1999年7月20日
しぇるぱとよめさん
山域:葛城金剛
金剛山、基本にのっとり正面道
楠木神社の階段 |
これは登山道か、階段か |
セトの分岐、左へ降りていきます |
まくら
先日
あんた、医者に行ったら腰の関節に軟骨が出来てるって、山などとんでもないと言われたよ。
骨粗鬆症対策でやってるのに反作用が出てしまったよ。
昨日
医者、変えて見てもらったらね、軟骨はまだなんとも言える段階ではないんだと。
山をやる先生でね、どんな山やりますか、と聞かれてね、これこれこう、あぁ、山小屋を使う稜線歩きですね、それなら心配はないです、だって。
骨密度もね、前より数値が良くなったよ、やっぱり、山はやらにゃあかんね。山行こ。
ほんぺん
じゃ、今日は金剛山に行こか、奈良側から登ったことはあるが、大阪側からはまだだったな。基本にのっとり正面道から行くかい。
国見の城跡 |
ここが正面道の始まり、この階段の上に楠木神社がある、長いなこの階段、こんな長い階段だったかな。
神社の広場にでた、ほら、真正面に金剛山。
大きな道に出たよ、そう、たいていの人は楠木神社を通らないの、よく踏まれた道ねぇ。
階段が、木の階段がずうっと続くよ、途切れ目がないじゃないか、前は普通の道がもっとあったもんだよ。
暑いねぇ、何度も休まないととても持たない、あれ、今降りたひと、さっき追い越して行った人だよ。
登山というより、ランニングだろ、登山認定のスタンプを貰う金剛練成会の人だと思うよ。この階段も練成会が補修したんじゃないかな。
柵がいやね、階段はしょうがないよ、両側に柵があるとレールに乗ってるようで、よそからの強制を甘受してるようでいやね。
ついたよぅ、転法輪寺の境内、これ以上奥に行くのは止めようや。国見の城跡で食事にしよう。
帰りは、あの階段の道をもう一回踏むのは真っ平だね、正面道は堪能したやろ。セトを通って黒栂谷を帰ろうぜ。
金剛山大看板の後ろ、ここからセトへの道は続くんだよ、やれやれ、やっと普通の山道だよ。
そうね、山の道はこんなもんだよね、あんなに階段が整備された道のほうが変よね。
あ、雨、にわか雨だ、雷まで鳴ってきた、遠い雷だから気にならないが稜線で雷はかなわんね。
どんどん降りてきて、植林の間に左の谷に下りる道が見える、ここがセトなんだよ。道標はないが、はっきりした始めての分岐だから見逃さないようにね。
植林をどんどん降りてきて谷川ねぇ、魔法瓶のふたを貸して、水を飲むんだ、あれ、器の底にキラキラしたものがあるよ。
雲母だ、雨水で谷が掻きまわされたんだ、大丈夫、呑むには差し支えないさ。
あれま、林道に出た。この林道は始めてだ、金剛山には行く度に林道が増えていて途惑うね。
地道だから足腰に負担は無いね、麓に出た、これがしいたけセンターか。
さぁ、帰ろう、おぉ、大雨だ、降りてからの雨で助かった、間一髪で免れたね。
近隣レポートにこんなのがあります。
金剛山 郵便道 再び金剛山郵便道
カシミール展望図をつけました。 |
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