中国観音霊場巡拝

第24番 慶向山禅定寺

平成17年4月13日巡拝

 

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禅定寺仁王門ここへ来るついでに、県境近くの沖の郷山に登って来たんですよ。ほんとは、ここの近所の山に登りたかったが、そうもいかなかった。
ここまで来るともう平野部も近いので、低山ばっかりで登る意欲も失せるというもんです。
三刀屋の町は合併して雲南市となったんですね。その中心地に出る手前で国道から逸れて行く。
かなり山の中へ入って行くようだね。新しく道を付け替えたらしく、その新しい橋が禅定寺大橋というんですよ。
へぇぇ、禅定寺とはこの界隈では鳴り響いた存在なんだね。
高い石垣集落が現れて、禅定寺駐車場と書いてある。ここで車を止めるのが普通なんだろうね。
街道と里道との間に、山の尾根へ急角度で登って行く道が見える、さては、この道が禅定寺への道に違いないぞ。
尾根沿いに舗装路は登って行くし、電線電話線も頭上に延びている、地蔵が途切れ途切れに見えるぞ、戦没者の慰霊碑もある。
仁王門が見えてきた、手前に広い駐車場がある、なんだい、ここまで車で来ても差し支えなかったのかい。
仁王門の仁王さんはどんな風なんだい、おやぁ、へたくそ、これは素人の作品だな、石膏に彩色してあるよ、ま、寄進の作品ということで、へたも愛嬌のうちだよね。
石段と山門さらに登って、尾根道はかなり奥まで誘導されるんだな。おぅ、絶壁のような石垣がそびえている、本堂はこの上にあるのか。
石垣の端に斜めに石段が組んである、こんな山の中に寺を建立するのは大変なことだったろうな。
石段の最後に山門、そこをくぐれば、境内の中に本堂があるんだが、根本堂と称しているようだ。扁額には大悲堂と書いてあるのだと思うよ。
かなり山の頂上近くまで来ているんだ、頂上への道があるんじゃないかな。
収蔵庫の横から登れば蔵王権現社、神社様式の祠がある。
山門の奥に根本堂この先、道はないよ。ヤブは薄いので無理に入れば頂上へ近いとは思うが、そういう行為は馴染まないだろう。
静謐を守るべくおとなしくしていたほうがええだろう。
この山の名前、あれやこれやといろいろあるんですよ。
禅定寺山と思っていたよ、地図にはそう書いてあるもの。
仁王門のところに石碑がある、ここは奈倍山(鍋山)出雲風土記にある名前、というのだそうな。
やはり現地には来てみるもんだね、現地なればこその情報がある。ただし、情報が衝突したり、混乱したりで、自分で取捨選択して整理しなきゃならないよね。
ま、何が何でも頂上に登らなきゃならないということじゃないさ、今日は、雰囲気を味わったということで帰るとしようかね。

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