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ただいま、中国薬師を巡拝しております。
順番から言うと、次は宮島の大願寺です。行ってきました。そこでのお話しは、こちらにあります。
宮島桟橋から土産物街を抜けて、厳島神社の裏側を通って、御手洗川の堤防沿いに進むと、大願寺、さぁ、ここから来た道を引き返そうよ。
来た道じゃつまらないから別の道を行く、いやはや、この道は小型ダンプがひっきりなしに通るぞ。
大聖院の谷、白糸川が台風の増水で土石流もろとも決壊して、その土砂の取り除きに小型ダンプが大活躍なんですよ。
路地が狭いから、2トンダンプを使うしかない。道の角々に見張りのガードマンを配置しなきゃならない。重機も小型しか使えないだろうから、やたら手間のかかる工事になっているんだよねぇ。
紅葉谷の入口にいるんだが、この先、計画があるんですよ。もみじ橋を渡って四の宮神社、ここここ、ここが計画のタネなんですよ。 四の宮神社の裏から弥山尾根を突き上げて、頂上まで登る登山路があるんだそうな。ええと、どこだろ。あっちかな、こっちかな。
わからない。見つけられなきゃしょうがない、このまま紅葉谷を登るしかないね。
紅葉谷は何度も氾濫して土石流を埋めるのを繰り返したのだそうです。
もともと、紅葉谷は直進して厳島神社の回廊の下に達するのが本来のコースです。
これを平清盛が、厳島神社の裏手に土手を築いて迂回させて、湾内の端のほうに放水路を開削させたんだそうです。
もちろん、鉄砲水は土手を直撃して厳島神社を土砂で埋め尽くした、この繰り返しが何度もあるのだそうです。
最近の被害は、第二次大戦の戦後、厳島神社を土石流が埋め尽くしたそうです、これはうろ覚えの話し、昔々読んだ記憶を呼び起こしています。
だから、ほら、砂防ダムが幾つもあって、これが四号堰堤、その隣りに四丁と丁石が並んでいる。たまたま偶然でも、仲良しなこと。 この先、堰堤は十五号堰堤まで確認したし、丁石は二四丁で弥山の頂上でおしまい、こういうことになっております。
十二号堰堤まではゆるゆるとした登りなんですよ、ここを越えると、階段が増えてくる、ジグザグに切り返しながら登っていく。
十三号、十四号堰堤のころはそりゃもう大変、ずぅっと階段、十五号堰堤では、案内標識はあるが堰堤そのものは繁みの物陰で、確認する気にもならないね。
突然、ポンと稜線に出る。やれやれ、谷を抜けたぞ。
ロープウェイの方向には、運休のおしらせが通せんぼしている。機材の点検なんだそうな。運休は今日まで、明日からは営業再開なんだそうな。
これはええ時に来たのかもしれない。頂上で出会う客は全部歩いて登ったひとだ、混雑しなくてええかもしれない
稜線を進んで、弥山本堂に達する。弥山本堂とは麓の大聖院の頂上での本堂のことです。
前に大聖院から白糸の谷を登って、ここに来たことがある。驚きました、弥山の頂上は厳島神社の縄張りではない、大聖院の支配下にあると知りました。 平清盛以来の歴史だから、厳島神社の威厳は島の隅々に行き渡ってると思っていたが、実際の強さは別物だったんだねぇ。
弥山本堂と真向かいに消えずの霊火堂がある。火事で燃えて再建したんですよ。
前に来たとき、燃える以前の姿を見ている、こんな姿をしていました。
再建なった霊火堂を覗いて見ると、焼け焦げた柱が座布団に載せて大事にしてある。
あの焼けた柱は前のお堂の柱なんですか。
××××××。
え、なんですか、焼けた柱は前のお堂の柱なんですか。
×××けた杉です。 はい、どうも。 ええわい、教えてくれんでも。さも値打ちがありそうに取り扱っといて、無価値なのかい、もっと大きな声でしゃべっておくれ。
観音堂・文殊堂のちいさなお堂がある。この前がすっぱりと崖崩れなんですよ。岩面に沿って、数百メートル滑っている。
こっちは北面だが、南面でも岩面に沿っての地滑りを見たよなぁ。岩の核に土が乗ってるだけなんだよなぁ。滑って抜け落ちてしまうんだね。 頂上部は岩が組み合わさっている、表土が洗い流されて、岩の芯だけがむき出しになっているよ。
