島市でこの向こうは安芸高田市なんだな。
安芸高田市の領域に入ると、尾根を越えて、山腹から山腹へ、尾根から谷へと、大きくカーブしながら下って行く。
未舗装区間・砂利道なので、パッツンプッツンとタイヤは小石を弾き飛ばしながら進んで行く。
マウンテンバイクなら遠慮なく小石を蹴散らして走って行くのだが、クロスバイクだもの、タイヤは細くて薄いのだよ。
そんなに景気よくスピードを出すわけにはいかないさ。ゆっくりと地面を選びながら下りていくのだよ。
やっと舗装された道になった。昔々の舗装だから、はげちょろで、地道と舗装を繰り返しながら進んで行く。
谷底に集落が見えてきた。
どっちに進むべきか怪しい分岐に出たが、たぶんこっちだろう、ぅむ、それが正解でした。
パツン!
突然パンク、プシューでもなければ、いつの間にか空気が抜けていた、そんなんじゃなく、これはタイヤ・チューブ、両方とも裂けたな。
自転車はここへ置いておこう。あとで取りに戻ろう。
ここの風景には見覚えがあるぞ。「鷹の巣山、西からの道」2006年11月18日、この時の取り付き地点だ。
さいわい民家は近い、だれかいないだろうか、おばあさんがいた。
タクシーの電話番号を教えてもらってタクシーを呼ぶ、福富町の道の駅まで行ってください。
タクシー料金が4800円、参ったね、思いがけない散財だなぁ。
三次に帰って、買った店の名前がNORCOG(ノルコグ)、パンクしてしまったよぉ。
タイヤも裂けてますね。同じ肉薄のタイヤの在庫がないんですよ。もうちょっと肉厚ならあるんですがね。
そうすると抵抗は?ははぁ、やっぱり抵抗が増すの?それなら、取り寄せてちょうだい、一週間程度なら待つから、待つから。
これでよぅくわかった、身に染みてわかった、クロスバイクは地道・砂利道には向かないのだ。
これからは舗装路を選んで漕ぐことにしようね。

福富ダム湖畔、道の駅 道の駅から鷹ノ巣山カンノ木山を、右側最奥の山がそれ
しゃくなげ館(物産館) ここを右折、この先、道は悪路になる、と予告している
左はクロボヤ峡、右は向原への道 クロボヤ峡入り口、シャクナゲ保護のため入山料を徴収
悪路予告、車両通行困難、急勾配、砂利道あり 峠、こっち側は東広島市、むこう側は安芸高田市
自転車がパンク、パツンと大きな破裂音、タイヤも裂けた 向原町保垣の集落、背後は鷹ノ巣山と硫黄山を結ぶ尾根
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