2002年3月17日
しぇるぱ単独
山域:南播磨

高砂、曽根駅南、無名の山列

 

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天川を渡って向こうの山へJR曽根駅と山陽電車曽根駅、その間の線路の間に低い山の行列が誘いかけてくるんですよ、山の名前は判然としないが、東端の日笠山を代表して、日笠山山系と名前をつけようか。
ここんとこ南播磨の山に凝って、ずっと通い詰めなんですよ。高御位山に目をやっても、南側のこんな低山の連山に惹かれるヤツなんか誰もいないだろうな。
ネットで検索しても情報皆無、それじゃぁ自分で行ってみるしかしょうがないだろう。
どこに車を停めようか、新幹線のガード下、ここなら誰の迷惑にもならないだろう。
峠の切り通し天川東公園があって、ゲートボールのひとびとがいる、公園を突き抜けて、天川の川を渡れば大きな下水ポンプ場がある。
おおむねこの先のどこかで山に入る道があるだろう。山腹に家庭菜園のような畑が点在する、ともかくそこまで行こうか。
道は無いぞ、これはヤブを踏み破った踏み跡だわい、滑る笹原をどうにか越えて、畑を抜けると、なんだなんだ、ちゃんとした道が麓からあるじゃないか。
道は峠の切り通し、日笠山と反対の山へと十字路になっている、右の道を行くとするか。
山の畑から高御位山を標識は、全山縦走コース高砂市、とある、ここは全山という山なのかい、違うだろ、コースの名前を付けかねてあいまいな名前で逃げたんじゃないかい。
さすがは低山、山の中に畑が点在する、ヤブの間にサヤエンドウや大根の畝が見えるのは変なもんだぜ。
道の両側は広く刈り込んで通りやすい、麓の散歩コースに利用されているんだろうね。そろいの杖をついたおとしよりの一団とすれちがった。ザックを背負っているほうが場違いじゃないか。
面白い名前の標識があるよ、つりがね坂、竹林坂、花門坂、あざみ峠、息切坂、細かい坂まで名前があるとは地元に馴染まれている証拠だね。
六本松から向かいの山を階段に使っている横木はリョウブやツツジなどの曲がり木ばっかり、現地調達するとこんな木しかないものね。
ここはどこだろ、カシミールで示す地名はたぶん六本松、ここから谷越しに向こうの山が見える、名前はと、無いようだぞ。
刈り込んであって向こうの山がよく見えるが、貧しい植生で南播磨の山の風景だね。
いったん谷に下りて、全山縦走コースはここで終わっているみたいだね。高砂市の市域がここまでなんだ、この先は姫路市だからそっちはそっちで面倒見てよということなんだな。
ぐんと細くなった道を登りにかかる。おばあさんがシキミを取っているよ。
山名不詳の三角点すみません、この先の山は名前はなんと言うんですか。
一本松とか五本松とかいう名前だったかいな。昔はええ道やったが今は茂みが激しゅうなってな。向こうへ抜けるつもりでっか。道はおますかなぁ、今は誰も通りまへんで。
そうですか、どうもありがとう。さっきの山が六本松、ここでの名前の付け方は数がキーなんだね。昔は全山松林だったんだろうな。
茂みが激しいったって、充分通りやすい道だよ。とんとんとんと稜線に出たよ。
丈の低い木々で貧しい植生そのまんまやな。この山列で始めて三角点に出会った、136.1メートル。
仮称日笠山山列真向かいに日笠山山列が連なっている、木の丈が低いからずっと見渡せる、これだから南播磨の山が好きなんですよ。
新幹線が昼間でもヘッドライトを灯しながらこっちへやってくる、列が短いからこだまだな。
播磨小富士はこの山列のさらに西だな、そう、あれがそう。こっちから見ると富士の形には見えないね。
予定に従って西に突き抜けようか。ヤブがきつくなったな、肩幅しか道幅がなくなった。
止めとこう、向こうの麓へ降りてもセメント道を戻らにゃならん、来た山道を引き返したほうが気が楽かな。
播磨小富士とんとんと戻って、先ほどの日笠山分岐の峠、真っ直ぐ行けば日笠山山系を貫徹したことになる、えへへへ、なんと大袈裟な(^_-)
へっくしょん、はくしょん、汗で冷えて肌寒のせいかしら、それとも花粉症にかかったかな。鼻が詰まった、手鼻でいこう、ビィィ、失敗、指にかかってしまった。
日笠山とは山じゃないんだな、桜の名所のことらしいな。麓の曽根天満宮に付属するものらしい。なぜ?日笠山に菅原道真ゆかりの伝説遺跡があるからさ。
あとは市街地を歩いてもとの場所に帰るだけ、3時間半の短い散歩だったな。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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