組み合わせのトンネルを抜けて行く、岩の群れを抜けると三角点の広場になるんだね。
この三角点広場で食事の支度はできないんですよ。鹿に取り囲まれる。ほら、待ち構えている鹿の群れがいるでしょ。
展望台の上で食べよう。なんぼなんでも鹿が階段を登って来ることはないだろ。
駒ヶ林の岩の頂上が真向かいに見える、宮島と本土の間の海峡が見えて神社の大鳥居が見える、広島市があっち。 ロープウェイの獅子岩の駅が見えて、これから歩く博打尾の峰が続いている、食事が終わればそっちへ進もう。
さっきの紅葉谷分岐まで戻ってきたぞ。針金で通せんぼしているが、通行禁止というわけではあるまい。
獅子岩の駅の手前に分岐があって、博打尾と案内標識がある。登山靴以外は危険、と書いてある。
観光客がサンダルやハイヒールで入り込むのを防ぐおどしの文句だろうね。
細い道幅で、よく踏み込まれた道なんですよ。この道なら、道を間違う心配はないぞ。 かや谷の駅に到着、一挙に終点まで行くのではなく、ここでロープウェイを乗り継ぐことになるんですよ。
ええと、トンネルを潜って、と案内が出ている。ははぁ、駅の床下を潜って進むのだ、コンクリートの通路が貫通している。
山道は雨の流路にえぐられて、深い溝を刻んでいる。岩がさざれ石に崩壊しているので、さざれ石はコロ・石車だね、足許が滑っておぼつかないよ。 標識がある、和文、英文、両方の掲示がある。
A shortcut to Ohjari-jizo A little hard path.
ここを下ると大砂利地蔵への近道です。険しい道です。
地図を見ると、反転して南へ降りて行く道だ。島の反対側に降りてしまうのでそっちへ行ってはいけないぞ。
稜線をどんどん進む、標識が出てきた、またまた、和文、英文、両方の掲示が出ている。
A streight way is a hard path. A left way is maintained well with a good view.
二又道です。直進はハード系道、左は整備された道、景色も良好
こんな場合、maintained と使うのかい。よくメンテしてありますということなんだな。勉強になるな、中学生、高校生を連れて歩くべきだよ。 稜線を歩く道から、一段下がった山腹を進む道に変わる、with a good view とあるが、木々に包まれてそれほどええ景色とは思わないが
いや、枝を払って展望のメンテを効かせたところがあったぞ。海峡と大鳥居が、ポッカリと穴が開いたようによく見える箇所がある。
A streight way is a hard path. A right way is maintained well with a good
veiw. Two paasses join on the way.
小窓が開いて読めるようにしておくから、和文はそっちで確認してね。
ここからは広い道になるんですよ。古い道と新しい道が並行しながらあって、どっちを進むかは本人の好き好きで行けばええのだろうね。
包ヶ浦自然公園を指す標識が出るようになると、ぐんと広幅の道に変わって、こりゃもう登山道より散歩道だね。
道が広場になっていてベンチがある。振り返ると弥山、博打尾の峰、前方には、対岸の廿日市五日市から広島の市街が見える。 掲示の看板がある、え、ここを博打尾と言うの、紅葉谷公園入口のすぐ上の峰の部分をそう言うのかね。博打尾とは、尾根全部かい、局地的なこの部分かい。 ここから毛利軍は陶軍に奇襲を仕掛けて成功したのだそうな。
ここからは道は反転しながら、円を描くように紅葉谷へ降りて行く、毛利軍が駆け下りた時、道はあっただろうか、まず、道など無かったことだろうね。
道は車道を進むのと、紅葉谷公園へ進むのと別れている。車道を進むより歩道を歩くほうがええな、紅葉谷公園へ向かおう。
あとは桟橋までぶらぶらと歩いて行くだけ、渡しに乗って、本土の駐車場まで戻りました。