2013年9月21日
しぇるぱ単独
山域:鳥取県日南町

鳥取・広島県境の名谷山

 

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名谷山登山口先日、道後山の周囲を自転車で走ったのですよ。その時、名谷山の標識を見つけた。
自動車で走っていたのでは見逃すかもしれない。自転車のスピードだから、立ち止まって、登山口を観察したもんです。
よし、いずれ登ろう。
すぐに[いずれ]がやってきた。今日登ろう。
猫山から南下するのではなく、小奴可から北上するコースを選んで、持丸集落に入る。集落を抜けて三国山トンネル、若杉トンネルを潜って鳥取県に入る。
国土地理院の地図にはこのふたつのトンネルは収録されていないのですよ。
林道の終点轍の地図、Google Earth 航空写真にはトンネルを含む新しい道が収録されている。イメージを把握しようと思うなら、そっちを当てにしてちょうだい。
さて、若杉トンネルを出て、わずかの距離で名谷山の案内標が見えてくる
広島県側は広域農道、鳥取県側は奥日野広域農道、農道を建設するに当たり、名谷山への林道を破壊してしまったものらしい。
壊したからには新設しなきゃならない。
のり面に沿う部分はコンクリートで打設されている。
朝、まだ水蒸気が充満していない頃は大山が見えている。昼前後になると、雲が湧いて大山は見えにくくなってしまうのだ。
コンクリートの道から地道を歩くようになる。林道としてはちゃんと健在な道で、タイヤの跡がしっかり付いている。
ブナ草の繁るところは草刈してある、道に突き出した枝木も刈り込んである。枯草・枯れ枝が放置してある、それを見れば作業状態が見えてくる。
道の分岐が何ヶ所かあるが、タイヤ跡の道を選べばよろしい。道は極めて明瞭だよね
右へ左へ、折り返しながら登って行く。なんぼ枯れてはいてもイバラは嫌なヤツだね。枯れているのに絡まってくる。
林道はここまで。道は広場になって回転場所になっている。
ここまで自動車を持ち上げられるか。可能であるというのと、やってしまうのとは別物だものね。車は下に置いて、歩いて登るのをお奨めしたいね。
名谷山登山口と案内があって、ここからは山道を歩くのだよ。名谷山頂上と指さすのが正しいが、ここは意味するところを汲み取るのが大人というものなのだよ。
県境尾根杉林の中を歩いて行く。朱色のテープが幹に巻いてあって、その向こうにも続いているので、方向はこっちと判断できる。
自然林の中を歩くように植生が変わって、笹原になってくる。
谷向こうに峰が見えていて、あれが名谷山だろうと思うのだがね。
ブナの巨木が道端にある。近くにミズナラかクヌギか、があって、ここはブナとの混在林なのだ。
笹の幹を途中でポキポキ折ってある。ここをテリトリーにしている山岳会が笹を折ることを推奨しているのだろうか。会則に掲げているのだろうか。
このあたりで尾根に出てきた。鳥取県と広島県の県境なのだ。
名谷山頂上振り返ると、岡山・鳥取・広島県境の三国山が大きく目に入ってくる。
三国山シリーズをやったことがあるんですよ。「岡山、鳥取、広島県境、三国山」これが三国山の最初で、2002年10月27日に登ったことがある。
三国山シリーズは四つで終わってしまった。全国に範囲を広げるとなんぼでもあるのだが、ご近所のこれだけのコレクションでええ。
あれから10年以上経っている。変わったことだろうね。あるいは、全然変わっていなかったりして。
ここからは尾根の狭い刃の上を行くわけです。これは極端な表現で、ほんとはかなり幅広な尾根の上です。
尾根に入ると笹は控え目になってくる、代わりに喬木が現れてくる。風衝で喬木の背丈が縮むかと思ったが、いやぁ、なかなか、成長力のほうが優勢だよね。
道後山名谷山の頂上に到着した。
頂上は伐採して切り開いてあるのだ。道後山や吾妻山は風衝で木が生えなくなっているのに、ここはまだ元気だ。
北向きの県境尾根なのに、風衝の影響が少ないのはどういうわけなんだろうね。尾根が南北に連なっているので風の影響が少ないのだろうか。
名谷山と山名標識が建ててある。日南町登山愛好会と標識にある。この名前は多里大山の標識でも見たことがある。
ふぅむ、町内の山々に標識を建てて歩いているのかな。けっこう背の高い材木なんですよ、立てる、より、建てる、という表現が当たっているね。
ネットで探してみると、稲積山に同じ体裁の山名標識がある。ほんまに町内の山々に建てて歩いているみたい。
三国山山頂からの展望は、大山は水蒸気がこもって展望が悪くなってきている。アンテナが刺さっている山が鬼林山。岡山県境のあたりは山の名前がよく判らん。
反対側に向かうと、道後山が良く見えている。多里大山もよく判る。「鳥取県から道後山を登る」この前の9月14日に登ったんだよ。
猫山が見えて、南に視線を移すと、鳶ノ巣山、古頃山だろうか。
さて、下山にかかろうか。
尾根の向こうに三国山が立ちはだかっている。どこが三角点だったかな、最高点だったかな。もう昔のことだから記憶が曖昧だ。
県境の尾根もここまでで、ここからは山腹に道を変える。
林道と出会う支尾根をたどって降りて、杉の植林になったあたりで朱色のテープを探してたどる。
ぽんと、林道の末端に出てくる。
ここからは林道歩き。右へ左へと振り子のように進行方向を変えて降りて行く。下に道が見えていて、その道を進むんだよ。
広域農道ののり面の上のコンクリート道を経て、林道入り口まで戻ってきたぞ。
時間はずいぶん短かったね。弁当は降りてから駐車した場所で食べた。
ちょっと当て外れ、こんなに短い距離とは思わなかった。
登山口はあそこ
参考 2013年_8月19日 道後山山麓一周(広島県鳥取県)(自転車)

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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