中国地蔵尊巡拝

第14番 安寧山久屋寺あんねいざんきゅうおくじ 曹洞宗

山口県周防大島町 平成20年2月11日巡拝

 

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久屋寺、仁王門 久屋寺、地蔵の列 久屋寺、本堂 久屋寺、観音像
あれ、しまった。車が走り始めたのはええけれど、寺のガイドブックを持って来るのを忘れた。
まぁ、ええか。山口県の周防大島まで行けばなんとかなるさ。
山陽道の玖珂インターで降りて、海峡の大橋を渡るのだ。下を見ると、渦を巻いている。鳴門の渦潮と同じだねぇ。
周防大島を走っているのだが、ええと、寺の名前は何と言うたかな、住所はどこだったかな。
寺に参ったあと、山に登るのだ。山の名前が嘉納山、頂上から北の麓の集落だと覚えている。ドライブマップでは久賀と書いてある。
その久賀に来ると、大きな看板があった。中国地蔵尊安寧山久屋寺 そうだった、久屋寺という名前の寺だった。
矢印に従って右折して、町役場の支所の前を通り、広い道を何度も往復してみるが、寺の大屋根は見当たらないねぇ。
すみませぇん、久屋寺という寺はどこでしょうか。
そこの川に沿って進みんさい。曲がり角にあるのが久屋寺じゃけぇ。
そこに無住の寺が見えましょうが。その手前に橋がありましょうが。橋を渡らずに、小川に沿って登ってのぉ、曲がり角が寺じゃけぇ。
いやぁ、狭い道だ。対向車が来ると、どちらかがバックしなきゃならん。幸い、出会わなかった。
曲がり角、ここのことか。あ、ほんま、寺があった。門前に広い駐車場がある。
仁王門がある、小ぶりな仁王が守護している。禅寺で仁王門は珍しいよね。たいがい、竜宮城の門と似てるのにね。
庭の砂には整然と箒目が付いている。足跡をつけるのはためらってしまうよね。敷石の上を歩こう。
寺務所に安寧閣と扁額がある。振り向けば、地蔵の列、やっぱりここは地蔵の札所の寺なのだ。
寺務所と並んで本堂がある。本堂の正面の竜の彫り物は凝っているなぁ。
山門から正面に観音の立像、前立に地蔵を配してある。
背後の山がこれから登る嘉納山なのだよ。嘉納山から久賀集落の鳥瞰はこんな姿、久屋寺は家並に溶け込んで判別できない。

このあと、嘉納山に登ってきました。周防大島、雪の文珠山・嘉納山
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