小塩山 99年1月31日
しぇるぱ単独
山域:京阪府境

小塩山、表から裏から

小塩山、山頂の鉄塔で同定できます

大山崎から長岡京の道はわかりにくいな。
京都の西の小塩山をめざして町なかの狭い道をうろうろして、どうやらこのへんかららしいな。
花の寺の標識をたよりに、あったあった、こっちが小塩山への道かい。
天皇陵道を麓から歩きたいが、どこにも車を止めるところがないね。とうとう頂上まで来てしまったい。
途中の京都市街の展望は広くてなかなかだったね。比叡は霞んでいたが、北山方面は雪をかぶっているのがよく見えた。ここから愛宕は隠れてみえないね。
頂上は淳和天皇陵、帰って年表をめくってみたが、淳和天皇はみあたらないよ。生存中は即位できず、死後、おくり名されたんじゃないかな。
ミカドの御陵がこんな頂上にあるとは異常なことですよ。

頂上は淳和天皇陵
天皇陵の向う側

奈良の都の西、二上山に大津皇子の墓があるが、二上山と同様、京の都の西にこの御陵があるのも鎮魂の意味があるんじゃないかな。
もし、うらみの墓所なら離れていよう、頂上は遠慮したほうがよさそうだね。
山頂をはちまきに石垣が取り巻いているが、裏側に山名板があります。ここで記念撮影。
山頂に続く峰には電波塔が林立してます、NTT、NHKFM、FM京都も同居してるんだね。
FM塔下でFMの入りが悪いのはどうしてかね。灯台の下は暗いのと同じかしらん。
まいったね、これでは登山とはいえないね。

ようし、西側の外畑から登るとしよう。 亀岡経由でぐるっと大回り、外畑からは林道が続きます。
善峰寺からぽんぽん山への道、ここで途中の杉谷集落で車の往来をみたことがある。地図を見ると、この山上の集落へは外畑からしか車は入れないとわかる。
狭いよ、思いきり狭い道、Uターンできる三叉路まで来た、杉谷と金蔵寺分岐、へぇ、ひょっとしたら金蔵寺から登れたのかもしれないね。
さて、取り付き点、送電線に眼を付けたんですよ。
送電線あるところ、関電巡視路あり、道があれば頂上は登って行ける。
林道と送電線の交叉するところ、思った通り、巡視路の標識を発見。
フェンスと門扉があるが、フェンスの脇から入れます。
思いっきりつまさきを開かないと登れない急登、一挙にかせいで鉄塔に到着、鉄塔が2本立ってます。
ここからはぽんぽん山が振り返るとよく見える。反対側、送電線の行く方向に、あったあった、山頂に電波塔が林立しているから、小塩山に間違いは無い。
ここからは稜線を忠実にたどればいい。鉄塔までは思いきり登ったがここからはのどかなゆるい傾斜、ただね、展望はありません、ずっと林の中。
ほぅ、テープがある。今までわずかにテープがあったが、ここからは割と頻繁に出てくるね。わたし以外に物好きがいたわけだ。
到着、地図に線は引いてないが、ここなら行けるとにらんだところがちゃんと道になっていて、今日は満足。


カシミール展望図をつけました。
次ページへ
あちこちの山へかえる
トップページへかえる
囲炉裏へリンク