2011年4月21日
しぇるぱ単独
山域:広島県庄原市

毛無山シリーズ、吉田毛無山2

 

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新生坊駐車場今日はね、目指すところは鉄屋山てつやさん、広島島根の県境なんですよ。
庄原市高野町、国道432号線を県境目指して北上する。県境の手前で、百姓庵という看板がある。野菜の販売所だね。そこの交差点を左折するんですよ。
谷に沿って、どんどんどんどん詰めて行く。
最後の民家を過ぎて、道の脇には雪が残っている。除雪車で脇に押しやったから固まったまま融けずに残っているんだね。
雪に押しつぶされて木の枝が道に突き出している。トラックが衝突して折れているが、注意しないとね、時折り、ピシッと枝でボディを鞭打たれることもある。
大きく大回りして大回りして、急な坂道を登り切ったら、峠になっている
倒木・枝折れがすごい正しい名前はなんと言うんでしょうね。わたしは、とりあえず、新生坊の峠と呼んでおります。
島根県民の森で、大万木山を挟んで、新生坊の峠と草峠に峠の切り通しが見えています。
パンチで切り取ったように、くっきりと窓が開いている。あそこが峠だよぉ、と存在を明らかにしております。
峠には駐車場がある。雪に半分埋もれてはいるが、ちゃんと駐車できるところがあるのはありがたい。
ここから谷の向こうに見えるのは等検境、山頂下に横一線の道があるのが三角点の等検境、ジグザグの道があるのが最高地点の等検境。
等検境を指すのに、2ヶ所あるから混乱しないようにね。展望は三角点の等検境のほうがよろしい。最高点は標高は高いけど展望はいまいちだね。
大万木山が迫っている。山に近すぎて姿かたちが見えてこないのだよね。
展望台から毛無山毛無山へ登り始める。
毛無山と言う名の山はなんぼでもあるんですよ。要するに、禿げた山は毛無山なんですよ。
昔々は禿げた山だが、植生が回復して、今では毛有山と名前を変えたほうがええ山が多いよね。名実共に毛無山だと言えるのは比婆山の毛無山だけだな。
ここの毛無山は、吉田毛無山と呼んで他と区別しています。島根県側が吉田村だったのです。今は合併して雲南市なんですよ。
展望台があって、新生坊展望台と名前がある。それで、この峠を新生坊の峠と呼んでいるのですよ。
これは凄い。雪折れで、なわのれん、すだれのように木の枝がかぶさってきている。潜ったり避けたりで木の枝を越えて行く。
大万木山ここは北斜面、思い切り残雪が残っている。雪の上に踏み跡はないぞ。最近では、わたしが最初の訪問者のようだね。
毛無山展望台、新生坊の峠と毛無山の間に前山がどんと控えているんですよ。その展望台から毛無山がよく見える。
振り返れば大万木山、ここまで登れば全貌が見える、台形の山が大万木山なんですよ。
ありゃ、これは!クマの足跡じゃないか。踵が丸くて指の部分が離れて雪に足跡で残っている。
新しいものじゃない。一昨日、山では雪が降って、その日の足跡なんだろうが、翌日の雨で形が崩れたのだ。
今日のものじゃない、昨日のものでもない。一昨日のものというと、古いというべきか、新しいというべきか、悩むところだねぇ。
笛だよ、笛、ピリピリピリー、ピリピリピリー、5分おきに笛を吹いて、ここにいるよと存在を知らせなきゃね。
残雪チリンチリンの鈴やベルも装備してはいるが、音が小さくてもひとつ心もとない。レフェリーの笛なら谷の向こうまで響き渡って、クマの耳にも届くだろう。
展望台の山を下りたタワのあたりも残雪が濃い。枝が折れて障害物だらけなので、道を離れてでも、歩き易いところを拾いながら歩くしかない。
木の階段を登って、とりあえずの頂上からは毛無山がよく見える。麓の和南原の集落がよく見える。
和南原の集落の背後に見えるのが、毛無山・大毛無山・猿政山の山並み、麓に毛無山牧場があって、高野でどこからでも見える山なんだね。
いったん下り切って、ここから登り直し。傾斜を緩和するためにジグザグに道を曲げることなく、一気に登って行く階段だ。
下のほうは若木だったが、頂上近くになるとブナの大木がたくさん立っている。
毛無山頂上は山の神さんの領分なんですよ。神さんの領域を侵してはいけないと、肩から上は伐採しないもんだよね。
ゆったりと頂上まで登って行く。ここが吉田毛無山の頂上なんですよ。
タコブナがあるが、大万木山のタコブナのほうが巨大だな。それでもタコブナはタコブナ、ちょっとした見ものだよ。
稜線の続きに鉄屋山てつやさんが見えている。鯛の巣山へのロングコースの中間にある山なんだよ。鯛の巣山
鉄屋山てつやさんの肩越しに見えている。
鉄屋山てつやさんへ行く気で来たのだが、クマの足跡がプレッシャーになっている。それともうひとつ、倒木、枝の折れがもの凄い。この先、どうなることやら。
折れた枝からは若芽が準備している。最近折れたのだよ。
毛無山頂上一昨日の雪で被害にあったのかもしれない。湿った雪で、重さに耐えきれずに折れたのかもしれない。
今度来るなら、鉈を必ず持ってくることにしよう。枝を払って歩かないと、邪魔でうっとうしくてどうにもならない。
時間も充分余裕があるのだが、クマが怖くて腰が引けてしまっている。今日はやめだ、引き返そう
5月の連休があけた頃、残雪が融けた頃、鉈持参で
鉄屋山てつやさんにチャレンジすることにしよう。
そういえば、鋸を持ったパーティに出会ったことがあったな。季節も今頃だった。倒木・枝折れに悩んでいるのはわたしだけじゃないのだ。
駐車場まで戻ってきたぞ。昼食はここで食べよう。途中で前進を諦めて引き返したので、えらく短時間の山歩きになってしまったぞ。
毛無山を集中的に登っていたが、登れる毛無山はあらかた登りました。もうコレクションにカウントするのは止めにします。
参考 毛無山コレクション
2003年 9月 2日 福田頭は地元名、毛無山は官の名前
2004年 5月18日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山
2005年 7月18日 今は毛がある、毛無山、大毛無山
2005年 8月 4日 毛無山シリーズ、吉田毛無山
2005年10月21日 毛無山シリーズ、毛無山(けなしがせん)
2005年11月 3日 比婆山群、毛無・伊良谷・牛曳2
2006年 5月25日 毛無山シリーズ、一旦休憩、大暮毛無山
2007年 3月29日 雨上がりの比婆山群毛無山
2008年 7月 5日 鳥取市の毛無山、全部舗装路
2008年 7月19日 比婆山群、牛曳・伊良谷・毛無山4
2008年 8月31日 毛無山シリーズ、毛無山けなしがせん
2008年11月 6日 今は毛がある、毛無山、大毛無山2
2010年 9月29日 別名毛無山の福田頭ふくだがしら
2011年 5月25日 吉田毛無山から、鉄屋山、鯛ノ巣山

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます


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