2019年10月_9日
しぇるぱ単独
山域:庄原市

正規の登山道から登る大黒目山3

 

前ページへ

あちこちの山へかえる

トップページへかえる


 囲炉裏へリンク

 

クリックするとポップアップが飛び出しますが
Microsoft Edge の読者は、画像・テキストにちょっと触れてください、その効果で、ポップアップページは消えます
Internet Explorer Google Chrome Mozilla Firefox の読者は何もしなくてもポップアップページは消えて行きます

 

庄原の大黒目山に2回登っていますが、いずれも南から登るコースです。蘇羅比古神社の裏山から登っていくコースです。
実は、西から登るコースを登りかけたことがあります。ブルドーザーで切り開いた道で、ブル道の終点からは山に取り付くポイントは何もない。これはダメだと諦めたことがあります
2回目に登った時、その当時所属していた山岳会のメンバーと頂上で出会った。西から登ったのだそうな。
その後、ネットで見るのは、西から登るコースばっかり、どうやら、こっちから登るのが普通のコースなんじゃないの。
よし、登ろう。誰もが登る道から登ってみよう。
庄原から国道432号線伝いに南下して、峰田小学校前の信号交差点で、県道に進む。東へ、帝釈峡、東城への道を進むわけだよ。
本村小学校跡、今は本村振興センターが見えている。その手前の交差点を左折する。
今まで走っていた道が県道23号線、左折した道が県道422号線なんだよ。
フィッシャーリゾートしょうばらの案内が見えている。県道から離れてそっちのほうへ進んでいく。
駐車場に車を止める。フィッシャーリゾートしょうばらとは釣り池なんですよ。篠津原池があって、そこを釣り池に仕立てているのですよ。
実は、この釣り池は倒産したと噂がある。釣り池の出資者は土木会社なんですよ。その土木会社が倒産した。連鎖で釣り池も倒産したと思えるよね。
駐車場は広いが、だぁれも駐車していない。盛業中なら勝手に止めたら怒られるだろうが、今は誰も来る人はいない。
駐車場から山が見えている。あれが即ち大黒目山という訳ではないだろうが、あの方向に登っていくのだ。
歩き始めて、来た道を戻っていく。ブルドーザーで切り開いた土地の隣に道がある。ここが登山口なのだ。
大黒目山と古いブリキの案内がある。字がかすれてはいるが、この道で間違いない。
13年前に登るつもりでここまで来た。この道を見落としたのだ。ブルで開いた新しい道に目が行ってしまったのだ。そりゃぁ間違うよねぇ。
13年もたつと、ブルで開いた道も草に覆われて、この道ではないと明らかにわかる。古くからの道が浮かび上がってくるわけだ。
道幅からして、ブル道には違いはないが、人が歩いている痕跡がある。草に覆われていたり、むき出しの禿地があったり、この道で間違いはない。
山麓の平地を歩く道もここまでで、ここからは山道に変わってくる。道ははっきりしている。
溝を越える。谷の水を溝で誘導して、釣り池の篠津原池に向かわせているのだ。
山崩れの崩壊地が見えている。崩壊地から土砂が乱入して登山道が歩きにくくなっているが、困るという程度のものではない。
谷沿いに歩いていく。右岸を歩いているのだが、谷が深くなって、谷底から離れて山腹を歩いているのだと、そんな理解をしたほうが伝わるかな。
谷の源頭部に差し掛かった。禿地を大きく迂回して、露出した崖地に踏み跡が見えている。これは最近の道だなぁ。昔ながらの杣道ではないぞ。
リボンが見えている。このリボンは覚えておかなきゃならない。帰りに道を見分ける重要な目印になるからね。
峠が近い。峠から左に曲がると大黒目山に向かう。峠から右に曲がる、あるいは、直進すると、南の蘇羅比古神社からの登山路になる。蘇羅比古神社からの道はお薦めできない。途中から道が判然としなくなるんですよ。
ブリキの案内板がある。いったい、いつの時代からあるのだろうね。錆の状態からすると、20年、30年も前から掲示してあるように見えるぞ。13年前に見た時には、福山山岳会と掲示主の名前があった。
ロープがある。細すぎるから、体を引き上げるお助けロープではないよ。道から逸れないように通せんぼするガイドロープなんだろうね
大黒目山への道を進む。地形図では、このあたりが権現山となっている。13年前に地元で聞いた話では、蘇羅比古神社から登ったピークに権現さんの祠があって、そこが権現山だということだった。
権現さんの祠は壊れて、柱や板などが散乱している状態だった。国土地理院の地図の権現山は間違っているよなぁ。明治に測量した時に聞き違えて命名したのだと思うよ。
何度か偽のピークがある。これかあれかとやり過ごして、石垣が積んであるのが見えてくる。ここが大黒目山の頂上なんですよ。
山頂は踏み均した広場で、ここだけ石垣が組んであるのはどうしてなんだろうね。
狼煙台なのかしら。戦国時代の国人領主の通信手段なのか、江戸時代の商人の連絡手段なのか、どういう目的のものだろうね。
三角点があって、これは現代の通信手段のキーデバイスではあるよね。
さて、帰りますか。
峠まで帰ってきた。ここからは西の谷へ降りていく。
谷の源頭部で、禿地の崖を渡るポイントまで帰ってきた。
リボンを見ると、危うい道を歩かずとも、谷の左岸を降りる道がある。そっちへ行ってみよう。
谷が深く右岸と左岸を分けているよなぁ。このまま降りて、谷を渡るポイントがあるのかしら。心細いので、これ以上進むのはやめて引き返す
この目印が重要なのだよ。このリボンが谷の源頭部を指し示すポイントなのだ
崖地を上り下りする道は、杣道ではないよな、登山者が踏みつけて踏み跡に仕立てた道だよな。
崖地を渡って、谷の右岸を降りていく。
降りながら左岸を観察する。あのへんが進むのをやめた地点だ。もうちょっと下に谷がせり上がったところがある。そこで左岸と右岸を結ぶ道があるみたい。リボンでマークしているから間違いないだろう。
そのまま谷を降りていく。谷が開放されて平地になったところがある。ここが見極めが難儀なところだよ。肝心なところにリボンの案内がない。
GPSという強い味方があるのだ。縮尺を粗くして、朝歩いた道を探してそっちに近寄っていく。ふむ、こっちの方向なのだ。
ここが、山道から、平地の道へ移るポイントなのだ。ここから先はブルドーザーで均した道なのだ。
そのまま歩いて、登山口、下山口のところまで帰ってきた。
あとは舗道を歩いて駐車場まで変えればええ。
帰ってきた。やはり、大黒目山への本筋の道はここから登る道だろうな。南からの蘇羅比古神社からの道は荒廃が凄すぎるよね。
帰りには、県道422号線をそのまま進んでみた。一体どこに出るんだろう。
美湯ハイツの横を通って、国道432号線に出る、永宗信号交差点で、セブンイレブンがあるところ、もうちょっと先に、かんぽの宿庄原や上野公園グラウンドがあるところだった。
へぇぇ、こんなところに出るのか、始めての道だった。
参考、関連のコース
2006年11月_9日 大黒目山、古道時々やぶ
2008年11月22日 大黒目山、古道時々やぶ2
釣り池の駐車場 ここから入る ここから山道 谷の源頭部
権現山近辺 大黒目山
谷の源頭部 山道から平道へ 登山口 駐車場に帰る
詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。

でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
縮尺は、右下の+-でお好みの尺度で見てください
使い方は、左上の[基本地図]の ▼ 白地図、航空写真、簡易地形図が選べます
Google Map では、使い方の変更が突然あります、逆らえません、従ってください