2001年12月29日
しぇるぱ単独
山域:生駒

南の堅下から生駒縦走

 

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鐸比古鐸比賣神社の茅の輪今年は生駒山から始めたよなぁ、締め括りも生駒山にしたいよな。そうしよう、近鉄堅下駅から生駒頂上を目指そう。
駅から山際に神社がある、名前が大県神社、正しくは鐸比古鐸比賣(ぬでひこぬでひめ)神社、由緒のある神社らしいね。
正月を迎えるので、社殿に大きな茅の輪(ちのわ)がある、罪穢れを祓うためのものだそうな。普通は茅の青々とした夏の時期にするものだが、この時期に青い茅を集めるにはどうしたんだろ。
高尾山頂上の大岩この大県神社のご神体が高尾山の大きな岩、この岩の上からの見晴らしは絶品だね。梢の葉が落ちたので、二上山、葛城山、金剛山が重なり合って見えている。
この先は篠竹を分ける道、前に囲炉裏の仲間と一緒に行ったことがあるが、なにぃ、こんな道ぃ、と絶句してたな。
あれから2年かな、今では道も切り明けられて明瞭な道になっている、ほら、向こうからひとがくるよ、こんにちわぁ。
マイナーな道からメジャーなコースに昇格したのはめでたい限りだね。
恩智越の峠今日はとことん山道を踏み通すぞ、車道を通るのは簡単だが、それでは面白くないものね。
右に山道がある、ここを入れば池に出る、この池は堤を通ろうとしても草が茂ってとても通れない、堤の反対の山際に踏み跡があるのだよ、釣り師が通ってとうとう道にしてしまった道なんだがね。
池の向こうに変電所、ここから道はどうだったかな、記憶が怪しいので車道に出よう。
車道をすこし行けば火葬場、しまった、昔、火葬場の脇から入ったんだ、池にそってそのまんま道をたどって火葬場に向かうべきだったのだ。
高安山頂上火葬場から山道、尾根を越えて下りた峠が恩智越、霊園に寄ったところに階段がある、ここを登れば再び稜線に出るのだ。
見渡す限り霊園が広がるなぁ、このあたりは在日の墓地なんだ、たくさんのひとが暮れの忙しいのに墓掃除にいそしんでいるよ。おくにの風習なのかしら。
ケーブル終点を過ぎて、開運橋を過ぎたあたりで山道へ、頂上とおぼしきあたりを見透かして適当に登る、このあたりが高安山の頂上だろう。
十三峠だれかが山名標を打っている、レーダードームの真後ろだからここが頂上ということにしよう。
もうすこし行くとね、別の頂上案内があるんですよ。面倒だからそっちはパス。
あっちこっちにここが頂上という主張があってもそれは許す、これを採用と適当に自分で選択すればそれでええやろ。
一元の宮という新興宗教が現れるが、勢いが落ちてきたのかな、と思うよ。
根拠は孔雀、孔雀をたくさん飼っていたんですよ、今は孔雀舎が草で覆われている、維持できなくなったんじゃないかな。
鳴川峠毎回言うけど、生駒の信仰は浮気者、験のあるものには信者が集まるが、パワーが落ちると信者が散って、あっというまに凋落していくんですよ。
しばらくは車道は水平な道、山道は山のかたちそのままに上がったり下がったり、意地でも自然な道を行くぞと決めたものの、ちょっとうらめしいね。
でかい檻のような建造物があるが、これはなんだろ、航空電波施設だとさ、ここがチェックポイントでどの飛行機も必ずここを通らねばならないのだな。京都大文字山東の如意ケ岳にこれと同じものがあったな。
暗峠から生駒山を十三峠についた、水呑地蔵の分岐なんだね。峠のいわれの十三塚、意味が解らない、古墳でもないようだし、古戦場の塚とも違う、江戸時代の信仰のかたちと説明にあるが、他では見たことがないので釈然としないまま通り過ぎるしかないね。
たらたらと続く道、このあたりは奈良側のほうが展望が開けるね、ぐっと下がって鳴川峠。
鳴川峠からの登りがつらい、もうだいぶ歩いてきたからぼちぼち足にきたぞ。やっと登ってぼくらの森、そっちに向かわず暗峠に直接行こう。
生駒山三角点暗峠の十字の辻をそのまま直進、生駒の南斜面をダイレクトに登ろう。
山道は車道に接したり、渡ったり、最後の勢いを振り絞って登り切ったよ。テレビ塔の間を抜けて、こども電車のレールのなかの生駒山三角点、とうとうここまで来ましたよ。
あとは降りるだけ、真っ直ぐに降りると辻子谷、歩きにくい石畳の道を降りると興法寺、あとは惰性で降りるだけ、やっと近鉄石切駅に着きました。
南の端から歩くと生駒も長いね、あぁ、くたびれた。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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