中国地蔵尊巡拝

第9番 転法輪山海龍寺てんぽうりんざんかいりゅうじ 真言宗泉涌寺派

広島県尾道市 平成19年11月15日巡拝

 

画像をクリックするとそのままそこだけ拡大表示されます
Microsoft Edge のユーザーは、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox のユーザーは何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

海龍寺、前景 海龍寺、山門 海龍寺、本堂と位牌堂 海龍寺、阿弥陀堂
尾道の古寺巡礼はこれで何度目だろう。
駐車場に止めて、歩いて行こう。
まずは、浄土寺を目指す。この寺は尾道古寺巡礼ではキーポイントで必ず訪問するようになっております。
国道からJRの線路の下を潜って石段を登る。目指すのは浄土寺ではないのです。その門前を東に曲がって通過する。
石畳の道で、尾道での寺めぐりは石畳をたどって行けば順番に回れます。
浄土寺の塀が尽きるあたりで、海龍寺が見えてくる。
石段を登って、山門をくぐる。仁王が両脇を守るという大仰なスタイルではなく、ささやかな門です。
本堂があって、隣りのお堂と融合している。隣りは阿弥陀如来が祭られているので阿弥陀堂なのだが、檀家の位牌を納めてあるので、この寺では位牌堂と呼ばれているのだそうな。
位牌堂に続いて地蔵堂、中国地蔵霊場の札所の看板が掛かっている。
横に文楽の墓というのがある。浄瑠璃の太夫を呼んで興行した、死後、その追善のため墓を建立したものだそうです。
当時のスターを招待する、当時の尾道の財力が豊かだったから出来たことです。
寺の背後に墓地が広がっている。その後ろの岩に鎖が掛かっているようだぞ。
墓地をながめているのが不審なのか、住職が出てきた。
あの岩なんですがね。鎖が掛かっていますね。行場なんですか。
山の斜面に岩がみっつ見えるでしょうが。下のふたつには鎖があるが、一番上のは岩が張り出しとるんよね。
この浄土寺山の道を下ったことがありますが、その道の途中にこの岩はありますか。
どうじゃったかいの、岩のねきそばは通るはずじゃがの。道はこの上の尾根から谷へ降りて行くんよの。
ご住職、この上には登ったことがないみたい。声が小さくなって、言い方が曖昧になってきたもの。
そのへんのところは、尾道三山、千光寺山、西国寺山、浄土寺山を見てちょうだい。浄土寺山を下るとき、ここから見た一番上の岩のそばを通ったかもしれない。

第10番に進む 周辺の地図
第8番に戻る
中国地蔵リストに帰る
山の寺に帰る
トップページに帰る