中国地蔵尊巡拝

第20番 萬歳山妙義寺ばんぜいざんみょうぎじ 曹洞宗

島根県益田市 平成20年4月27日巡拝

 

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妙義寺、山門 妙義寺、本堂 妙義寺、牡丹の花 妙義寺、魚鼓
島根県は、益田市、浜田市、大田市と、日本海沿いに田の付く名前の市が並んでいます。
どうかすると、名前を間違うし、位置関係を取り違えて、進む方向を錯覚してしまうことがあります。
益田市がその例で、高速浜田道を出てから東へ向かうのだったよな、おっとっと、間違えた、西へ向かうのだ。
長いねぇ、浜田から益田までかなりの距離があるじゃないか。
交通標識で空港の案内がちょくちょく出てくるが、萩・石見空港となっているぞ。
益田にあるのに、名前の頭を萩と押さえられているじゃないか、しかも、萩と石見が同等とは、これでええのかい。
正直なところ、萩の人も宇部の空港が近いからね、そっちを使うするだろうさ。萩の名前を使うのは、東京をたぶらかしているからだろう、呼び込みの材料に利用しているからだろうね。
こんなのを見ていると、石見の西半分は山口県に顔が向いている印象があるが、ほんとはどうなんでしょうね。
益田の市街地は、通りの芯が国道9号線沿いと国道191号線沿いとふたつあって、戸惑ってしまうね。
街の南側、益田川沿い、川を渡って山沿い、この条件で動いてみた。
焦点は益田高校、ここを探すこと、その隣りが妙義寺、どんぴしゃり、益田高校を見つけました。
ほんまだった、益田高校の隣りが妙義寺だった。ほら、寺の案内がある
門前の駐車場に止めて、門内を覗く。ほほぅ、立派な山門ですね。
本堂の背後には、常緑樹の森が繁っているが、海岸に近いからタブノキの森だろうね。
山門の隣りが益田幼稚園、境内に入ってみたら本堂と幼稚園が渡り廊下で繋がっている。こんなに近しい関係なのか。
境内に牡丹の花が咲いている。白い牡丹と赤い牡丹、ぼってりと分厚くて豪華な花だねぇ。
魚鼓が吊り下げてある、ギョクと読むのか、ギョコと読むのか、寺によって呼び方はマチマチなのだそうな、ここではどう呼んでいるのかしらね。
遣隋使・遣唐使のころの中国の音を漢音といい、鎌倉期以降、禅宗と共に入ってきた音を、唐音、宋音という。
漢音で呼ぶのか、唐音か、宋音か、ギョクと呼ぶかギョコと呼ぶかは、存立基盤の真髄だから、寺それぞれで譲れないものらしいよ。
魚鼓の用途は、食事だよぉ、と叩いて修行僧に合図を送るものなのだそうな。
魚鼓があるということは、往時は、小僧さん・修行僧、大勢いたんだろうね。
門外に出て、道の向こうに石橋が見える、あれは何だろう。
地面を掘り込んであって、模擬の川が流れている、そういう見立てなんだね、石橋を架けてある。橋のたもとには萬歳山と石標も建ててある。
昔々は、道の向こうのここまでが全部、寺の境内だったのだろうね。

このあと、比礼振山に登ってきました。全部舗装路、益田の比礼振山
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