2015年7月15日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島県庄原市

東登山口から登る、多飯が辻山おおいがつじやま

 

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つい四日前の中国新聞の紙面に「ちゅうごく山歩き」多飯が辻山の「自然林歩く新コースも」こういう記事が出ていました。へぇ、始めて見るコースだな。
近頃では、新しいコースはネットで見ることが多いのだが、珍しい事に、印刷媒体で教えてもらった。これは行って見なくちゃならないね。
東城郊外で、県道12号線を進む。相当奥に入ったのだが、まだまだ行かなきゃならないのだろうか。
栗田郵便局があるので、教えてもらう。まだまだ山あいを入ると、住居案内板があります、とのこと。ははぁ、ここのことだな。多飯が辻山案内の看板もある。ここで県道から離れて道を進むのだな。
北区自治公民館の角を曲がる。北区とは、栗田北区を指しているので、このあたり一帯は栗田地区なんですよ。たぶん昔々は栗田村だったんだと思うよ。
角々には多飯が辻山の標識があって間違うことはない。言っときますが道は狭いよ。3ナンバーの大型車で乗り付けると擦れ違いで難儀する場合もあるかもしれないよ。
最後の分岐で反転して地道に入って行く。荒れた道ではない。そうではないが、草に覆われた道が相当長く続いている。ここはとことん突き進まなきゃならないと覚悟を固めて突っ込んで行く。
駐車場があって、ホッとする。バラス砕石で突き固めてあって、これならこの先、草に埋もれる駐車場にはならない。20台やそこいらは駐車可能だと思うよ。
駐車場から山の上を見ると、多飯が辻山が見えている。山頂だとは思わないが山腹の一部なのは間違いない。
砂利道の林道は直進するのだが、山道が分岐してある。登山口との標識があって、山頂まで1時間30分と書いてある。1時間半はきつかった。もうプラス15分足して頂上まで登ったのだ。
最初は谷間を進むが、尾根を乗り越えて尾根沿いに進むことになる。
杣道は深く刻まれていて、人が歩くにつれて雨水が深く刻んで行くのだ。刻みの深さが杣道の歴史を物語っている。
リボンが案内してくれる。要所要所にリボンがあってコースであることを告げてくれる。測量の杭も点在していて、目の高さでも足許を見つめても、コースは確認できる。
道の下に作業道が見えている。あの傾斜ではタイヤの車は登れない。キャタピラの作業車なら登って行ける。間伐の伐採木が累々と横たわっている。
パイプと足場で階段を組み立ててある。これは凄い、手間暇と金をかけてコースを復活させているのだ。
林道と出合った。下から林道が登って来て、合わさったあたりで林道もここまでとなっている。
登山道は林道を横切って伸びている。注連縄が張られている。標識があって、標高800mとある。手持ちのGPSで駐車場の標高が585メートルだったから、それだけ登ったのだ。
アセビの森を横目に見て、小さな祠の前に到達した。
ここに標識があって、標高1000mとある。祠に向かうと鳥居に天王社とある。天王社とは牛頭天王、スサノオノミコト、祭神はそのどちらかであるのが通常のようだよ。
牛頭天王=スサノオ=八坂神社、出雲の敗者が地下に潜って巻き返して、影響力を回復しているんですよ。京の都の要所に八坂神社があるものね。
もうひとがんばりで伐採地まで行ける。ここでの伐採は展望を求めるためにだけ伐ったみたいだよ。伐採木は倒したままだし、引き出した形跡は見当たらないしね。
伐採地を歩いて主稜線に取り付く。主稜線には道がある。ただの杣道ではない、ちゃんと生きている道のようだよ。
で、ここが多飯が辻山の頂上、三角点がある。以前に登った風景と大きく違うのだが、ざっと10年の歳月を経ているものね、違っても不思議はないのだろうね。
帰りは来た道を戻る。
6、7人のグループが登って来ている。祠までもうちょっとですよ。祠から頂上はもう一息ですよ。
グループの一人がギブアップして我々と一緒に下りようとする。一番キツイところは乗り越えましたよ、折角だから、登った方がええ、この先に見晴らしがありますよ。
下り道で登りの傾斜が確認できる。キツかったわけだよ。多飯が辻山は三角の山、ひたすら登り一方で傾斜が緩むところがないのだよ。全然休ませてくれない。
再び、林道に合流する。そのまま林道を横切って東登山道のコースを引き返す。
途中省略、駐車場まで降りてきました。
井河内の集落を抜けて県道との分岐に戻る。
多飯が辻山の案内板をとっくりと読む。説明文をそのまま写真に撮ったので、興味のある人はどうぞ。
山の案内板のコース地図を拡大しています
西登山道と東登山道は交わることがないのだ。わたし、2004年、2006年、西登山道から登っています。大きな祠が小さな祠に変わったのかとすっかり面喰いました。そうではない、まるで別物だったのだ。
県道から井河内への分岐での現地コース地図ではっきり理解できました。登る前に見ておけばよかったな。ま、降りてから見たほうが説得力が強いかもしれない。
頂上付近、天王社近辺では、これがあの多飯が辻山かい、まるで記憶と違うじゃないか、と混乱したもんです。とても同じ山とは思えなかった。
あまりにも違いすぎるので、現状の西登山道をネットで見てみました。
見つけた、平成27年7月3日(金)の記録を見つけた。ほんの10日前のことだ。なるほど、そういうことかい。山頂以外は西登山道と東登山道が交わるところはないのだ。
「ひろしま里山放浪記」多飯ヶ辻山等登山(1)  MAP &  概要 このページを含めて全部で5分割で掲載されています。4ページ目、5ページ目で、そうだ、そうだ、これなら記憶のある道だ、と納得できます。

 

参考
2004年_5月_7日 人影静かな多飯が辻山おおいがつじやま
2006年10月18日 人影静かな多飯が辻山おおいがつじやま

 

東登山路の駐車場 登山口の立札 尾根を越える リボンが案内してくれる
階段 林道に出会う 天王社 伐採地
多飯が辻山頂上 伐採地からの展望 林道の分岐 あそこが駐車場所

 

詳細地図、地図上のどこで撮った写真なのか解ります

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