中国観音霊場巡拝

第12番 御許山仏通寺

平成16年11月17日巡拝

 

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巨蟒橋(きょもうきょう)を渡って山内へ忠海の黒滝山白滝山に行ったとき、仏通寺の前を通ったことがあるんですよ。
えらく狭い道だな、しかも急な坂道をどこまでも登らなきゃならん、あんまりこの道は通りたくないもんだな、と思ったもんです。
混雑する三原の市内を通るのは敬遠して、西の広島空港のほうから向かって行こう。河内町、本郷町と、JR山陽線沿いにたどって行くね。
仏通寺入り口と交差点名があるからここを曲がればええのだな。
県道は、始めのうちはそこそこの道幅があるよ。
新しく道を付け替えているあたりからずいぶんと道は狭くなってくる、この狭い道を観光バスが行っている、ほらぁ、交わすのに大変じゃないか。
仏通寺へ一方通行と新しく看板が出ている。道が狭いので交通規制しているんだな。
仏殿、仏通寺の中心まっすぐに寺に向かわずに、まず山の上に登って反対側から回るように誘導しているんだね。
峠を登りつめて反対斜面を降りて行く、あれれ、ここは急な坂道があって行きたくないと避けようとした道じゃないか。道の脇に昇雲の滝があって、滝があるということは傾斜も甚だしいということなんですよ。
行列しながらつながって進んで行くんだが、この先混乱しなきゃええけどな、一方通行を逆行してやってくる自動車がある、狭いから交わすのがオオゴトじゃないか。
駐車場があった、ここに止めよう。
門前には拝観料を取るテントが張ってある。ははぁ、紅葉の時期なので臨時の徴収なんだろうな。
前に、この前を通ったときは自由に出入りできるように見えたもんだがな。
仏殿を横から屋根の付いた橋を渡る、巨蟒橋きょもうきょうという名の橋で寺の結界なんだそうな。蟒とはおろちの意味なのだそうな。そう、大蛇が橋になったという伝説があるのだよ。
山門を潜るんだが、門前には、谷沿いの黄葉を求めて大勢のひとがいるわ、いるわ。カメラと三脚を抱えてうろうろしているよ。
正面が仏殿、説法の場としての法堂はっとうも兼ねているのだそうな。床は磚(せん=れんが)で覆われ、なるほど、禅宗の寺だと納得できます。
その後ろに大方丈、これが通常の寺の本堂なんだそうな。
修行の寺なので、禅堂などもあって、棹で仕切った立入り禁止区域があちこちにあるね。
谷川を挟んだ反対側に石段がある、登れば、開山堂、地蔵堂、多宝塔もある。
多宝塔は真言宗だが、と首をかしげたが、やはり宗旨には無い建物なんですね。寄付によるものだそうな、ま、建てちゃったものはそのまま愛でようよ。
仏通寺、大方丈駐車場に戻ろうとしたが、道は混乱を極めているよ。狭い道に両方から車が押し寄せているから身動きがつかない。
一方通行を順行できそうもないね、逆行したほうがまだ抜けられる可能性が高そうだ。
渋滞するときはじっと待つしかないものですよ。渋滞の先の先でなんとか交わして少しずつ解けて行く、これを待つしか方法がないよ。
1時間以上じりじりと進んでやっと山道の渋滞から抜け出せたよ。
今日はウィークデイの水曜日だぜ、平日でこの渋滞だもの、土曜日曜はどうなるんだろうね。
かえって、土日のほうが一方通行の規制が徹底して、渋滞は無いかもしれないね。
思い知ったよ、仏通寺へ行くにはシーズンオフに限るねぇ。参った、参った。

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