中国観音霊場巡拝

第28番瑞光山清水寺

平成17年4月26日巡拝

 

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清水寺山門雲樹寺に来る前に、さっき清水寺の前を通ったかたロケーションは判っている。引き返せばええさ。
森の中から三重塔がぐんと突き出して見えるんだもの、誰が見たって見当違いを起こすはずはないさ。
観光バスが何台でも止められるほどの、広い駐車場だ。相当、人気のお寺だと思うよ。
石段を登って、その石段が谷あいになっているから、日陰を好む植物や苔が両方から押し包んでくるね。
清水寺、根本堂と三重塔岩肌全部が苔に覆われているじゃないか、眼を上へたどると、鬼の彫像が苔に包まれている、隠花植物の世界だね。
石段の石は角が磨り減って窪んでいる、そうとう大勢の参詣者がないと、このように磨り減ることはないものね。
山門を潜ると、そこからは境内で、脱世間のはずなんだが、いいえ、俗世間が居座っておまっせ。旅館かな、割烹かな。
予約なしでも構いません、とさ。精進料理、2100円とある、ペンキを塗り替えてあるのは消費税を付けたからだろうね。
清水寺、根本堂見たとこ二軒だが、他にも潰れたところもあったぞ、境内の外で商売するのは構わないが、中で盛大にやるのはどうかと思うよ。
ねぇ、あなた、これが宿坊なら、それでも文句を付けますか。 そうだねぇ、宿坊なら許せて割烹が悪いとは理屈が通らないね。ごめん、意見は引っ込めるよ。
石垣に突き当たって、宝物館へ行くか、大きな建物へと進むか、道は別れるよ。本堂のほうへ進んで行こうよ。
これが根本堂か。実直素朴な建物だね。大斗や肘木に余計な装飾がない、室町時代の建築なんだそうだが、この時代に似げなく、用の美の思想を貫いているね。
清水寺、三重塔裏へまわって、石段を登る。三重塔があるのだよ。山陰ではここにしか無いのだそうな。
山陽側では、あちこちで見たが、この差はどうしてだろうね。経済のふところが違うのかしらね。
三重塔から裏山の頂上へ道が続いている、展望台があるのだそうな。ええさ、ここで見なくても、この後、近所の島根鳥取県境の安田要害山へ登ってくるつもりだよ。
下に降りて、境内の配置をもう一度見てみる、仁王門がどこかにあるんだがな、この正面ではなく、尾根のどこかにあるんだそうな。
してみると、谷からやってくる道と、山からやってくる道と、昔は両方に入り口があったんだろうな。

その後、近所の安田要害山に登ってきました。
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