2011年4月29日
しぇるぱ単独
山域:広島県東広島市

東広島、頭崎山の隣り、岩谷山

 

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道の先に岩谷山実はね、昨日もね、ここまで、麓まで、やって来たのですよ。
天気予報では降る天気ではなかった。予報は外れて、かなり激しい雨降りだった。
言い方がありましてね、<降る天気、ではない>、<降る、天気ではない>、まさに後者のほうだった。
ザーッと降ってピタリと止む、、ザーッと降ってピタリと止む、この繰り返しでね、たとえ止んだとしても、山の中では足元が濡れているだろうからと、あきらめて帰ったのですよ。
今日は朝からええ天気だよ。昨日の寒冷前線は東日本へ移動してしまった。
ここは東広島でも高屋地区で、西側から来るのが通常だった。空港大橋が完成して、空港経由のほうが短時間と変わったのですよ。だから、東から来た。
昨日は雨の中、岩谷の集落を上へ下へと車で移動して、どこに駐車すれば最適か、探したのですよ。
結論が出ました、集落の中、坂道の途中に置くのは迷惑だ、入口の街道近辺に置くのが一番ええ。
東広島中核工業団地へのアクセス道路があります。その道路沿いに岩谷観音の標識がある。この標識を見落とさないようにね。
集会所農作業のひとにこのあたりならどこへ置けば迷惑にならないかと聞いたら、集会所の前に置けばええということだった。
ははぁ、これは集会所かい、民家かと思ったよ。置かせてくださいねぇ。
岩谷集落の谷の奥を眺めると、タワが見える、東の峰と西の峰が峠で分けられている。
東の峰が△519、西の峰が△505.4、西が岩谷山なんだがね。無名の東の峰のほうが標高が高いのだよ。
頭崎山の横顔が見えている。
2007年2月11日「古城跡、今は送電線の頭崎かしらざき」、2010年5月1日「東広島の城跡、頭崎山かしらざきやま」、2回登っているので、どんな山なのか見てやってちょうだいねぇ。
集落への道をだいぶ登ったところで、頭崎山を眺めると、山腹が平削されているのが見える、土木工事の痕なんですよ、城を工事した痕跡なんだね。
頭上を送電線が渡って行く。送電線は頭崎山の背後へと延びて行っている。
竹原に火力発電所があるんですよ。この送電線は竹原火力発電所で起こした電気を運んでいます。
送電線頭崎山からその先は、まっすぐ西に向かうと、東広島、志和の地域に虚空蔵山がある、その山麓に新広島変電所がある。ここを目指しているんですよ。
超高圧変電所で、関電、九電との送電線ネットワークで相互融通している、火力発電所、原子力発電所の結節点なんですよ。
頭崎山が見えなくなる谷間へ道は移って行く。
最後の民家を過ぎると、舗装は簡易舗装に変わって行く。経時変化でアスファルトはボロボロに崩れていく、補修しないからボロボロのままになっている。
道の最後の手前に駐車場がある。芝生も生えて、ちゃんと草刈もされていて、手入れの行きとどいた駐車場だよ。
自動車をここまで乗り込ませればええじゃないか。
まぁ、まぁ、待て、待て。
途中で地元車と出合ったら、交わせる場所で待ち合わせしなきゃならないよ。かなりの急坂で、タイヤがキュルキュルと空回りするのも覚悟しなきゃならないよ。
それとね、大事なことがもうひとつ、とことん車を使うと、歩く距離が少なくなってしまうんですよ。歩きに来たのやら、ドライブに来たのやら。
最後の民家境内にあるのは、民家風に見えるが、庫裡なんだね。生活の臭いがしない、寄合に使うだけなんだね。
お堂があって、扁額がある。岩谷山正○寺、○の字は達筆過ぎて読み取れない。
お堂の窓が花頭窓だから、この寺は禅宗だろうと推定できるのだがね。
境内には、石塔がいっぱい立ててある。南無阿弥陀仏あり、密教風あり、ある種アナーキーな無秩序があふれているね。
