2000年6月18日
しぇるぱ単独
山域:京都

比叡平から大文字山

 

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池ノ谷地蔵、縁日なのか参拝者が多い今、近畿36不動巡りをしているんですよ。
第25番円満院をすませて、山へ向かおう。
小関越えで道があるようだが、よくわからない、山腹の比叡平から大文字山へ行こう。
ゆうべ地図で演習しといたよ、近江神宮の鳥居の前を曲がって道路標識を比叡山京都めざして行くんですよ。急な道だね、激しい曲がりだね。
峠につくと比叡平の住宅地がある、山の上で飛び地みたいな開発地だね。端から端まで広いじゃないか。どこのデベロッパーなんだろ。
比叡平の一番南、ここから皇子山ゴルフ場、池ノ谷地蔵への道があるんですよ。
池ノ谷地蔵についたけど、今日は参詣者が多く、部外者が駐車するのは肩身が狭いね。林道のちょっと後に道がふくれた個所がある、そこにとめよう。
雨社大神、祠も幟も新しい参詣者がいっぱいで、住職が講話を説いていたので、すぐに出発、帰りに寄ってみたところ、お堂の本尊はほんとに石の地蔵さんだった。
林道はどこまでも水平、ちいさな標識があった、道の分かれは上側を示している。
ゆるゆると登って、杉林の中に祠が見えるぞ。
この祠は雨社大神というのか、来歴看板を読むと大文字の麓の雨乞い雨止みの神なのかい。祠も新しく建て変わっているし、幟も新しいし、今も信仰を集めているんだね。
道は林道を離れて山道、右は大文字山、左は如意ケ岳、まずは大文字に行こうか。
稜線を歩くのだが、その下に林道が平行にあるね、林道があっても山道がちゃんと現役なのは嬉しいね。
ところどころに標識があるが、全般にとぼしい、帰りにはここを歩くのだ、時々は振り返ってあたりの様子を覚えておこうぜ。
大文字山三角点おっと、出た出た、見覚えのある道だ、山科から蹴上から、大文字山へのポピュラーな道へ出てきたぞ。ここから三角点まではほんのちょっとだ。
はい、三角点、ひとが多いな、こんな混雑で昼食はいやだぜ、大文字の火床まで足を伸ばそうか。
しまったな、下りだったよ、急坂をだいぶ降りてきたな、また登り返すのかい、難儀だね。
大文字の火床に到着、大文字に来たならここには来なきゃね、混んでいるけどそれでもいいさ。愛宕から桟敷にかけて雲がかかってはいるが、昨日の雨で洗い流されて京都市街はよく見える。
さて、引き返そうか。
メインストリートから池ノ谷地蔵への分岐には標識が無いんですよ。
道が急角度に曲がるところ、ここで池ノ谷地蔵へは直進、大通りは曲がるわけです。直進したぞ、あとはおおむね道の良いほうを選べば問題はない。大文字火床
雨社大神の分岐に帰ったよ。如意ケ岳へも行こうかね。
如意ケ岳、間違えて覚えていました。
朕の意のままにならぬもの、鴨川の洪水、双六のサイ、叡山の荒法師、これは御白河上皇の言葉ですがね、このフレーズがあったもので、如意ケ岳=比叡山と刷り込まれていました。不如意ケ岳なら納得なのだが。
そうかそうか、比叡山は四明岳で、如意ケ岳はここのことなのか。
松江署1号、鳥取署102号、なんだなんだ、なんの標識だろ。杉の木にプレートがかかっている、他にもなんとか署といっぱい出てくるぜ。
犯人検挙を祝って記念の植樹をしたのかい。その時のプレートなんだろか。
そうじゃないでしょ、営林署の名前でしょ。杉の精鋭樹の種や挿し木の分配区分じゃありませんか。
如意ケ岳、航空電波施設が占拠なるほどね、こんなエリートの天下りならなんの問題もないね。
あれれ、如意ケ岳頂上は目の前だが、フェンスで遮られている、迂回して行くしかないようだね。
はちまきに巻いてコンクリ道に出てきた、山頂には何か施設がある、「立入禁止、大阪国際空港長」何かの電波施設なんだ。
高安山の灯台のような施設は見ているが、ここのは別のスタイルだね。
巨大な円があって、円の縁に茸がいっぱい生えているように見える、この茸から電波を打ち出すのかしら。
フェンスに囲まれて三角点は無理だね。
ここから南の千頭ケ岳では、山頂の送電線鉄塔のフェンスが凹の字になっていて、三角点だけは囲いから免れていたのを見たがな。そんなサービスは稀な例だね。
ここにも標識があって、三井寺を指している、それはまた次の機会ということにしよう、帰ろう。


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