第２７番広沢寺巡拝記

２６番興隆寺は完了、無住のようだし、管理しているのが神主なのか住職なのか、そこはパスして、次に進みましょう。
方向はねぇ、県道２１号線から６１号線、大きな交差点で、新鰐石橋の交差点を曲がるんですよ。
山口大学を目指して、その前を通過して、さる交差点で曲がって平川小学校、平川中学校の前を進んでしまった。
その道は、結果、新興住宅地に入ってどんづまりになってしまうんですよ。
こんな分譲地で寺の名前を聞いても、誰も知ってなんかいるもんかい。たんぼで耕しているひとがいる。
広沢寺はどのあたりにあるんでしょうか。
向こうにのぉ、通信の鉄塔があろうがね、その近くよ。
目標が解ればたどりつくのは簡単だぞ。ぐるっと森を迂回して通信鉄塔に近づいた。中国自動車道が前を通っているのだね。
ははん、この寺か。寺の背後でブルドーザが活躍しているが、墓地を造成しようとしているんじゃないかね。
寺の前にまっすぐに石段が通っている。石段の手前にちいさな地蔵の祠が置いてある。
柱石がある。葷酒山門に入るを許さず、ではないのだよ。諸悪莫作（しょあくまくさ）　衆善奉行（しゅぜんぶぎょう）　こう書いてある。
悪いことをしてはいけない　善いことをしなさい　道元禅師の言葉だそうな。
石段を登れば境内、と言いたいが、境内の余地などなし。敷地いっぱいの本堂がある。
なんだか生活感あふれる雰囲気なんだが、参禅堂と書いてあるから禅宗なんだろう。
本堂の前を通り抜けて林の中を見ると、墓地があった。
なるほどね。それで裏山に墓地を拡張するんですね。

第２８番に進む
第２６番に戻る
中国薬師リストに帰る
山の寺に帰る
トップページに帰る