このまま進んで行くと、石を積み重ねた四角のピラミッドがある。墓だろうか、供物がないから墓ではなかろう。意味不明だなぁ。
道は藤棚の向こうにあって、道の入口は草で覆われているが、入って行けばちゃんと道が続いている。
心配することなく歩けるじゃないか、山腹を渡って行くと、峠になっている。
道は峠を乗り越えてさらに続いているが、ここで稜線に乗る。稜線沿いにポリ紐を結んであって点々と続いている。
反対側の△519峰のほうへも道が続いていて、帰りに、そっちへも登ってみようかね。
倒木があって、なぎ倒しているので、細い木が巻き添えになって、通りにくくなっているのだ。
岩谷観音歩けるところを選んで進めばどうっちゅうことはない。ただし、夏の盛りはどうだろうね。
道は無いかもしれないと覚悟していたが、いえいえ、立派な昔道があります
最初のコブがあって、降りてタワがあって、登って第2のコブ、降りてタワがあって、第3のコブ、たいして降りることなく、そのまま進めば岩谷山の頂上、三角点がある。
もうちょっと詳しく語ると、第2のコブの手前には巨石があって、石の表側にも道がある、石の裏側にも道がある。
次のタワには炭焼き窯の跡がある。道のまんなかに煙突がある、煙の抜け穴がある
第3のコブの手前には巨石がゴロゴロ転がっていて、石の間をすり抜けて進むところがなかなかよろしい。この先、巨石は点々と続いている。
岩谷山の頂上、三角点がある。梢の間は透けているのだが、透けて見えていても、その先の梢が見えるだけだから、平凡な眺めでしかない。
ネットでは、2篇しかレポートがなかったな。
訪問者は結構いるのだよ。道の踏まれ具合はなかなかだもの。ネットで登場回数が少ないからといって、その山が未開の山というわけではないのだよ。
峠さて、帰りましょう。
コブを登ったり下ったりで、最初のコブに戻る。
ここで道を見失ってしまった。直進してはいけないのだ。わかっちゃいるけど直進してしまった。
間違った、と気が付いて、横に曲がる、右折する。昔々の杣道に下りた。
ははぁ、この道は、峠で乗り越えてそのまま進んだ作業道だな。思った通り、峠に合流した。そうそう、登りは尾根をそのまま登ったのだよな。
神経がそっちに傾いていたので、△519峰に登るのはすっかり忘れてしまっていた。
あとで気がついたが、ま、ええか、忘れてしまったのならしょうがないさ。
お堂の前を通って、岩谷の集落に戻ってきた。
すみませぇん、おたずねします、この奥にある寺の名前は何と言うんでしょうか。
なんちゅうたかのぅ、岩谷観音としか呼んどらんよ、しょうほうじ、しょうほうじ、じゃったと思うよ。どうもありがとうございます。
岩谷山三角点もうひとり聞いてみよう。
しょうぼうじ、言いますんよ。毎年4月の第何日曜にみな集まっての、花見をするんよの。その時は、しまっておいた掛け軸を開くんよの。
昔々、三原の仏通寺から弟子が来て寺を開いての、今じゃぁ、無住の寺になっとりますがの。
仏画や石仏の泥棒がいますからね。不審者には注意してくださいね。
賽銭泥棒がおるんじゃそうな。200円、300円?いいや、もっともっと賽銭のあがりはええそうなよ。世話役が毎月賽銭を集めんさるんよ。
ありがとうございます。これで読めなかった扁額の文字が判別できたぞ。
岩谷山正法寺、なるほど、扁額をじっくり読み取ると○は法の字だな
地図サイトのMapionで見ると、正坊寺となっている。耳で聞いたのを漢字に当てはめたのだろうね。扁額までは調査が及んでいないのだろう。
そのまま下りて、昼前に駐車場所まで帰りついてしまった。弁当はここで食べて帰ることにしよう。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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