中国観音霊場巡拝

第29番角磐山大山寺

平成17年5月4日巡拝

 

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大山寺門前町、旅館街次の訪問予定は大山寺なんですが、寺のバックに聳える山として、大山があるのはなにより嬉しいことです。
島根鳥取県境の安田要害山に登ると、山頂から、大山の全貌が麓から頂上まで隠すところなく眺められます。これはたまりません、すぐにでも訪問したい。
朝食を早めにすませて、さぁ、行ってくるぞ。
中国道から米子道を経由して、溝口インターに到着しました。あとは、桝水高原への道を東にまっすぐたどれば大山だよ。
突き当たりのスキー場から左折して等高線沿いに進む、すぐに大山寺の門前町、旅館街に到着します。
大山寺、本堂佐陀川に架かる大山寺大橋から上流を見ると、白い石が累々と重なる川原がある、その後ろに大山の峰々がそびえている。
旅館街の大通りを登って行こう。ホテル旅館からは、朝出発のお客さんの「お世話になりました」の声が聞こえる。五月連休で、この大山を選んだ行楽の客の数も多かったみたいだよ。
杉の参道に変わって、真正面に大山寺の山門、左に大神山神社への道と分かれる。
ここで大山寺をパスしては何にもならない、拝観料がひとり300円、よめさんとふたりで600円納めて入って行きます。
庫裡と先ず出会うんだね、ここで、朱印納経を取り扱っている、わたしたちはそのままパスして進むんだがね。
昔の本殿、今は大神山神社石段の途中に護摩堂がある、お堂のバックには大山がそびえている、絶好のロケーションだね。
石段を登りきると、本堂の境内、いきなり、横からの姿を見せてしまうのだね。ぐるっと迂回して、正面から本堂に直面するようになる。
神仏習合の信仰で、もともとは神道も仏教もまとめて礼拝していたのだが、明治政府の神仏分離令で、分けねばならなくなりました。
仏教本殿を大神山神社に譲り、大山寺として参道の下手に本拠を移さなくてはならない。
多くの子院を抱えて、僧兵も組織していたのだが、今は、その子院は現存しているのか、廃墟なのか、ちょっとそのへんは不詳です。
大山寺、阿弥陀堂かっての大山寺本殿、今は大神山神社なんだが、なるほどね、仏教様式の建築だね。唐破風、てりむくりの曲線は神社様式のものではないね。
これから、山に登る、大山の弥山目指して、登って降りるのだよ。標高差にして、ざっと1000メートルあるから、歩き甲斐もあろうと言うものだよ。
下りは、夏道を下りて、阿弥陀堂まで降りてきた。
藤原期の創建のものが水害で倒壊し、残材を使って、室町期に再建されたのだそうな、大山寺で一番古い建築なんだそうです。

参考 二度目の大山、弥山頂上
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