2007年6月21日
しぇるぱ単独
山域:岡山県鏡野町

岡山県の独立峰、三ヶ上さんがじょう

 

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上斎原のバス停と信号今夜は囲炉裏の月例会なんだが、わたしも久しぶりに顔を出すことにします。
その前に、どこか山を登ってからにしようか。岡山県は
三ヶ上さんがじょう、ここがええな。
高速中国道、院庄で降りて、国道を北へ北へ、鳥取県まで行き過ぎてはいけない。その手前で車を止めよう。
合併して、今は鏡野町だが、その前は上斎原村、そこの旧村役場までやってきました。
駐車するのにどこか適当なところはないか、福祉センターの駐車場に止めさせてもらおう。止めさせてちょうだいねぇ。
川向こうに背を延ばしている山が見える。頂上は霧に包まれているが、あれが三ヶ上なんだろうな。
元は放牧地歩き始めて、バス停がある。その先に信号があって、そこを左折する。谷底の川の橋まで下りて行くんですよ。
様子を見に、先に車で橋の向こうまで走ってみたんだが、心もとなかったので、福祉センターまで引き返した、こんな瀬踏みがありました。
橋の名前が大橋、名前はそうしか書いてない、集落名が寺ヶ原だから寺ヶ原大橋だろうと思うのに名乗っていない。単に大橋とはかえって変だよ。
橋を渡って、右へ進んで突き当たり、右か左か、右側の向こうに立て札がある。案内看板だろう。右に進むべし。
看板は斜め上へと林道の方向を指差している。そうか、こっちなのだ。
集会所の前を通って、民家の最後、道は白いセメントの道か、黒いアスファルトの道か、セメントの道は私道にしか見えない、黒いアスファルト道を進むのが普通だろう。
放牧地を見渡す場所畑が道の脇に続いて、ふたつ、石仏がある。どちらも大日如来と彫ってある。集落の外れにあるのだから賽の神の身代わりにしているのじゃないかな。
この先、道路の分岐毎に三ヶ上の案内看板がある。これなら間違うことはない。
道の両脇は植林地だが、大きく道が膨らんでいるところがある。ここに軽自動車が駐車してある。頂上近くで降りて行く夫婦と出会ったが、そのひとたちの車なんだろうね。
ここまで車を持って来ればよかったな。じゅうぶん駐車場所に使えるね。
谷の流れを渡って、舗装路はここまで。この先は地道になっている
山火事注意の看板に、三ヶ上、75分、と落書きがしてある。わたしの場合、90分と読み替えよう。
頂きが見えるがここは昔は放牧地だったのだそうな。かっての草原に植林がしてあって、見掛け十年もの程度の杉が植わっている。
道は広幅の道、岩場を越えるのに狭まっている箇所もあるが、総体に歩き易い道です。
谷を詰めたところで反転、看板があって、水源とカツラの木があるのだそうな。帰りに寄ってみるかね。結局、帰りにもパスしてしまった。
前の牧草地、今は植林地だが、ここからの展望はええよ。上斎原の中心が見渡せる。あと5年だな。5年を過ぎると、植林が成長して見晴らしが悪くなるだろうね。
成長する前に行っておくのも選択肢のひとつですよ。
麓に面する斜面から、一枚奥まった斜面に乗り込んだような気がする。ちょっと傾斜の局面が違ってきたかな。
ブナノキの植生ボーイスカウトの古い看板がある。頂上まであと1.0キロなのだそうな。落書きがあって40分、結果、わたしもそんなもんだった。
もうひとつ落書きがある、マムシ多い。ほんまかい、これはかなわんな。
岡山県の山はマムシが多いという印象を持っているんですよ。
マムシに撃退された後山、マムシがウジャウジャいて道を阻まれて頂上直前で撤退した経験があるもの。
口惜しいから、マムシが冬眠からまだ目覚める前に登ったことがある、マムシの出る前に後山へ
蒜山にもマムシが跋扈しているという噂は聞くよ、県境の山だけじゃない、吉備高原のあちこちにいるんだよ、と脅かされてもいる。
ロープのある岩場恐る恐る足を踏み出したが、道の草はしっかり刈ってある。細い道なら注意も必要だが、広幅の道だもの、安心して歩いて行ける。
ほんまに丁寧に刈り込んであるんですよ。ほんまに出るのかもしれない、マムシ対策として刈り込んであるのかもしれない。
ぼやっと頂上が見える、いかにも頂上のように見えるが、歩いてみると、前の峰だった。ほんとの頂上はあの向こうにあります。
頂上まで500メートル、22分と看板がある。そうかい、いよいよ大詰めだな。
植生がブナに変わってきた。麓から中腹にかけてずっとクヌギだったんですよ。どこかで植生が入れ替わると探していたが、このあたりがそうなのだ。
大きな岩があって、道はそこを越えて進むようになっている。
役行者の石像ロープが置いてあるが、登るときには必要がない。降りる時、ロープがあると大いに頼りになるね。無ければてこずるところだった。
いよいよ頂上部、ガスの中を進んで行く。これが頂上かと見た峰は違っていた。次の峰の斜面へ誘導される。
三ヶ上とは、因幡・伯耆・備前を眺めるからだとか、頂上に三つの峰があるからだとか、名前の由来があるのだそうな。
霧の中だもの、三つの峰のその一つにだまされたのかもしれないね。
今度こそ頂上だろう、霧に包まれてはいるが、立て札が見えるもの、今度は間違いがないだろう。
頂上の岩場には、役行者の石像がある。役行者信仰は、石像が点在していて、山口までずっと脊梁山脈沿いに続いている。
頂上地点ガイドブックやインタネットを読んで来たんですがね、ガスに包まれて展望がない、そのせいか、読んだ内容を忘れてしまっていた。
家に帰ってから読み直して、思い出した。三角点はここにはないのだそうです。もっと高度が下がった西の峰にあるのだそうです。
岩の下に不動明王の石像があるのだそうだが、その場では、思い出しもしなかった。
ただ単に、へぇぇ、登山路が幾つもあるのだなぁ、と間違いの納得をしてしまっていた。
三角点がどこにあろうと構いはしないが、記憶にも残らない読み方をしたのかと、そっちのほうがショックが大きいぞ。
ガスに包まれていなければ、本来なら、広い展望を得られるはずだったのだ。晴れた日に、また登ることにするかね。
麓から三ヶ上をさぁ、降りよう。登った道をそのまま降りよう。
降りて振り返って山を眺めるに、今見えている頂上が頂上なのだろうか、前の山がかぶさっているのだろうか。
自分で登ったにもかかわらず、霧の中だったので、頂上の確かな判断材料が得られなかったのが残念だ。
さぁ、温泉に入ろう。上斎原温泉クアガーデンこのか、隣接する国民宿舎いつきと同じ経営体のように見える。
湯量も豊富で、なかなかのもんでしたよ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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