近畿不動巡拝

第6番 佳木山宝樹院 太融寺 (かぼくざんほうじゅいんたいゆうじ)

99年7月31日
本堂と塔
一願不動
東梅田から地下街のウメチカを東にどんどんと向かって行くね。
大阪にいても、このへんに出かけるのはなかなかチャンスがないんですよ。おやまぁ、凄い女の子がいるよ。メイクアップが跳んでるなぁ。聖鬼魔IIか、女子プロレスのまがいか、顔一面に蝙蝠の絵が描いてある。歌舞伎の隈取の扮装もあるのだから、これは古来の伝統で、白い目でみてはいけないかな。毎日が祭りの日ではないのだがね。
大阪の女の子はナンデモアリだね。ここは街中のステージ、ここでは溶け込んでるよ。往復の電車の中、自宅に帰る道々ではどうするんだろ。
これが綺麗で似合ってるからみとれてしまった、あえて踏み切った度胸に負けて、許してしまおう。
地下街を出れば、あともうちょっと。
この界隈に似げなく大きな寺です。西門から入ってみよう、南門から眺めてみよう。南門の柱門ふうの仕立ては密教寺院に特有のものだね。真宗や禅宗では見かけない風景だね。
西門
南門
今日は参詣者も少ないね、そりゃそうだ、この暑さだもの。見ていると、手を合わせて祈る時間がとても長い、わたしはあっという間に終わってしまう、何を祈ってるんだろ、何を願ってるんだろ。ここの不動は一願不動、そんなにたくさん願っても大部分は却下されてしまうんだよ。
でもまぁ、そこは気持ちの問題、託してしまえば気が済むんだろね。
本堂の東に塔がある、ここにお不動さんはおらっしゃるわけです。
戦災で焼けて、焼けた不動は奥の岩屋に安置されているようです。今のお姿は2代目。
写真を撮りたいなぁ。本来、信仰の対象だから、撮ってはいかんのだよね。野辺の石仏ならともかく、これほど荘厳にまつられてあると、自制心が働くもんです。
自制心が破れちゃった、隙を見つけてフラッシュ一発、とっとと逃げ出して顰蹙は置き去りにしました。
境内にはネパールから寄贈のマニ車(経車)が置いてある。援助のお礼として贈られたものと書いてある。四天王寺のマニ車は和式のものだが、これはネパール伝来のものです。
よく、チベット、カイラス山巡礼のドキュメンタリーがテレビであるでしょ、テレビでみたのとそっくり、そりゃ当たり前か。
周辺の地図
第7番に進む
第5番に帰る
不動リストに帰る
トップページに帰る
太融寺HPへ