近畿不動巡拝
第4番 心王山殊勝院 京善寺 (しんのうざんしゅしょういんきょうぜんじ)
99年7月31日巡拝
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西門 |
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東門、ほら、すぐに西門が目の前 |
交通局のフリー切符、どう地図を眺めても地下鉄バスのコースはないね。ここはしょうがない、JR阪和線で行くか。
南田辺から美章園まで一駅、駅を降りたら地図を頼りにこっちの方向かい。
先ほどの法楽寺ほど道は複雑ではないが、一発でどんぴしゃりで訪ね当てると気持ちがいいね。山より街のほうが地図読みの感覚が問われるんですよ。
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門前の公園 |
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公園の北は天神社 |
京善寺の前は公園、公園の奥には神社がある。ここの公園では、木陰でお年寄が将棋を指している。その周りを子供がローラースケートで遊んでいる。
絵に描いたような下町の風景だね。
こじんまりとした寺で、西門と東門が筒抜けになっている。正面に門は無いんだね。門と門の間が短いのでとことこと突抜けてしまった。
不動さんはたいがい野ざらし、本堂で拝観を申し込むのは面倒なことだが、境内で自由に対面できるほうがありがたい。
稚拙な姿だが、不動さんはこんなもんですよ。サンダル履いたまま、ちょちょっと拝んでとっとと立ち去るのが普通の姿だね。
公園から神社のほうへ行ってみるか。天神社、門前の灯篭には謝雨恩と書いてある。
なるほど、今解ったぞ。天神社とは、天の神の社なんだ、天満宮の天神さんとは関係ないのだ。だから、雨乞い、日照り、天の神を恐れ敬って祭ったのだ。
葛城山に天神社があるが、今の今まで、こんなところに天神さんがある、とうかつにも納得していたが、雨、日、雲、雷を司るまさに天の神なのだ。
だんじりがどうとかこうとか、と書いてある。祭りには盛大に地車が大暴れするんだろうな。
たぶん、違うね。岸和田のだんじりは勇ましいが、たいていのだんじりはゆるゆると行っているぜ。岸和田のほうが特殊なんだよ。
路地をずぅっと突抜けて行こう。北へ抜ければ、奈良への国道、ここにはバス道があるさ。何、1時間に4本かい。街中でバスを使うとのんびりしてしまうな。
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