2011年5月21日
しぇるぱあに、しぇるぱ
山域:広島県庄原市

釜峰山、昔は戦の守り神3

 

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釜峰神社、第一の鳥居よめさんが急に山に行きたいということで、釜峰山に行きたいということで、急遽、釜峰山に出かけることになりました。
庄原市の口和町、市街地から谷の奥に行くにはどうだったかなぁ。
谷沿いに奥へ奥へと入って行くのだった。そうそう、これこれ、鳥居があって、鳥居の横から入って行く道だった。
だぁれも来やしないわい、対向車など来るわけがない、それを頼りに狭い林道を登って行く。
終点、釜峰神社の下の社に到着したよ。
前に来た時にはなかったイラストマップが設置してある。来訪者が増えたからなのかな。
釜峰神社、山門案内マップの表現に従うと、これは社ではなく、山門なんだそうな。
言われてみれば、社の格子の中を覗くと天狗の面が安置してある。山門の仁王像、神門の随神と同じ役割だものね。
ということで、これは社ではなく門なのだと裁断が下りました。
この先へは、左側の道を進んだ方が自然なような気がする。
擬木の階段があって、これが登り易いのだよ。
平地があって、光明寺跡とある。城があった当時にはここに寺があり、その後、麓に下りて行ったものらしい。
別の道が見えるアベマキの巨木があって、そっちのほうが目を引くね。コルクの地肌だからアベマキの見分けはだれにでも出来るよ。
道の分岐があって、帰りには別の道を帰ろうね。
谷の源頭に絶壁があって、その上に釜峰神社が鎮座しているのだ。石段を登って行けば、籠り堂と本殿が別々の建物で分かれている。
祭神は天狗で、日清日露戦争から第二次世界大戦まで、武運長久の神として崇められ、大勢の参拝者が詰めかけたもんです。
戦後は、軍神のお宮など見捨てられた存在で、交通安全などを祈願する神社として再生しているのだよ。
ここから城跡への道が続いている。
釜峰神社杉林の中を行く道なのだよ。右へ左へジグザグに道を切り替えながら登って行く道なのだよ。
ここの大曲がりが
虎口こぐちに相当するね。城の出入り口のことなのだよ。
虎口ここうを脱する、これは慣用句で、城の出入り口とは限らない、危険地帯全般から逃れることで、この場合は虎口ここうと読むのだよ。
二の丸三の丸の遺構は広くて、石段の上に本丸のスペースだろうが、現在はアズマヤが設置されている。
アズマヤから眺めると、最初に見えるのが掻き揚げ土居、これをスタートに、掻き揚げ土居、掘り切り溝、これが7段連続している。
これが七条の掘り切りとして名高く、ほんま、歩くにも歩きにくい。攻めるには邪魔な存在だろうと思うよ。
アズマヤただねぇ、疑問なのは掘り切りが先に行くほど高くなること、攻撃側が高い位置を取ると防御側は不利になるのではなかろうか。
城を取った取られたの郷土史資料がないので、実際の攻防戦はなかったのではなかろうか。
それでも、攻めにくい城と評判が高ければ、それはそれで目的を達したと言ってもええのはなかろうか。
土居ごとに番号標識を置いてある、7の標識があって、うむ、これで七つの土居と七つの溝を越えたしるしなのだ。
ここからは尾根を登る道で、植林が間伐されていて明るく登れる道でうれしい限りだね。
尾根から稜線に出る。しばらくはそのまま歩くが、ここからぐいっと登り坂に変わる。
雨が降ってきた。朝方弱い雨だったのだよ。その流れで雨模様なのかな。大したことはないからこのまま進もう。
七条の掘り切り登り坂が緩んで、再び登り坂に変わる。前に歩いたことがあるが、印象は残っていない。始めて歩く道のような感覚で進んでいける。
はい、ここが釜峰山の頂上なのだよ。霧に包まれて展望はない。
前回、前々回と比べると、登山路は格段に良くなっている。踏み跡が濃くなっている。登山者が増えているのだ。
さて、帰りましょうか。
登りと比べて下りのほうが踏ん張りのちからが必要だなぁ。
重力に任せて、だだだだと下りて行くわけにはいかない。一歩一歩踏み込んで踏み締めるから、膝の耐久力、荷重の持久力が鍛えられるのだよ。
七条の掘り切りを下って登って、その先にはアズマヤが待っている。ここで弁当にしよう。
釜峰山頂上さて、道を続けようか。
そんなに時間を取ることなく釜峰神社に到着する。そのまま進んで、朝来た道とは別の道を下って行こうか
道は幅広の林道に変わった。一帯は国有林なのだ。道は国有林の管理道路なのだ。
そのまま進めば駐車した場所まで戻ってくる。山門というが、天狗の面を納める社の前の広場のことなのだよ。
あとは谷沿いの林道を戻ればよろしい。
参考
2004年3月19日 釜峰山、昔は戦の守り神
2005年5月23日 釜峰山、昔は戦の守り神2

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります



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