小田川、中流部、県境から井原市街、その3

2013年12月23日

広島、岡山県境から、井原市街地まで、往復

 

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小田川の上流から広島県、岡山県の県境まで下ったのが先日の11月21日のことです。その続きを行くとしよう。
岡山県側にちょこっと入り込んで、最初の集落で道が膨らんでいるところがある。ここに駐車することにしよう。
県境まで引き返して、岡山県側からみた標識、広島県側から見た標識を確認する。前回眺めたんだけどね。儀式というかケジメというか、そんなもんだね。
この道は意外にトラックの多い道なんですよ。県境の広島県側にプラスチック工場があって、そこへ納品出荷するトラックがぶんぶん通っている。
川底から離れてえらく高い崖上の道から開けたところに出る。川と川の合流点で川相、他の土地では川合だったり河合だったり、名は体を表す地名なんだよね。
今日、始めて小田川を橋で渡るが、これから何度も小田川に架かる橋を渡るんだよ。
川もだいぶ貫禄が出てきて、川幅もぐっと広がって、中小河川から主要河川に格上げしてもええような雰囲気だよ。
対岸は天神峡という名所だそうなんだが、この道は砂利トラックが多いなぁ。
10台くらいの編成で運ぶんですよ。最終トラックには最終と札をフロントガラスに掲げている。こっちも嫌だが、トラックとしても、自転車は目障りだろうねぇ。
旧芳井町の役場前、ここでちょっとコースを考えなきゃならない。小田川に沿って右岸・左岸両方に道があるんですよ。どっちを進むのが適当だろうか。
決めた、橋を渡ろう、橋の名前が金毘羅橋、左岸のほうが人家が密集している。こっちのほうが旧街道なんだろうな。
ねらいは大当たり、右岸はバイパスの道だった。この先でトンネルに入らなきゃならない。自転車はトンネルが大嫌いなんだよ。少なくともわたしは嫌いだ。
旧街道とバイパスが合流して、いつのまにか井原の市街地に入っていた。
井原は[いはら]ではないのですよ、[いばら]と読むのだ。島根県の大田市は[おおだ]と読む、[おおた]ではないのだ。
今の世の中は清音を快しとして、濁音を嫌う傾向がある。いずれ改名運動が起きるかもしれないよ。
改名運動が起きないとしても、部外者は[いはら]と呼ぶだろうね。イライラしながら、井原市民は、[いばら]っちゅうのに、ええ加減に名前をちゃんと呼べっちゅうんじゃ。
市街地の空閑地に国道を敷設したんですよ。旧街道、商店街があって、国道はそこに通すわけにはいかなかった。
都市計画は成功して、新しい市街地が建設されつつある。
井原市役所がここにある。重厚な建物だね。
駅に行ってみよう。井原鉄道・井原駅。
井笠鉄道だとばっかり思い込んでいました。どうやら井原鉄道と井笠鉄道は違うようだよ。
井笠鉄道は、鉄道ではなく、バス事業を営業していたみたい。
井笠鉄道は突然営業不振を告白して、破産を申し出た。
蕎麦屋や寿司屋が店を閉めるのは勝手だがね、公共の交通機関が破産するなら早めに告知しなきゃ。
2012年10月12日の午後に破産申し立て、10月末日限りで路線廃止、ぎりぎり頑張ったとしても、これではアカンでしょう。
会社側は内緒にしていたのに、第一報がNHKで、すっぱ抜かれて大慌て、止むを得ず記者会見を開いた、こんな情勢だったようです。
通学の高校生としては、バスの定期券が無効になったのは痛いよなぁ。11月からは新会社のバスで、当然、会社が違うから定期券は通用しない、こういうことなんだよね。
井原鉄道も巻き添えでどうなるのか気がかりだったが、井笠鉄道は少数株主ということなんだそうな。要するに、ただの出資者で無関係ということらしい。
帰りは旧街道・商店街を通るつもりだったが、路地の選択を誤ったみたい。商店街らしいところを通らなかった。
最後に、新町商店街を通ったが、ここが商店街なのかい。看板だけで実態がないように見えるがね。
下之町商店街、下町商店街、サンロード中町商店街、本町商店街、新町商店街と続いて、脇に、バスセンター街商店街、井原一番街商店街があるのだそうな。
繁盛しているかどうか、これは別にして、商業の積み重ねがこれまであった、ということなんだよね。
井原の市街地を抜けて、天神峡に差し掛かってきた。こっち側に、天満宮、黒丸宮があるから、天神峡と命名されているのだろうね。
朱塗りの紅葉橋がある。ここを渡ればそこから天神峡なのだ。
国道側の右岸はめちゃくちゃ交通繁多で気が気じゃないよ。ゆっくりと自転車が行ける左岸のほうが気楽なのだよ。
道が分岐しているが、川沿いの道を選べばよろしい。標識があります、宇内塚・仁郷に進めばよろしい。
中村川砂防公園というのがあって、中村川が合流し、小田川は湾曲していて、対岸の砂利トラの往来を眺めていればよろしい。
集落に入って、ええと、どっちへ進めばええのだろ。適当に道を進んだのだが、この先で道は行き止まりになってしまった。
対岸でトラックが往来しているのは見えるのですよ。目の前に橋はない。下流に橋があるのが見えている。さては、さっきの分岐で道を間違えたな。
引き返して、分岐のところに、宇内塚いこいの家という名前の集会所がある。この前を左折するのだ。直進すると行き止まりになってしまう。
橋を渡って、坂道を登れば国道に合流する。
このあたりは地図を確認していなかった。いつのまにやら国道と県道の分岐を越えたみたい。なんの疑いも持たず、県道に入っていたみたい。
進んでいるうち、ありゃ、県境の標識!
出発地点の駐車した場所を行き過ぎてしまったよ。これはいかん、と引き返して、駐車したところまで帰って来ました。
山歩きでは地図を確認するのは簡単だ。歩きながらでも地図を見ることはできる。
自転車はそうはいかないね。自転車から降りて、ザックのドライブマップを引き出して確認する。これが面倒なのだよ。よっぽど迷わないと地図を確認しない。
今日の行程は短いでしょ。福山と府中の市街地の信号を抜けなくちゃならない。案の定、帰りには渋滞に捕まってしまったよ。
早めに切り上げたのが成功した。それでも我が家に到着したころはヘッドライトをつけなきゃならなかったもんね。
参考 小田川を探索しています、上流から下流まで
2013年11月_8日 小田川、上流部、神石高原町、その1
2013年11月21日 小田川、上流部、県境まで、その2

 

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岡山県側から見ると、福山市 広島県側から見ると、井原市 小田川中流部 井原、国道313号線
井原市役所 井原鉄道、井原駅 新町商店街 天神峡
紅葉橋 行き止まり 宇内塚いこいの家 橋がある

 

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