近畿不動巡拝
第5番 高津山 報恩院 (たかつざんほうおんいん)

99年7月31日巡拝
高津宮の鳥居
鳥居から振り向けば報恩院
地下鉄、谷町9丁目から坂をどんどん降りて行くんですよ。森を見つけたら高津宮、報恩院は高津宮の神宮寺、神宮寺とは神社の付属のお寺ということだね。
付属のお寺ということならば、と高津宮をあちこちうろうろ、おいおい、どこにも報恩院は無いじゃないか。
ぐるっと回って、鳥居の前、鳥居の真向かいにあるじゃないか。てっきり、裏だと思い込んでいたよ。
正面の北向き不動
裏側の南向き不動
繁華街の小さなお寺、門を潜れば、北向き不動と対面します。裏側に南向きの不動、こっちが古くからの不動さんで、戦災で焼けただれてしまった。新しく不動さんを新調したが、信者が名残を惜しむので、引退できず、焼け焦げたままの姿で背中合わせに2体の不動が立っています。境内というほどのゆとりは無く、狭い庭ですが、リュウノヒゲや羊歯の類が庭を覆っている、わずかな緑でもなごむものがあるね。
大通りをはさんで向かいは生玉神社、当然、優雅にイクタマと読むと思っていたよ、そうじゃなんだって、イクダマと読むんだそうだ。こう発音すると、やたら野太い荒々しいお宮に聞こえてくる。場所柄、粋に優雅にイクタマなんぞじゃなく、握り拳を突き出して、イクダマと名乗るからには、創建当時は、荒れた浜の岸辺だったんじゃないかな。
寺を出ると、道は日本橋へと向かいますね。今日は電器街には寄らないよ。新製品が出ても、これ以上、環境を上げるつもりはないさ。せっかく安定した環境に馴染んだんだ、周辺機器を入れるたび、何かのソフトを入れるたび、そのたんびに馴染むまでには時間のかかること。
文楽劇場の前に来た。いつかは見てみようと思い立つものの、ついぞ、切符を買ったことがないね。今まで見たことが無いということは、もう見ることは無いと思うね。ほかに興味がいろいろあるし、そっちの誘惑のほうがはるかに強いものね。
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