中国観音霊場巡拝

第31番三徳山三仏寺

平成17年6月16日巡拝

 

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三仏寺本堂ざっと10日前、6月5日にも、ここに来ました。雨が降っていて、こんな状態では登れそうもないよ、受付から奥には入らずに引き返したもんです。
今日は大丈夫だ。雨が降る気遣いはないよ。
駐車場から参道のバイパスがあるんですよ、正面の道を使わなくても横手の道を利用しようね。
受付の前で、正面道も横手の道も合流する、ここで入山料を納める。一人400円です。
ここには子院があるんだよ、三つもある。それぞれ特徴を出さなきゃならないから、宿坊もやっているんだね、精進料理で名を上げているところもあるのだね。
真っ直ぐな石段を見ると、身が引き締まってくる。次の石段はずいぶん磨り減っている。大勢の信者が通ったので石段も磨耗したんだねぇ。
三仏寺地蔵堂ここが本堂前の広場なのかい。右が本坊、左が本堂、本坊とはどうやら庫裡のようだぜ、本堂に向かおう。
いかにも修験の寺の雰囲気だねぇ。
立て札があって、この位置から屋根の上を見通すと、地蔵堂が見えます、ほほぅ、あれがそうなのかい。
本堂の裏で、峰入り受付、登山の受付なんですよ、ここで一人200円。
輪袈裟をもらって首にかける、これからは飲食禁止、喫煙禁止、修験のこころに服するように。
いったんは谷底へ降りるんですよ。そこから登りの道が始まる。
砂嚢さのうを置いて道を修理してあるね、コーヒー袋のようなドンゴロスに砂を詰めてある。
三仏寺観音堂袋を上を歩けば安心ね、木の根がむきだしで、どこを通ろうか、どれを踏もうか、とためらい悩む必要もないように、コース案内になっているのね。
もらったパンフレットでは、ここはかずら坂かくさり坂か見当が付かないが、木の根をつかんで垂直に這い上がらなきゃならない。帰りの道では、さぞかしてこずることだろうね。
修復中の建物が見える、文殊堂なんだそうな。
工事するひとが詰めているが、ここで作業するのは大変だぜ、割り増しの賃金を貰わないと引き合わないよ。
岩を乗り越える、「左転落現場、右を登ってください」ほんとだ、下は切り立っている、ここで落ちたら命は無いよ。安心な側を歩いて行こうぜ。
お堂が見える、地蔵堂なんだな、ととろどころ、板や柱が新しいので、修理が終わったところなんだね。
三仏寺投入堂次が鐘楼堂、帰りにぼぉんと鐘を鳴らしてから帰ろう。
岩の筋脈が続いているよ、これは、下の岩が馬の背、上の岩が牛の首なんだろうな。
岩壁の洞にお堂がはまっている、これが投入堂か、いや、違った、観音堂なんだとさ。道はお堂の裏の暗がりを歩くんだよ。
次の岩の曲がりを曲がると、あぁ、これがそうなのか、投入堂、なるほどなぁ、どうやって組み上げたんだろうねぇ。
作業する余地はどこにも無いぞ、麓で組み上げて、えいやっと投げ入れた、とは、いかにもありそうなお話しだねぇ。
これが国宝に指定されているのは、建物の美を指定しているのだろうか、工法がユニークなせいなのだろうか。両者総合してのことだろうね。
いやぁ、今日は実にええものを見たよなぁ。

参考 国宝、投入堂の三徳山、表から裏から
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