備後西国三十三観音霊場巡拝

第5番 転法輪山大乗律院荘厳浄土寺(浄土寺)

平成15年12月2日巡拝

 

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街道から浄土寺の案内よめさん、今日はいっしょに行くかい。尾道に行ったことはないだろう、風情に満ちた街だから道中を楽しもうよ。
尾道に着いたけどさ、前回の西提寺のときの駐車場は尾道駅前の波止場だったよね、そこに駐車したんじゃ、いかにも遠いよね。もっと東に走って止めようよ。
千光寺、浄土寺の鉄道線路高架の案内が見える、ロケーションの見当は付くんだが、駐車場が見当たらないよ。
なんとかユゥターンしなくちゃ、えい、ここで突っ切ろう。
山門から尾道水道を振り返る絵のまち館というパーキングが街道沿いに見つかったよ、ちょっと高いが、ここに入れようぜ。帰りには、千光寺から一番近いからここでええだろう。
街道を歩くんじゃなく、商店街を抜けながら歩こうか。
アーケードで覆われて薄暗い感じになってしまっているのね、シャッターが目立つよ、シャッター通りになっているのね。
このへんはメインストリートなのかダウンタウンなのか、どっちなんだろうな、下町ふうに見えるよね。このクラスの商店街で元気があるのはあまり見たことがないよ。
アーケードに蓋されて見当が付けにくいから、鉄道沿いに道を変えよう。
浄土寺本堂浄泉寺前の鉄道線路高架が見える、半分歩いて来たね、あともう半分歩けば浄土寺に着くよ。
ここに案内があった、浄土寺とある、山陽線の高架を潜って階段を登って行くんだ。
鉄道線路のすぐ鼻先に山門があるんだ。窮屈な地形なのは歴史的なものだからしょうがないことだね。この山門は室町期のもので重文だとのこと。
山門を潜れば、本堂と対面する、この本堂は国宝だそうな。鎌倉期の建築というから、なるほど、古いね。
境内には阿弥陀堂があって重文、多宝塔があって国宝、室町期の建築で惜しくも重文、鎌倉期の建築で堂々と国宝に指定される、時期の違いがその差を示しているらしいね。
浄土寺阿弥陀堂と多宝塔境内の塀越しに尾道水道、向島が見える。
向島大橋が目の前にある、そうとう尾道でも東に歩いて来たんだよ。
4番の西提寺はどのあたりにあるの?
西提寺の位置よりだいぶ東に来てしまったなぁ、対岸のしまなみ街道、それを越していく送電線鉄塔、あのあたりじゃないかと思うよ。
裏山の頂上に大きな岩の群れが見える、そこに寺の屋根が見える。うぅむ、尾道は山のてっぺんまで寺に覆われているんだねぇ。

参考 中国観音霊場 第9番
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