福山の鞆・沼隈を周回
10年7月7日
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円周の11時の位置から始めて、鞆、沼隈を経て戻る |
今日は鞆を経てぐるっと周回するコースにしよう。
前に、彦山熊ヶ峰を歩いたことがあるのですよ。
そこで覚えた停車位置を今回も使おう。
彦山に送電線があるが、その送電線が県道と交差するところに止めておくと、ぐるっと周回して帰るのに位置を把握しやすいのだよ。
幅の広い交差点なので邪魔にはならないだろう。ちょっと駐車させてねぇ。
北へ向かって走り出す。けっこう交通は輻輳しているので気を使うよね。
芦田川にぶつかって、堤防に車道はあるのだが、自転車を走らせては邪魔だろうし、危険だろう。
ここは、堤防下の道を走って、自分の身の安全を守るほうが賢いだろう。
山が迫っている。彦山がそびえていて、熊ヶ峰が続いている。
沼南アルプスというのだそうな。アルプスは大げさだとは思うが、言うたもん勝ちだね。
海岸沿いに鉄工所が連続しているんですよ。船装具を得意としていたということだが、今は造船だけじゃない、陸上の仕事もやっております。
出荷間近の製品は、これは建築資材だな。筋交いに使うターンバックルだろう。道ばたから工場の中が丸見えなのがええね。
市営の遊覧船乗り場があって、仙酔島へ渡し船が観光客を運んでいる。
道幅が広いのはここまでなんですよ。港を過ぎると、とたんに道幅は狭くなるよ。
鞆漁港の入口に橋を架けて狭い道を迂回しようという開発案が議論の的になっております。
対向車が邪魔して、救急車や消防車も通れないようでは、安心して暮らしてはいけないだろうね。
鞆を動くには自転車が最適なんですよ。
路地伝いに進むと、港の常夜灯が突き出した舟溜りがある。
この近くに保命酒の店があるのは知っていたが、自転車で路地をうろうろと伝わっていると、2軒目の保命酒醸造所をみつけた。
次は、町めぐりマップに従って、もっとゆっくり訪ねてみたいもんだね。
江戸時代からの路地の町から抜け出して、ここからはちゃんと車道が整備された道なのだ。
驚いたことに市街地の外に駐車場が多数あるのですよ。
おそらくは、契約者は住民で、路地奥の住民がここに車を置いて、歩いて家に戻っているのではなかろうか。
岬をめぐって道は登り坂、一番高いところで道が分岐している。
グリーンラインといって、鞆の後背の山の上をドライブウェイが走っている。沼南アルプスなんですよ。次に走る候補に挙げようかね。
道はまっすぐ進んで、トンネルがある。阿伏兎隧道、このトンネルを抜けると、阿伏兎観音の分岐にさしかかるのだね。
阿伏兎観音のほうには向かわない。行く先には内海大橋が見えている。
この橋は不思議な橋で、真ん中がブーメランのように曲がっているのですよ。
橋の土台に海中の岩礁を利用したので、意外なカーブを描いていて、橋を渡るのにハンドル捌きが要求されるのですよ。
橋への取り付け道路が分岐するところが郊外型のショッピングセンターで、周辺の客を集めているのだよ。
このあたりが旧沼隈町の中心地、ここを過ぎれば、ごく普通の風景なんだよね。
グラウンドで行進の練習をしている。10日から高校野球の広島県予選が始まるのだ。入場行進の練習なんだね。
広島県立沼南高校、これからの戦績をちょっと注目しておこうかね。
ゆるゆると坂道を登って、ここが旧沼隈町と旧福山市の境界、福山市熊野町と案内看板が出ている。
熊野町とは広くて、朝に車を置いたところも熊野町なのだよ。
彦山が見えてきた。彦山、熊ヶ峰と結ぶ峰々は沼南アルプスと言いたくなる気持ちも判らんでもない。
海上から眺めると、想像以上に立派に見えているのだろうね。
さぁて、帰ったぞ。もっと時間がかかるかと思ったが、意外に簡単に一周してしまったよ。
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芦田川の土手を鞆へ、土手は危険、堤防の下の道を走る |
奥の山が熊ヶ峰、沼南アルプスと名乗っている |
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鞆は造船具を製造する鉄工所が多い、これは建築金物か |
奥が仙酔島、手前が弁天島 |
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鞆の港、港の湾口に架橋するか否かで揉めている |
鞆の町を抜ける県道、対向車を交わすのが大変 |
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鞆港の常夜灯 |
ここにもあった、二軒目の保命酒醸造元 |
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グリーンラインとの分岐、ここは海沿いに直進する |
内海大橋、岩礁に橋脚を立てているから、くの字の橋 |
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旧沼隈町と旧福山市の境界 |
彦山が見えてきた、彦山の左裾から走り始めたのだ |