2007年11月5日
しぇるぱ単独
山域:広島県福山市

福山・水呑の背後、彦山、熊ヶ峰

 

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送電線の真下に駐車中国地蔵を巡っています。福山の中心部の賢忠寺と鞆の浦の地蔵院を参拝してきました。
さぁ、これで手近の山に登ることにしよう。寺をダシにして山に登るわけで、申し訳ないような、それはそれでええような。
芦田川が福山市内から海に出る時、草戸の明王院の裏から、水呑の背後へかけて、鞆の浦まで山波が連続しています。
鞆で寺を巡ったら、鞆の町を抜けて鞆の西側へ出ればええ。すると、そこにグリーンラインの道の始まりがあります。
ところがね、鞆の町並みを車で抜けるのは願い下げだよ。一度通ったことがあるが、恐ろしく狭い道だよ。二度とあの道は通りたくない。
この道のバイパスを設置する案で、賛成派、反対派、揉めに揉めているところです。
送電線鉄塔と合流この狭い道では、消防車、救急車、通るに通れないじゃないか。バスも通っていないと思うよ。
歴史的景観を守れという主張だが、あまりに原理主義、教条主義を振りかざすと、生活は歴史的景観より下位にあるのかい、と唖然とする思いがあるね。
で、鞆の町から福山寄りに、山上のグリーンラインにショートカットして抜けて行く道がある。そのくねくねとした道から登って行こうね。
このグリーンラインが開設された当初は有料道路だったのだそうな。たちまちペイしなくなって、無料の道路になってしまったのだそうな。
ファミリーパークという遊園地があるが、営業しているのだろうか。閑散としているぜ。
熊ヶ峰ひろばという駐車場がある。ここが最後の目的地、ここに自転車をデポしておこう。
送電線の先に山頂車を走らせて、グリーンラインを北に下りる。水呑大橋から沼隈町への県道を走る。
志田原から登るようにとガイドブックにはあるが、表現があいまいで、道をどう取るか、そこんとこを書いておいてくれなきゃ役に立たない。
自分で道を探そう。送電線の下の中電巡視路、これをたどって登ることにしよう。
志田原から次の集落までに軽い峠を登って行く、その峠を抜けたあたりの交差点が膨らんでいて、ここなら駐車しても文句はでないだろう。
南無妙法蓮華経の石碑があって、カンカン石と名札が立ててある。上空を見ると、送電線が走っている。
道を横切って畑道に入って行く。ダメならダメでそれでモトモト、そのつもりで歩いて行くと、池が現われた
突然、車道へ池の土手の先、林の中には空間が開いていて、これはええぞ、道になってる、確かな道が続いているように期待できるぞ。
道はいったん下って行くが、また登り直して、送電線鉄塔にでてきた。この道は中電巡視路なんだ。
また、道は下がって、山の中の畑にでてきた。畑の先には次の鉄塔が見えている。
道は下りの道を選ぶべきか、登りの道を選ぶべきか、方向の向きは違うが登りを選ぶべきだろう。尾根道を進むといずれは鉄塔に近づくだろうさ。
登りの道は古道で、長年の雨水に掘られてえぐれた道になっている。
二番目の鉄塔に到着したよ。
彦山三角点この先を眺めるに、送電線の列は続いている。列に接近して、通信塔が見えている。ははん、あれが彦山の頂上なんだろうな。
道幅は広くて草も刈ってあって、文句の言いようもない道なんだが、蜘蛛の巣が多いね。ストックが蜘蛛の糸で真っ白になったよ。
なぁんとまぁ、何度も何度も尾根を越えては谷底へ降りて行くんだろう。
そりゃそうだ、この道は送電線の監視路、その用途にあわせた道なんだからね、杣道のように尾根をたどる道とは違って当たり前なのさ。
谷の流れを渡って行くよ。この先は谷のガラガラの岩を踏んで歩かなきゃならない。
踏むたび石が動いてしょうがない、さては、イノシシの仕業だ、石を丹念に裏返してサワガニを探したからだ。
車道から山道へ安定している石を動かしたあとだから不安定で、踏みつける度に足許が崩れて足が流れてしまうのだ。
倒木があって迂回路を歩く踏み跡になっている。めいめい自分が歩き易い道を歩くから、まだ道とは言えない道だね。
谷筋を離れて尾根へ向かう山腹を渡る道、当然、尾根をまたいで次の谷底へ向かって行くのですよ。
これで何度目だろ、送電線の鉄塔にであっても、本数を数えるのも面倒になってきた。第一、鉄塔からの風景はどれも似たようなものだからね。
突然、道路に出てきた。通信塔への建設道路、管理道路だ。
道は左と右とどっちを進めばええのだろう。何の気なしに右への道を選んだが、それが正解だった。
グリーンラインNHKテレビアンテナ、NTTの通信塔、その脇に木の階段が真っ直ぐに伸びている。当然、高いところに登りたくなるよね。
林の中に三角点があった。ここが彦山なのだ。
道はさっきの階段を戻るほかは無いみたい。
階段から麓を眺めると、送電線の列が続いている。そうか、あの送電線の下をここまでたどってきたのか。
さっきから雨が降り始めた。車道を歩くことだし、傘を開こう。久しぶりだね、傘を差して歩くなど最近ではしたことがない。
お、車道から葛城山へ誘導する案内板がある、福山山岳会と名乗ってある。ここから山道だ。
ここに自転車をデポ平らかな山で、山頂がどこだか判然としない、雨の中だし、どこが山頂か探るのはどうでもええ。
鉄塔を越えて、その先に山の先端が見える。その時は、あれは熊ヶ峰だと思ったんですよ。
帰ってから、GPSの軌跡をカシミールに落としてから気が付いた、熊ヶ峰ではない、あれは葛城山なのだ。
山道の入口で葛城山とあったのは、別の意味だったのだ、方向としては葛城山ということだったのだ。
山の中での桐の畑になって、畑を出ればガードレール、グリーンラインに出てきたよ。
グリーンラインの舗装路をそのまま歩いたが、桐畑を出てすぐ次の山に取り付けば葛城山に登れたみたい。ま、ええさ、雨の中、そこまで無理を重ねることはない。
熊ヶ峰頂上自転車をデポした熊ヶ峰ひろばに到着したよ。
ここから山頂まで300メートルと書いてある。ちょっくら寄ってこよう。
真っ直ぐに、けっこう坂道が続いているね。山頂の広場に到着した、ここが熊ヶ峰。
木で組んだ小型の展望台があるが、この雨の中だもの、登ったところで見えるはずもない。
注目すべきは石柱だね、沼南アルプス最高峰 熊ヶ峰、と刻んである。ここもアルプスだったのかい。
あまり紹介されるコースではないが、ええ道ですよ。山の中でも傘を差して歩いてそれが邪魔にならない道だもの、中電監視路の中の一番ええところかもしれないね。
あとは自転車で降りて行こうぜ。サァッ、スーィ、雨が降るので雨具を着込んで完全防備で走ってきたよ。上下の雨具を使うのも久しぶりだよ。
もとの車を止めた場所まで戻ってきました。今後は、もっと自転車を活用したいね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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