2002年9月1日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:奈良県南

大台ケ原、周回路を散策

 

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ひとけの少ない駐車場まくら
奈良県は下北山村、そこで山の音楽会があるんですよ。出演は上々颱風、これは放っとけないよ(^-^)/
コンサートは日暮れからだから、その前にどこかの山に行かなくちゃね。手前の大台ケ原にでも行こうかね。
国道から大台ケ原への別れ道、あれれ、ハードルを置いてロープが張ってあるよ。崖崩れで通行禁止、雨で道が崩れたんだろう。
しょうがない、下北山村へ直行しようか。村に入ると雨が降り始めたよ。村の「きなりの湯」で温泉にでも入って昼寝をするか。夕方まで待つしかしょうがないね。
大台山の家手前の分岐雨天決行と予告にあったよな、上々颱風の野外コンサートは名前の通り、雨、台風はつきものなんだよ。やっぱり雨でも強行するみたい。
雨のなか、やっぱり出鼻を挫かれて、総立ち状態の興奮というわけにはいかないね。しぇるぱぁには、上々颱風のコンサートは始めてなんだ、大笑いして楽しんでくれて満足満足 (^-^)/ 冗談と真面目の境目を行ったり来たり、波に乗りながら浸りきっていたよね。
そりゃそうよ、いつも車でCDをかけ続けなんだもの、曲には馴染んでいるわよ。あんな格好で歌ってるのか、あんな風に客を煽るのか、と目の前で見ると、すっと入れるわね。
シオカラ谷の吊り橋アルバムは、賑やかな音頭スチャラカからしっとり滑らかまで振幅が激しいよね、曲想がさまざまなところがとてもヨイのだよ。
明けて翌日、雨なんだか止んでいるのか判然としない天気だね。これでは熊野の山は無理だぜ、大普賢岳まで引き返そうか。
大普賢の麓の和佐又の山小屋、ここで天気を聞いてみようか。良くないねぇ。危ない天気には無理は禁物、止めにしようよ。
新伯母峰トンネルを抜けると大台ケ原への道、横目で見ると、ハードルロープが無いじゃないか。
通行止めは昨日突然のことだったんだ、崖崩れは修復できたみたいやな。
ほんぺん
それなら、大台ケ原に行こうじゃないか。
鹿の群れドライブウェイは霧でさっぱり見えないね。霧ならまだまし、雨が降らないことを願って進んで行こうぜ。
駐車場には人影が少ないね。国道の崖崩れの工事が長いのでひとが寄らないのだよ。大台ケ原の観光業は今年はさっぱりや。
シオカラ谷からぐるっと大きく回ってここまで帰ろうか。
うんと昔、シオカラ谷から行こうとしたら通行止めだったことがある、橋を修理するといっていたなぁ。
売店の横から入って行くね。大台山の家の方へ向かって行くんだよ。山の家手前で道は下へ取るんだよ。
この山の家には一緒に泊まったことがあるよね、雷雲に包まれて、耳元で雷が鳴って、ずいぶん怖い思いをしたものよね。
シャクナゲの群生この道はシオカラ谷への道だよなぁ、最初に標識があるだけで、あとはテープもなにも見当たらない、通行止めの看板を見落としたのかな。
敷石をセメントで塗り固めた道は滑りやすいのね、時間はたっぷりあるからゆっくり行きましょうよ。
道は一本、迷うような箇所はないね、シオカラ谷の吊り橋に着いた。大丈夫、橋板もちゃんとしている。
橋から下の流れを見下ろすと、あんなに雨が降ったのに水が濁っていない、綺麗な水ねぇ。
橋の向こうはちょっと急な坂だよ。なぁに、急な坂もすぐ終わるさ。反対のコースを取ると、延々と登るのでいやになってしまうんだよ。
ダイジャグラほんとね、あとはたらたらとした登りなのね。あれ、鹿がいる、親子のようよ。
大台では鹿が増えて困っているそうだよ。前は林床の中は低い繁みがいっぱいあったものさ。今では潅木が食べつくされて、林の中がどこまでも広々と見通せてしまう。
ササを見てみな、みんな丈が1メートルで切り揃えられているやろ、若芽を摘んで食べてしまうんだ。
このへんはシャクナゲの並木ねぇ。花の盛りのときには見事だろうな。
見たことがあるが、大昔のこと、白い花だったかピンクの花だったか忘れてしまったな。ここは滝見尾根でなく、シャクナゲ尾根とでも名付けてほしいもんだね。
牛石ケ原ダイジャグラ分岐、何度も行っているけど、やっぱり大台のハイライトは訪ねなきゃならんね。
柵の手前の岩はつるつるだから気をつけてな。霧が開いたり閉ざしたり、一瞬の展望には素晴らしいものがあるね。
戻って、ここが牛石ケ原、広い草原ね。
ここからは磨かれたように綺麗な道やね。シオカラ谷へはあまり誘導したくないんんだろうな。靴跡が全然無かったものな。
友達のおばちゃん連中と一緒に大台に来たことがあるのよ。おしゃべりに夢中で足が進まない、ここまで来て、オシマイッ、ココマデッ、ダイジャグラに行っていると時間が足りないっ、強行決定で大急ぎで戻ってバスに間に合ったことがあったよ。
ダイジャグラまで往復するとけっこう時間がかかるよね、あのままうかうかと行っていると置き去りにされたかもしれない。
水平の中道あれぇ、向こうから来るひと、どこかで見たような、円さんやぁ。
おやぁ、これは奇遇。
シオカラ谷から来たんだよ、お互いに反対コースから来てると必ず会うわなぁ。そう、日出ケ岳経由で来たの、似たような時間帯に出発したみたいやね。
しばらく立ち話、じゃぁね。
ここんとこ、囲炉裏のメンバーとよく山で出会うわね、醍醐らんな〜さん夫妻、夜叉ケ池こまくささん、ほかにもどっさり出会ったことがあるんだが、そうだ、上高地や、そりゃ会うわね、イベントで、みんなそこを目指したんだもの。
ここが尾鷲辻、休憩舎がある、まだ新しいよ、前は朽ちそうな小屋があったんだけどね。
日出ケ岳には行かないのね、そうよね、ガスでなにも見えないものね。水平の中道を行くことにしようか。
林床のコケこのあたりは公園の散歩道のように手入れされた道なのね。
どうしてコケからササへ代わるのでしょう、看板が問いかけているよ。日照が決め手だろうな、湿った林床を好むコケも、立ち木が倒壊して陽が差すと、ササに場所を譲らなきゃならんのだろうな。湿性植物から乾燥植物への変遷は止むをえないね。
背丈の低いササだな、ミヤコザサというのかい。なんでミヤコザサはこんなに繁っているんだろ。背丈の高いササは食べられてるのにね。うまくないので食べないのかな。
そうよね、わたしもそうかなと思っていた。
もとの駐車場に帰ったね。昼食にして、山を下りるとしましょうか。

途中で出会った円さんの大台ガ原散策

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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