近畿不動巡拝
第3番 紫光山小松院 法楽寺 (しこうざんこまつじほうらくじ)

99年7月31日巡拝
山門
楠の大樹
大阪市営交通局の一日乗車券、無理やりに使うことにして、地下鉄北田辺から探しまわって訪ねたが、無理なことはするもんじゃないね。
JR阪和線の南田辺から行けば、すんなり門前まで誘導されるんですよ。
地図を片手に路地から路地、夏の太陽にあぶられながら見当をつけて歩きました。
田辺不動尊としてこの界隈では名高いのですね。
門内に大きな楠がそびえています。天然記念物なんですと。下に立って仰いで見ると、いやぁ、立派、枝振りも自由気ままで、捻じ曲がり、広げ渡して、王者のの雰囲気です。
その尊厳に打たれたとみえて、樹の下には鳥居を建て祠を祭って、神格を与えてあります。
うむうむ、そうだろ、こういう老樹は大事にせにゃならん。
たなべ不動 楠の下は暗い
ギャラリー
樹の下のベンチに女性がふたり、長いことメモを片手に時間を過ごしていたが、あれは俳句かなにか苦吟中だったのかしら。玉砂利を踏み散らして楠の周囲を経巡ったが、すっかり邪魔をしてしまったかなぁ。悪いことしたね。
よその寺の小僧を預かっているのか、住職と小僧さんのやりとりが耳に入ってくる。小僧さんはかなりぼんやり、住職は辛抱強く教え込んでいるが、なかなか話がはかどらないね。職業教育も、どこの世界でもなかなか大変だね。前後の状況関係無く切れ切れの言葉を小耳にはさんだだけだから、このへんは責任持てないよ。名誉毀損などで訴えないでちょうだいね。
本堂の横手にリーブスホール明王殿とリーブスギャラリー小坂高石記念館というのが建ってある。
明王殿はともかくとして、小坂高石記念館とはなんだろね、あいにく今日は休館日で中はのぞけないが、ちらりと見える展示物は彫刻だった。
美術の世界には暗いもんでよく解らないが、小坂高石とは、この寺の身内なのかしら、郷土の誉れなのかしら、まさか財テクで資産保全などということはないよね。
詳しいかた、教えてくださいませ。
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