2005年4月13日
しぇるぱ単独
山域:島根県雲南

中国、雲南、沖の郷山

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登山口今、中国観音霊場を巡っているんですがね、雲南市三刀屋の禅定寺が次の順路になっております。
単純にその寺だけ参拝して帰るのではモヒトツだなぁ、どこか、近所の山に登って合わせ技にするのが通常でしょう。
三刀屋のあたりまで行くと、もう平野部の領域に近いので、低山ばかりで登る意欲が湧かないなぁ。県境の脊梁山脈まで候補をひろげるかい。
ここにしよう、沖の郷山、県境から離れて、完全に島根県の山だものね。
頓原町のつもりでいたが、ここは飯南町なんだとさ。平成大合併で赤来町と頓原町が合併して、飯南町となったんだそうです。
慣れるまでは馴染みのない名前に振り回されるなぁ。
林道終点その頓原から国道を離れて、東へ向かう、このまんま走り続けると大万木山に行ってしまう、そこそこのところで北の方向へ曲がるんですよ。
途中の集落に誘導されて面食らったが、山の麓を走るバイパスが正しい道のようだ、行き詰ったら引き返してやり直すさ。
国道54号線は晴雲トンネルを抜けて、新しいコースを走っているが、この道は、旧国道だったらしいよ。
今でこそわびしい道だが、その昔は、ここが正規の出雲街道だったんだねぇ。
山麓を走って、道はどんどん登って行く、峠に出たよ、吹ケ峠という名前の峠だそうな。
峠の先に民家が見える、二軒あるんだが、無住なんだろうか、現役の建物なのだろうか。どうも、生活のにおいが感じられないね。
タムシバの白い花ここでやっと指導標に出会った、沖の郷山と案内してある。峠の坂道を登りながら、どこで案内と出会うかずっと探していたんですよ。
車は道端に置いといてもええだろ、道は広いんだもの。民家の下に広場がある、そっちに置くという方法もあるがね。
林道は谷川の橋を渡る、その先で道はふたつに別れている。
左のほうが大きい道だが、いかにも最近ブルで引っ掻いてこしらえました、という感じがする道だね。右の道を選んでみよう。
最近ではトラックも通らなくなって、だいぶ時代が経過した、という風な道だね。消防署の火の用心の標識がある、これで安心、ハイキング道だという確かな証拠だ。
谷に沿って真っ直ぐな道が長く続く、杉の植林地で終点、車の通る道はここまでなんだね。
稜線に出る小さな橋を渡って山道に入る、すぐに左折して杉の林の中を行くんだよ。
杉は巨大木に成長しているよ、この太さなら、民家で使うのはもったいない、寺社建築の用材にもってこいだね。
あぁ、雪で折れている、雪の重みは根元にくるんじゃないのだね、枝の下あたり、はるか上空で折れてしまっている。
道を塞いだ木の枝は通れる隙間が開けてある、そうか、雪解けからこっち、何人ものひとが通ったしるしなんだろうね。
下生えの木がぺしゃんこだ、リョウブの木なんだが、こんなに押しつぶされた姿は見たことがないよ。雪の圧力はすごいねぇ。
谷底から支尾根に取り付く、谷を隔てて、右の尾根左の尾根は稜線が大きいぞ、中間の小ぶりな尾根に道がついているんだね。
偽のピーク尾根からはコブシの花が咲いているのが見える。おっと、西日本ではコブシは咲かないのだった。えぇと、アブラムシ、なんとかムシ、タムシバだ。
名前が悪いよねぇ、こんな名前だから、花の名前を思い出すのに骨が折れる。
下の谷間ではもう花が咲いていたが、ここまでちょっと登ると、まだつぼみ、咲きかけ、といったところだね。
真っ直ぐ真っ直ぐの尾根の登りで、単調だね。
さぁ、稜線に出たぞ。峠になっていて、頂上まで0.6キロ、沖の郷神社まで160メートル、と標識が出ている。
まず、頂上から行ってみようか。さらに登りの傾斜は続いていくね。
沖の郷山頂上東の斜面には雪が残っている、西の斜面では雪を見ることはないね。午前、午後の日照温度が違うので差が出たのだろうね。
笹の繁みを踏み締めて道が真っ直ぐに見える、あそこが頂上なんだろうな。
あれ、山頂のしるしがなんにもないよ。さては偽のピークだったのか。道はさらに続くのだ、先へ行かねば。
わずかに稜線を下って登りの傾斜、工事現場のポータブルトイレがあるよ、さっきの峠にもあったな、ここまで担ぎ上げるのは大変だったろうな。汚さないように、それだけ気を使っているのだな。
さぁ、頂上だ。ここが沖の郷山なんだが、なんにも見えない。ガスに包まれて展望などありはしないよ。
沖の郷山記念山頂から見える展望図の看板があるが、展望が効かなければ比較のしようもないぞ。記念写真だけ撮ってさっさと下山しようかい。
降りながら、沖の郷山の姿を眺めていると、この山は小判型の形なんだね。、両側から道に挟まれているのが霧に透けて見えているよ。
さっきの峠、反対側の沖の郷神社のほうへ向かおうか。
160メートルと案内にあったように、ほんとに近い。こぶの上に小さな祠とアズマヤが見えてきた。
神社というより祠と言ったほうがええね。それでも、稜線の上で、風に飛ばされることもなく安置されているのは地元の信仰があるからだろうね。
登山道は草刈りしてあるし、道がはっきりしているのでテープ標識などなくても何の心配もいらないよね。毎年、季節のお世話のおかげだね。
沖の郷山神社アズマヤから真正面に、林が切り開いて展望が効くようになっている。麓から、真っ直ぐ沖の郷神社を遥拝するためのものだろうか。
見える範囲が氏子の家々なのかしらね。
さぁ、降りて行こう。
降りる道々、振り返れば沖の郷山はあれ、と今ならよく判る。もとの駐車場所に帰って振り返れば、ここから頂上はあそこ、と見えていたのだよねぇ。
さぁて、このページタイトルはどんな名前にしようかね。
簡単にどんどん登って降りただけなんですよ、印象的なあれこれに出会わなかったなぁ。こんなときに困るんだよね。
苦しいときの決定打、麓が見える切り開きまたまた、決まりきったギャグを重ねることにしようか、「中国、雲南、○○山」、このシリーズもこれで何篇になったんだろうね。
中国、雲南、女亀山(めんがめさん)
中国、雲南、大万木(おおよろぎ)山
中国、雲南、琴引山
中国、雲南、鯛ノ巣山
さぁて、これから、中国観音霊場は禅定寺へ行くとするかね。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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