2003年11月12日
しぇるぱぁに、しぇるぱ
山域:広島市郊外

とんがりの山、可部冠山

 

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南原ダム可部冠山へ行こうかね。可部に行くには国道54号線を行くと思うだろ。ちょっと違う、JR芸備線沿線沿いに行くんだよ。
向原界隈のガソリンの値段が周辺に比べて異常に安いんだよ。そこでガソリンを入れてからね。
お待たせ、満タンにしたよ。さて、可部に向かおうか。
可部市街地の信号で念入りに止まって、止まって、やっと抜けられた、ここから南原峡目指して行くんだよ。
ダムの奥に駐車場があって、そこに止めるつもりなんだがね。
南原峡分岐あれ、通行止め!? 通れないのかい、ハードルの間が細く開いてるね、行ってみようか。
ははぁ、がけ崩れで道がふさがっているんだ、押し切って通ったタイヤの跡はあるが、ここは指導に従おうかい。
歩くの?舗装路を歩くのは好きじゃないね。   まぁまぁ、歩くために来たんだからさ。
ほぉ、ダムの斜面が見えた。ロックフィルダムなんだ、石がびっしり敷き詰めてあるよ。
トンネルなのね、うわ、風が吹き抜ける、盾になってもらって後ろを歩こう。
トンネルを抜けるとダムの水面が見える、なんだ、なんだ、ダムの底にはほとんど水がないじゃないか。
明神ダムガイドブックを見ると、これは南原ダムなんだとさ、もうひとつダムが上流にあって、その名前が明神ダム、ふたつはセットになっているんだよ。
揚水式ダム、需要の少ない夜間に下のダムから水を汲み上げる、昼間、需要がピークになると、一挙にダムの水を落として発電する、この仕掛けを揚水式発電と言うんだがね。
だから、効果を発揮するには、下のダムはからっぽでなきゃならないのさ。  はぁん、そういうこと。
ということで、地図では満水状態に描いてあるが、渇水のダム底を眺めながら歩くんだよ。
上南原橋を渡ってそのまま進むのね、今度の橋が第一明神橋、この橋を渡るのか。あ、トイレがある。行ってくるわね。
可部冠山遠望行く道は谷の奥へ向かえばええと思うよ。広い道なんだね。
お、標識、ちいさく控えめに可部冠山と書いてある、こっちなんだろうな。
道は細くなったよ、これでええのね。猛烈な登り道になってきたよ。
ジグザグと切り返しながら登って行くね、もうちょっとで稜線に出るだろ、それ、出た。
ガイドブックでは、加賀津の滝、石采の滝などの横を行くようになっているが、パスしてしまったな。さっきの標識は小さすぎた、早めに曲がってしまったんだ。
西冠山記念大きな標識があったよ、ははぁ、この下から来れば滝の道だったのね、直接最短の道を選んだみたいね。
明神ダムが見えてきたよ、下のダムと同じように石積みのダムなのね。
道はダムより高く歩くようになってきたよ。水面が見える、たっぷりと水を湛えているのね。
そう、こうでなきゃならんのさ、たっぷりの湛水は即ち電力エネルギーと等しいのだよ。何時でも発電できるのさ。
向こうに尖った山が見える、あ、右と左にそっくりの姿で見えてくるよ。
ほんとだ、可部冠山と西冠山なんだろうな。へぇぇ、くっきりと尖って、気持ちよくシャープな姿だな。
可部冠山頂上尖ってるからなかなか登り甲斐があるわね、ほいほいほいと、もう頂上も近いみたいよ。
西冠山の頂上標示はないんだね、山の反対側に向かうと大きな案内標識、記念写真に、ここが西冠山としようかい。
可部冠山に行くには下りて行くのぉ、やれやれ、ここが底ね、これからが思い切りよじ登る道になるのね。
富士山地形の山はどこでも頂上の近くは激しく抵抗するね、もう頂上も近いんじゃないかい。
頂上よ、岩がごろごろ点在していて、ここが可部冠山、三角点がある。
可部の市街地ふぅむ、谷の出口に可部の市街地、広島の市街地ははっきりしないが、その先に海が見えるなぁ。
さっきの山が西冠山、その向こうの山は?堂床山なのか。名前の通り、堂々とした山ね。
あれが白木山だと思うんだが自信がない、後ろの脊梁山地はなおさら見当もつかない、何度も角度を変えて眺めなきゃ解らないね。
そうよ、そのうち馴染みになるわよ。
北の千代田町側はすぐ下に見える感じなのね、南へはどっと落ち込んでいくように見えるわね。
これから下りるんだがね、峠まで下りて行くんだよ、あとは谷の道を行けばええんだよ。
登るときはえらい傾斜だったが、こっちはそんなに急傾斜とも思えないね。ほら、出た、ここが可部峠なのさ。
可部峠暗い道、植林の道、こっちの下りは鬱陶しい道ね。昔の道と今の道が交差してるのね。
登りに比べて下りは傾斜がゆるいなぁと思っていたが、そんなことはない、一挙に下りはじめたね。
しるべ石なんちゅうのがある、ここはちょっと怪しい箇所だから安心させてもらえるね。
沢がとうとうと流れはじめたね。流れに洗われて橋が半分落ちかけになっているじゃないか。山抜けもあるよ。
出たぁ、舗装路よ。ここから先はセメント道をぽくぽく歩かなきゃならんのか、やれやれ。
夕方の舗装路はくたびれて無口になるね、ここが朝の分岐、第一明神橋、ダムが見えるよ、反応がない、無言、トンネルを過ぎて、もうすぐ駐車場所だよ。
舗装路への出口舗装路が続いたので、足の裏にマメが出来たみたい。
そりゃいかん、そこで待っていな、車を取ってくる。
奥には車がいっぱい入っていたなぁ、しまったな、そのまま車を持ち込んだほうがよかったかな、真面目にぽくぽく歩いたものねぇ。
日も暮れそうだ、さぁ、帰ろうぜ。
たかが可部の山ということで、なめていたのね。ところがところが、なかなか本格的じゃないの、久しぶりにホネのある山で面白かったよ。
冠山コレクション・リスト
    2000年_7月29日 冠山(福井県池田町、岐阜県揖斐川町)
    2003年_9月30日 中野冠山(広島県北広島町)
    2004年_4月_1日 布野冠山(広島県三次市)
    2005年11月30日 石見冠山(島根県邑南町)
    2006年_1月30日 可部冠山2(広島県北広島町)
    2006年_7月28日 布野冠山2(広島県三次市)
    2006年_8月_5日 湯来冠山(広島市佐伯区)
    2006年_8月16日 久地冠山(広島市安佐北区)
    2007年_3月12日 冠岳(広島県廿日市市、大竹市)
    2007年_7月19日 田ノ原冠山(島根県邑南町)
    2008年_6月12日 吉和冠山(広島県廿日市市)
    2008年_8月_3日 吉和冠山、正面(広島県廿日市市)
    2008年_9月28日 吉和冠山、正面2(広島県廿日市市)
    2008年10月16日 都賀冠山(島根県美郷町)
    2012年_4月17日 石見冠山2(島根県邑南町)

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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