2000年4月2日
しぇるぱ単独
山域:広島

ヒバゴンの棲家か、御神山

 

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帝釈峡バス停、この下のガードを潜る 林道の切れ目に紐テープが見える、ここから入る
葦嶽山に前に行ったことがあるのですよ。先月去年の7月でした。その近所に面白い山はないかな。
あった、
御神山(おんかみやま)、名前が素晴らしいじゃないか、ここへ行こう。
高速中国道の高速バスの停留所に帝釈峡というのがある、東城町の竹渡という集落だというより、このほうがわかりやすいね。
県道を中山峠を越えると最初の集落、高速沿いに横目を使いながら、見つけた、これがバス停だ。
高速道の下のガードをくぐって、舗装路は続いているじゃないか。道をたどると、鍛冶屋床という集落のようだ。猛烈な犬の歓迎をうける、車だから構わないが、一人で歩いているとたじたじとするところだね。
ここで舗装は途絶えて、地道、道に雨水の流路の溝がひんぱんにあるので、床をこすってゴリゴリ音がする。車を交わすところがないな、不安になって可能なところに駐車、歩き出したが、なんだい、その奥には交わす場所はいくらでもあるじゃないか。
二又池、またの名を御神池、堤の下の道は池へと山へに分岐している、とうぜん、ここは山への寂れた道を選択だね。
このへんの林道の補修の砕石は変わっているよ。どれも白い砕石でわだちを埋めてある。この地方には勝光山の蝋石鉱山がある、そのクズ石を利用してあるんだね。雪かと思う白い道ですよ。
林道が黒い肌がススキに覆われるところで、テープを発見。褐色の紐テープで、これは道々垂れて案内してくれる。
これは何だろ?ヒバゴンの寝床か? 意外にもよく踏まれた山頂

奥の植林の道をたどると、林道はここまで、コースはどこだろ、谷沿いか尾根沿いか、えい、わからないときは中央突破、ごろごろした岩場を乗り越えると道は再び出てきました。
道というよりこれは踏み跡だね、かすかな汚れを頼りに行くことですね。
おいおい、あちらこちらが掘り返されているよ、イノシシの仕業かね。掘り跡を眼で追いかけて良かったよ、あんな高いところにテープがある、いいタイミングで斜面を見たもんだ。
ずっと掘り跡はコース沿いに続いていくよ。イノシシの仕業にしては変だね。
これはなんだろ、落ち葉を集めて棚にしてある、ベッドじゃないか。獣はこんな寝床は作らないよ、さてはさては、ヒバゴンの巣だ。
怪獣ヒバゴンがこの山域に出没するというお話があるが、彼らの巣に違いない。
ベッドから類推するに、ヒバゴンの身長は1メートル程度だな。
寝床を離れて、掘り跡はどこまでも続くよ。稜線まで掘り跡に誘導されてしまった。山野草盗人の仕業がほんとだろうね。徹底的に掘って行く執念にはあきれるね。ここは何の産地なんだろね。
最初のヒバゴン説は捨てきれないね、ヒバゴンの寝床、ヒバゴンの掘り跡、ロマンのまま残して置こうか。
稜線に出ると、古い山道、積もった落ち葉で滑らないよう、急傾斜を登っていく。
山頂から西、葦嶽山方面 水を湛えた二又池、堤の工法は昔そのもの
ここが山頂、山頂はよく踏まれていて地肌があらわになっている、こんなに踏み込まれているのには驚くね。ここには2等三角点の標識がある。
谷向こうが葦嶽山の前山、葦嶽山は前山に遮られて見えないね。塀のようにべったりと遮っている。その向こうには庄原の街が見える。
木の間越しに県境の山が見える、白いな、雪をかぶっている。北と西しか見えなったが満足満足、ではこれで帰ろうか。
登るときは高地を目指せで何の心配もなかったが、下りはテープが頼り、見つからない個所も当然あります。登りに景色をしっかりと覚えておくんだね、道が道とは言えないからその配慮は当然必要です。
ヒバゴンの寝床を通過、中央突破した個所には尾根に道がちゃんとあったよ。やれやれ林道まで出たぞ。
帰る途中で池を覗いて行こうか。満々と水を湛えている。
モッコとツルハシで造ったものなんだろうが、よく最適のポイントを見定めたもんだね。
最小の労力で最大の効果、昔のひともやるもんだ。


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