2005年1月29日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県大野町

傾斜はカライぞ、経小屋山

 

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宮浜温泉、源泉地最近はね、高速道路の山陽道を使って山口県へ向かうことが多いんですよ。
宮島の対岸、大野町のあたりで岩だらけの奇怪な姿の山が往復のたびに見える、こいつは登らないわけにはいかないね。さぁ、出かけようぜ。
大野インターを降りて、新幹線沿いに広島方面へ引き返す、国道2号線に出て、大野町役場の前を過ぎ、JR大野浦駅を過ぎ去って、ここで国道2号線と離れるんだね。
住宅地の最後、登山口宮浜温泉のほうに向かって行くんだよ。
温泉街に入ると、最初のホテルが、Hotel Alligator 当然ホテル・アリゲイターと読むよねぇ、ははぁ、さてはワニをウリモノにしているんだろうな。
違うんだって、ホテル・アリガトール。ずっこけたよ、いかにも取り澄ました上品そうなホテルなのに、ホテル有難うとは冗談がきついんだから。
このコンセプト、受けるのかすべるのか、先々が楽しみだね。受ければ、お客の感覚もなかなかのもんだと喝采だし、すべれば、これはただの笑いものだよね。
谷底の大岩温泉街を進んで、旅館石亭の角を曲がって、山際への道を進もうかね。突き当りが高速山陽道の高架になっている。
駐車するにはこのあたりかな、この高速道路沿いなら迷惑になるのも少ないだろう。
目の前に、宮浜温泉の源泉がある、古い源泉が涸れそうになったので、ここで掘りなおしたんだとさ。
とゆで一部を外に流してあるが、手を差し出してみると、ほのぬくい、この程度じゃ、もう一回沸かして湯にしなきゃならないね。
サンプルを公開したのは考え物だったね、内緒にしておけば、温泉のありがたみも増したのにね。
向かいの山腹は岩ばかり高速道のガードをくぐって先へ進む。山腹一面に白い岩が点在する異様な光景が見えてくるよ。
この経小屋山は山火事にあったんだってさ、だいぶ植生が回復はしたんだが、まだまだ岩を覆うほどには成長していないんだとさ。
住宅地もここまでで、ここからは山道になる、ほら、経小屋山登山口の案内看板が見えるだろ。
入ってすぐに、鉄塔のそばを通るのね、大容量の高圧送電じゃないのね、これではたいした容量の電気は送れないわね。
マイナーな道なのねぇ、羊歯が足にからみつく、細い道で、あんまり世間に知られていない道のようね。
道はぐっと傾斜を増してきたわね。頭の上に尾根の大きな岩がせりだして見える、あそこまで一気に登らなきゃならないのね。
対岸は宮島谷に大きな岩が見える、麓の市街地からもランドマークで特徴的に見えていた岩だ。何100トン、何1000トンもあるんだろうね。
さっきまで谷の岩を見上げていたのが、横に並ぶようになり、今じゃ、見下ろすほどに登ってきたのね。かなりカライ傾斜よね。
岩の下には砂防ダムもある。防御しなければ温泉街は土石流で壊滅状態になるかもしれないわね。
谷向こうの山腹は白い羊が放牧されているように見えるね。ひとつひとつの羊は巨大だけどね。
標高270メートル地点と看板が出ている、ここからは大野町の埋立地と対岸の宮島が真正面なんだが、厳島神社の浦は見えないね。大竹岩国のコンビナートのほうが近く見える。
妹背の滝の分岐プロパンだかブタンだか、甘い化学臭がするように思えるんだよ。大阪港区に住んでいたことがあるが、風向きによっては、の馴染みの臭いだよ。
大きな岩があって、そこが標高300メートル地点、けっこう歩いてるのに高度差30メートルしかないのね。いやぁ、汗かくわね。
狭い尾根を突き上げながら登って行くのね。頭上を圧迫する迫り出しまで登り詰めたぞ。しばらくとんとんと平らな道だ。
谷はまっすぐ突き上げている、今いる尾根の谷向こうが経小屋山の峰なんだな。手前の大岩が見え、頂上部分がはっきりしてきたぞ。
頂上は公園昔からの仕事道なのか、登山者が開拓した道なのか知らないが、尾根の岩場を避けて、岩尾根の軒下を通るように道は続いている。
頂上手前の丸い峰を、峰の付け根部分を迂回しながら鉢巻きに回っているんだろうな。今度はジグザグにせっせと登りを稼ぐようになってきたぞ。
去年にね、傾斜度は県下一番二番、十方山というのを出したんだが、傾斜度県下一番二番の称号はこの経小屋山に譲ったほうがええかもしれないね。
ここは、これから登る道、登ってきた道が一目で見渡せるんだよ、木立に邪魔されることなく展望が豊かなのが一番ええね。
中国脊梁山脈の山はあんがいにのびやかだ、海岸沿いの山のほうが、標高は低くても傾斜がきつく感じるね。
経小屋山三角点最後は、トラロープが誘導する斜面を登る、登れば横に展望岩があるが、もうええ、横に逸れなくとも充分な展望を楽しんでいるよ。
この先は道幅が広くなるのね、なんか世界が変わったみたいよ。分岐の標識、妹背の滝からの道と合流するのね。
あれぇ、自動車の舗装路になった、車に追い抜かれるよ、この先は公園風な仕立てなのね。ここが山頂、三角点か。
なんだかなぁ、これは阿藤快のせりふだったね。でも、こんなに整った植え込みベンチの公園に来たかったんじゃないわい。
舗装道路と合流する手前に、尾根の褶曲があって岬のように突き出している、そこにアズマヤがあるからそっちへ行こうよ。
頂上手前の岬状尾根ここはええな、登ってきた尾根がずっと見渡せるし、宮島も見える、厳島神社の赤い鳥居も見えるものね。
そうよね、あれが頂上近くの展望岩で、その下にずっと谷向こうに尾根道が走っているのが判るわね。
谷間の大きな岩があんな下に見えるのね。登ってすぐに、大きい大きいと興奮したものなのにね。
先日、登った極楽寺山が遠くに頂上が黒く見えるだろ。中間にある船倉山にも登りたいものだね。
この経小屋山はええ山よね。今度は妹背の滝のほうからも登りたいものね。さぁ、山を下りましょうか。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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