2005年5月4日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:鳥取

二度目の大山、弥山頂上

 

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大神山神社の山門今日も中国観音巡礼の続きで行く山登りなんですよ。大山寺を参拝、その昔は僧兵を擁して、たいした威勢の寺だったそうです。
護摩堂の後ろには大山の山稜がそびえて、ここは山の寺だとしみじみと感じ入ります。
大山寺の境内を抜けて、石畳の参道をたどれば、大神山神社の門がある。どうみても寺の山門の様式だよねぇ、神門の雰囲気はないよねぇ。
もともと、大山寺は神仏習合で、神事も仏事も両方とも取り扱う宗教だったんだよ。
元谷砂防ダム明治政府の神仏分離令で、分けなきゃならなくなった。本来の大山寺の本殿を大神山神社の社殿に譲って、参道の下のほうに大山寺の本堂を構えることになったんだとさ。
いま、大神山神社の社殿を見ても、正面に唐破風が突き出しているし、てりむくりの曲線が示すように、建築様式は完全に仏教様式のものだね。
ま、ええさ、歴史は歴史、社殿の右から登山道に入って行こう。
登山道から梢越しに佐陀川の川原が見える、川原が広い、川原が白い、この奥に元谷の大崩壊地をかかえているから、大きな谷になっているのだね。
元谷からの道、行者コース梯子の階段でちいさな尾根を乗り越える、そう、前に来たときもこのコースを登ったもんだよ。
梢の向こうに大きな砂防ダムが見える、砂が堆積して大きな広場を作っている。
その砂防ダムの上に到着したよ。目指す弥山はあの壁の上にあるんだよ。
ロープに沿って谷を横断する、ここからブナの森に入って行く。お、雪が残っているよ、踏んで渡って行くのだね。
途中、強風になぎ倒されて、ブナの樹が倒壊している箇所へ出た、木の根が空中に突き出して、登山路の階段はぐちゃぐちゃになっている。
夏道と合流前の記憶では、夏道の尾根とすぐに合流したような気がする、この尾根だろうか、違った、この尾根だろうか、また違った。
どうやら、すぐに合流するという記憶は間違いだったみたい、じゅうぶん登ったところで、やっと合流した、そうか、こんなに距離があったのかい。
もう降りて行くひとと交差する、前後には大勢のひとが連なっている、さすがに連休の山だなぁ。
見ていると、若いひとが多いわねぇ。たくさんの若いひとと一緒に汗をかくと気持ちがええわね。
避難小屋だ、六合目避難小屋だよ。
六合目避難小屋小屋の横には、道の上に残雪がある、登りのひとは簡単に登れるが、下りのひとは滑らないように苦労しているね。
麓を見ると、航空写真を見るように、風景が広がっているのね。前に来たときは霧の中だったのでよく見えなかった、今度で風景がはっきりしたぁ。
蛇籠に岩を詰めて道が崩壊しないように押さえてあるのね、ただ、足の幅が合わないぞ、それ、よいしょっと。
このへんの木は何なんだろう。  ナナカマドだよ、前に来た時は秋だった、赤い実が実っていたものね。
あの崩壊地の崖の上まで行かなきゃならんのだよ。すぐ目の前に見えるのになかなか距離が縮まらんもんだね。
麓を見下ろすやっと乗り越えた。ここから先は木道が続くのだな。
前に来たときはものすごい風の日だったわね。吹き飛ばされそうで、木道のロープをしかっり握り締めて道をたどったものよね。
両側の木はダイセンキャラボクなんだが、前と違う雰囲気だがな。道の両側に盛り上がるように繁っていた記憶があるんだが、今は、離れている、キャラボクと道との間に距離があるよ。
見えたぞぉ、山頂の避難小屋と頂上が見えるよ。
頂上には大勢のひとね、割り込むスペースはと、このへんに座らせてちょうだいね。
頂上小屋と頂上山頂の標石があるがね、三角点はもっと先にあるんだよ。地震で崩壊が進んだので、そこにはもう行けないはずだよ。
登るときには日本海を見ながら登ってきたよね、やっと南のほう、岡山県蒜山方面の風景が見られるというもんだよ。
木道がダイセンキャラボクのなかを輪になって続いている、そっちから帰ろうか。
こっち側は、キャラボクを押し分けて進むほど繁っているのね、ハイマツを分けて進むのと似ているわね。
石室があった、へぇ、年代が新しい、大正の時代に作られたものなんだそうな。立山の室堂と似ているが違うものなんだね。
弥山頂上記念下を見ると、裂け目がすごいね。大山の西面に刻まれた大ノ沢の崩壊地なんだね。麓に砂防ダムが幾つも防衛している。
さぁ、もとの下り道、避難小屋から、元谷への分岐まで戻って、真っ直ぐに夏道の尾根を降りることにしようか。
ここでも、暴風でブナの大木が幾つも倒れている、台風のせいなんだろうか、強力な風の道が通過してなぎ倒して行ったんだね。
夏道の最後に、阿弥陀堂、大山寺の最古の建築なんだそうな。谷を隔ててここまで寺域が広がっているのかい、往時は、大山寺は大きな威勢を示していたんだね。
夏道を街道まで突き抜けずに手前で曲がろう。駐車場に案内する標識に従うと、大山寺大橋の手前に出ることになる。
大山寺大橋へ出る橋から大山弥山を振り仰ぐ、ほら、あの山、駐車場から標高差1000メートルを超えるコースを歩いたんだよ。
久しぶりに歩きごたえのある道だったな、いやぁ、満足、満足。

参考 大山て、こんなに風が強いの?(99年10月11日)
    中国観音巡礼 大山寺

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