2005年6月23日
しぇるぱ単独
山域:岡山県

熊は出ないだろう、岡山の熊山

 

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駐車場から熊山方向を久しぶりに囲炉裏の月例会に出席しました。広島に転居してから始めて出席だから、まるまる2年のブランクだなぁ。
帰りは、岡山の山に行く予定にしている。山陽道沿いの南の山に行くとするかな。
熊山に行こう。熊山の存在を知ったのは、ゲキさんのレポート、98年の4月のことだから、もう7年も経過している。いつかは行こうとじっと暖めていたんですよ。
宴会が終わって、阪神高速を湾岸経由、しまったな、通常の神戸真ん中3号線のコースを行けばよかった、それでも、まごまごしながらでも姫路から山陽道へめでたく乗れました。
2時前に眠りについて6時には起きだす、うわぁあぁ、眠いなぁ。夜中には雨が降っていた気配だったなぁ。
和気インターを降りて、おや、見たことのある景色、ここはお馴染みの山だよ、和気富士から和気アルプス駅から直ぐの山、和気アルプス、を見てちょうだい。
石だたみの道吉井川が岡山の西大寺目指して流れているが、熊山も含めて、川沿いの風景はよく似ているよね。
和気富士から和気アルプスへの稜線をながめながら進むと、の字の火床が見える。大文字焼き、わの字焼き、どんなわが焼けるのか見てみたいもんだね。
ここで橋を渡る、和気橋と名前は大きいが、ここから国道から離れて県道を進むのだよ。
進んで行くうち、始めて信号がある、ここで左折、橋を渡ると目指す駐車場はもうすぐなんですよ。堤防の余りスペースを駐車場に転用したものだろうね。
JR熊山駅はたんぼの向こうなんだが、パークアンドライド、ここに駐車して岡山市内へ通勤する目的の駐車場なんですってさ。
今は、こんなに早い時間だもの、まだ数台の車しか駐車してはいないさ。
赤松峠地面の桝目がはっきりしない、どう並べればええんだろ、ま、お隣と並んで止めておけば問題ないだろう。
熊山遺跡ハイキングコースと大きな看板がある、さぁ、出発しようぜ。
鉄道のガードを潜って、先へ先へ、随所に案内看板があるじゃないか。地図を用意したが、それを見るまでもないほどたくさんあるね。
看板に誘導されて墓地の中、山に入るのに墓地から入るのはよくあるケースだよね。新しい卒塔婆があるとドキドキするが、古い墓ばかりならどうってことはないさ。
墓地の舗装が途切れて地道になった。草が濡れている。昨夜は雨だったんだ、びしょびしょになるのを覚悟しなくちゃね。
へぇ、石だたみ、石を並べて草が生えないようにしてある。
草むらのベンチ半端な城跡には石だたみなどありはしないが、ここでは、これほど手をかけている、それほどの値打ちがこの先にあるんだろうね。
石だたみは石段に変わる、谷も奥まって傾斜も増してきたからだよ。
谷道から尾根へ突き抜けてきた、ここが赤松峠と言うのだそうな。ここからは、もすこし幅広の山道に変わるね。
尾根を歩くかと思ったが、山腹を巻きながら登って行く、また、尾根に突き抜けた、看板があるよ。
電源開発、本四連系線。製造元なんだよね、どっちへ売るんだろう、中国電力かな四国電力かな。送電線を自前で建設しているのは感心、感心。
電力の小売自由化ちゅうのがあるよね。たとえば、愛知県警本部庁舎へ東レ東海工場で起こした電気を丸紅が仲介して売る、送電線は中部電力のものを使い、使用料を払う。
5合目の展望台これでええのかなぁ、電力会社も通信会社も、投下した資本を新規参入企業が使うのを許すのなら、もう、新規投資するのが馬鹿馬鹿しくなるんじゃないのかなぁ。
ま、ええさ。鉄塔を建設した当時の道路を使っているのでさらに幅広の道に変わっている。
この先に草むらの広場が見える、ベンチがあって、休憩しませんかぁと誘惑してくるよ。
この先は舗装道路なのか、数歩だけ舗装を踏んで、また山道に入って行くのだね。
登山道が荒れております。気をつけてお登りください。熊山町
こんな看板があるが、ちっとも道が荒れているとは思わないがなぁ。この上なく上等の道ですよ、もっともっと酷い道を知っているもの。
あれが熊山頂上か道が分岐しているが、「この分かれ道はこの先で合流します」 なんとも親切な注意書きだね。
案内の看板を見ているうち、気がついたんだが、同じひとの字だよ。誰かが熊山の面倒を見るのに情熱を燃やしているんだと思うよ。
和気アルプスでも、イノシシマークの案内看板がいくつもある、ここでも山の面倒を見るのに情熱を傾けているひとがいるんですよ。
五合目と案内看板に書いてある。ここにアズマヤ展望台があるから休憩しようか。
雨上がりの水蒸気で、下の風景はほとんど見えないね。送電線鉄塔が見える、麓の川やたんぼは霞んでおぼろにしか見えないね。
さて、出発。これからの道は、熊山へのコースと、送電線巡視路と、山の峰がふたつに分かれていくのだね。
舗装路を越えれば泉なぜか道は下がり加減になっているよ、荒地の空間に出て、ははぁ、熊山はいったん下がって、その向こうに見えているあの山なんだろうね。
木々の間を透かせて池が見える、こんなに山頂近くに溜池があるんだねぇ。
道を登って舗装路に出た、そのまま渡って泉の小屋がある。二つ井戸と言うのだそうだが、昔からある名前なのか、最近付けた名前なのか、判然としない。この水を飲むのかい、ごみが浮いているよ、溜まり水のようで、もひとつ食欲がわかないね。
横に迂回して、道をどう歩こう。まずは頂上のほうへ向かうのが自然だよね。
コンクリートの鳥居があって、ここが熊山神社なんだそうな。
山頂は?山頂は?どうやらここが山頂だよ。神社の周囲は土塀で取り囲まれている。土塀の向こうは下り斜面だもの。
熊山神社の狛犬狛犬は陶器で出来ているね、そう言えばここは備前焼の産地が近かった。
神社から下に長いセメントの参道が延びている、したの石柱まで降りていこう。セメント道が尽きれば地道に変わる。
熊山遺跡は下に降りて行く道の先にあるんだそうな。
大きな二本の杉がある、巨大な杉が伐採を免れて残っているということは、このあたり一帯が聖地だという共通認識があったんだね。
広場があって、ぐるっと曲がれば、ほんとだ、三段に築いたピラミッドだ。
鉄の網に石を詰め込んで蛇籠にする、それを重ねて砂防ダムの擁壁にする、今のカタチとよく似ているので新鮮な驚きが出てこないのがザンネンだね。
熊山遺跡この遺跡は、蛇籠のカタチではなく、石を並べてそれぞれ一層の段に組上げているようだ。
説明の看板を読んでも、この石組み遺跡の意味用途は理解しにくいね。何が目的なんだろう。
周囲に建物礎石が残っている、これは寺の遺構で、もうすでに廃寺になったものだそうな。
朝早く登り始めたのに、ひとに3人ほど出合った。彼らも早い、朝飯前に登って降りるのかしらん。
ガイドブックには、北の熊山駅、南の赤穂線伊部駅が出ていたが、西の万富駅からの道からやってくるひとを見た。
熊山駅万富駅を起点終点にして三角形のコースも考えられるな。ま、それはまた、いつかのこと。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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