2010年5月1日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県東広島市

東広島の城跡、頭崎山かしらざきやま

 

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正面に頭崎山どこかええ山はないもんかねぇ、とよめさんの要請で、急遽、思い出しました。ええ山というと、ここならどうだ。
東広島、高屋の区域内に
頭崎山かしらざきやまがある、古い城跡で展望もええよ。
東広島市高屋町造賀の交差点で、県道351号線に入る。
前に頭崎山に登ったとき、この道から入った。細い道で擦れ違いに難儀するからあの道だけは通らないようにしような。
固く戒めていたのに、吸い寄せられるようにどうしても入ってしまうんだねぇ。
大きなトラックと出会って、擦れ違える場所までバックバックで引き返したよ。
狭い道だけなら辛抱できるんですよ。急な坂道が下ったり登ったり、それに急カーブが絡むから怖い、怖い。
山道に出会う道はねぇ、説明しにくい、頭崎山が見えるから、近づくように道を選べばええ。
頭崎山の麓は高屋町貞重、このあたりには適当な駐車場所がないのですよ。
前回止めたところは、道がカーブしたところが膨らんでいて、その膨らみに止めたんですよ。今回もそうしよう。
農事組合法人さだしげの倉庫、お好み焼き仲よし、そこから300メートル西に寄ったあたり、これで理解してね。
歩き始めて、農事法人さだしげの倉庫、お好み焼き仲よしに挟まれた交差点を北へ、頭崎山の方向へ進む。
前は、この交差点を東に向かって歩いたのですよ。今回は別のコースを歩くとしようね。
すぐに道は分岐して、道標看板があるから、それに従って右に向かう。
石の門と鳥居角々ごとに道標があるからそれに従って歩けばええ。
たんぼから離れて、山に入る。
ここでイノシシ避けの扉がある。留め金を外して中に入る。もちろん、留め金はきっちり掛けておくのだよ。
山の中の小道を通って、丁字形に小道に出会う。前回、この道の入口から頭崎山に登ったんですよ。
山腹を渡って尾根道に出る。
尾根道を歩いて間も無く、鳥居の段に到着する。今は鳥居はないが、昔はあったからその名前があるのだろうね。
この先に石の門があって鳥居がある。
太鼓の段石の門の文字は、たぶん、宝龍之隆、天壌無窮、鳥居には頭崎神宮と扁額にある。
神宮とは恐れ入ったな。
伊勢神宮、明治神宮、橿原神宮、えぇと、他には、京都の東山山麓に日向大神宮、みんな名だたるメジャーな神社でしょ。
こんなマイナーな宮が神宮とはねぇ。名乗るのは勝手だが、世間の常識相場に逆らって、ええ度胸をしているよ。
頂上部分に到着して、ここが三の丸、頭崎神宮と反対側に登り道がある。
登ればそこは太鼓の段、頭崎山ではここが一番展望がよろしい。
西には高屋、西条の市街地が見え、東には
たかむらが見えて、たかむら山の山裾に広島空港が見える。かすかに見える。
甲の丸頭崎神宮の前の尾根の階段を登ると、二の丸、その上に
つめの丸がある。
つめの丸とは本丸のことで、登り詰めれば本丸、という意味だろうね。つめの丸と呼ぶのは安芸の毛利家近辺だけのようだよ。
高田郡、賀茂郡、山県郡に限られるのかもしれない。他では見たことがない。
この
つめの丸の広場に三角点がある
出入り口は一箇所しかないのですよ。ふたたび尾根の階段を下りていく。
水平な道があって、そこを進むと、道の下に煙硝の段、そこには明治神宮があるのですよ。
昭和四年勧請とある。許しを得たようだね。勝手に名乗ると、特高や憲兵に連行されて、ただではすまないだろうね。
明治神宮伊勢神宮を勧請した、なんていうのはなんぼでもあるが、よろしいか、お立会い、明治神宮の末社・摂社など、どこか他で見たことがありますか。
住吉神社、熊野神社、春日神社など、由緒の深い神社ならともかくも、平安神宮、橿原神宮などは未だ歴史が浅い。
そこの末社・摂社を作ろうとは、まだ世間の機運が熟していないのではなかろうか。
明治神宮をここに勧請するとは、甚だしい先駆けで、追随者がいたのやら、いなかったのやら。
水平な道をそのまま進む。駐車場があって、車での参拝者はここに車を置いて歩くんだね。
車道を進んで行くと送電線鉄塔に出会う。電源開発の送電線です。竹原火力発電所からの送電なんだね。
極楽寺分岐尾根の上には二列の送電線が並んでいるよ。今の頭崎山とは送電線の足場になっている山なんですよ。
この先で、道は分岐している。車道は真っ直ぐ、左下る極楽寺と看板があって、山道が山腹を降りて行くように続いている。
この山道は落ち葉が積もった道で、カサコソカサコソ、落ち葉を蹴散らしながら降りて行く。
尾根道を降りて行くのだが、神社の祠ふうの建物の裏に出る
胎内潜りのように、一枚岩の下を潜って抜けて行く
正面に回ってみると、奥の院とあって、神社ではない、これは寺なのだ。
さらに下に降りて行くと、無住のお堂がある。これが極楽寺なのだ。
極楽寺扁額を読んでみると、金華山と書いてあるのだろうか、振り返ると、薬師堂と案内があるから、本尊は薬師如来なのだね。
三界万霊宝匡印塔、石塔があります。
やたら背が高いな、大正11年の作成と書いてある。古い時代のものはそんなに大きくない、新しいから規範に縛られないのだね。
たんぼが見えてきて、里に出て来た。
細い道だが県道なんですよ。
前には、県道の峠に自転車をデポして、頭崎山から車道を峠まで歩いて、そこから自転車で下りたことがある。
里に出る石灯籠があって極楽寺・頭崎城跡と案内してあるが、よぅく読んでね、左50メートル、ここから入るのなら、道はこの先にあるのだよ。
出発地の分岐まで戻って、農事組合法人さだしげ、お好み焼き仲よし、あともう少しで駐車場所なんだよ。
どうだい、城跡と山とを兼ね備えたコースで、歩きがいがあったろ。
うん、面白かった。道を曲がるたびに新しいページをめくるようで、驚き、発見のコースだったよね。
参考 古城跡、今は送電線の頭崎山 2007年2月11日

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