99年2月6日
しぇるぱ単独
山域:京阪府境

若山、太閤道を行く

若山、工場の脇から入って行きます
本山寺の山、ぽんぽん山はその先
淀川、生駒が見えます

どこも雪の山だな、ちょっとつらいね、楽な山にしよう。高槻の若山にしよう。
若山とは最近知りました。佐野誠さんのお世話で「大阪50山」という本を手に入れた、それから解りました。
それまでは太閤道の山としか解ってなかったね。秀吉対光秀の天王山の合戦で秀吉軍が進軍した道、という伝説があります。

時はいつなんめり、天正10年6月の1日、光秀謀反 ぱんぱん
あれに見ゆるは桔梗の旗じるし、殿、明智光秀謀反にござりまする
是非もなし、信長、燃え盛る本能寺の炎の中に自刃して果ててございます
一方、羽柴秀吉、中国攻めのさなか、本能寺の変の知らせに接し
たちまち和を講じ、取って返すは中国大返し、めざすは光秀ぇぇぇ
天王山の合戦にてさんざんに敵を打ち破り、天下を手中にいたしました
天王山の合戦の一席、まずは読み切りまで 
ぱんぱんぱぱんぱんぱぱん
頂上三角点、道の脇にあります

車はどこへ置こうか、盤手橋の公園墓地、ここに置こう。
すぐに山道、谷沿いの道だがね、ずいぶん前にここに来た時、ぶゆにたかられて難儀したのを思い出すなぁ。
すぐに金竜寺跡、麓の案内板に昭和57年ハイカーの不始末で焼失、と書いてあったが、それは嘘です。
その当時訪ねた時、もうとっくに廃墟になっていたよ、一部が嘘ならハイカー犯人説も冤罪かもしれない。
この桜、風情があるんだよ。一本だけの桜だが、山の中の廃寺で見るひと少ないのに大きく枝を広げているのがとてもいい。シーズンに合わせてまた来よう。

たちまち稜線、おぅ、ぽんぽん山が見える、あの杉の形は本山寺の山に違いない、送電線をたどると、あのへんがぽんぽん山かい。

なになに、攝津一番展望所?いってみるかい。
おぅ、淀川の上下が良く見える、生駒があれ、尖がりをたどると、交野山、甘南備山、木津川の奥の山は何なんだろうね。あれが鷲峰山だろうと思うよ。
北山とちがって山の分別がしやすいから好きだね。失礼、分別はゴミに使う言葉だった、山座同定、ちょっと重い言葉があったんだったね。

山頂は山頂らしくはないね、三角点があるからそうと言えるが、なだらかな道で行き過ぎてしまう。それでも、頂上は頂上。

ゴルフ場に出てきた。道はフェンス沿いに思いきりアップダウンを繰り返します。なんともね、言いようが無い。ゴルフ場のフェンスの側はどこもこうだね。

ゴルフ場から離れると道はひたすら降っていくよ。
この森は良いじゃないか、ここに来ると突然森の中が暗くなる、冬なのに青々とした葉っぱの樹です。カシ、クスノキなどの照葉樹林だ、麓の若山神社の鎮守の森なんだろうね。
こういう森は五月がいいよ、新芽がむくむくと入道雲のように盛り上がってきます。

麓についた、車のところまで帰らなきゃ。
電車で、水無瀬から高槻まで、そこからバスで盤手橋まで、やれやれ、こんな時、車は不便だね。


カシミール展望図をつけました。
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