2005年8月31日
しぇるぱ単独
山域:島根県出雲

島根県民の森、指谷山から指谷奥

 

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県民の森、石碑今月は山に出かける回数が少ないな。月末31日だよ、よぅし、出かけるぞ。
実は、先日の24日に出かけたことがあるんですよ。島根広島県境の指谷山、登り始めたら雨が降り出したので、即、中止、撤退したもんです。
なかなかええ雰囲気の山だったよ、あそこに行こう。
県境を越えて、54号線をしばらく走ると、県民の森、という標識が出てくる、ここで国道から離れて進んで行くんですよ。
進む案内は完備しているが、戻る案内は不備だから、道の様子、風景は覚えておいてね。
たとえ間違えたところで、大きな違いはありはしないさ、ただね、不安なまま、道を進んで行くのは嫌なもんでしょう。
衆議院選挙なんだが、さすがにここは選挙区が別だ。
中央の尾根道を行く同じ名前の候補がいるんだね。どっちも小泉反乱軍だ、わたしのところでは、亀井つぶしに無所属ホリエモンをぶつけているが、ここでは、亀井つぶしに自民公認をぶつけてる。
集落名は小田、最後の民家を過ぎると、道は細くなる。大丈夫、バス・トラックも充分に通える道だから。
さぁ、県民の森の施設内に入って行くよ。
山野草園を案内する看板があるが、ここから入ると、南から琴引山に行くコースになるんだよ。
バーベキューサイト、オートキャンプサイトを通り過ぎていこう。
研修館が見えてくる、その手前の駐車場に止めておこう。駐車場にイラストマップがあるから、イメージを把握しとくとええよ。
県民の森と刻んだ石碑と芝生の間に林道がある、その道を進んでいこう。
クマの仕業歩いて直ぐに、林の中に山道が見えている。研修館から出発する道なんだがね。
先日の24日には、その山道をたどってみた、道幅は広いのだが、ところどころで、草が生い茂る道だったよ。雨が降ったので草で濡れてしまった。
経験はすぐに取り入れて、このまま林道を進んで行くことにしような。
ありゃ、林道はここまでかい。案に相違して、ここからは山道になってしまったよ。
谷の正面を突破して、稜線へ抜ける道なんだね、ちょろい傾斜だ、はい、ここが稜線。ここはまだ県境ではないのだよ。谷向こうの峰が県境なんだよ。
稜線を進んで、切り開きに出た。ここは尾根道と林道が交差する広場なんだ。
標識をじっくり眺めて判ったぞ、今歩いているコースは木地屋谷Aルートなんだ、24日に歩いた稜線の道は木地屋谷Bルートなんだ。
展望台から広島県側を木地屋谷とは、この尾根道のどっちの谷か判らないが、その昔、ロクロを回して木椀・木杓子・臼などを作っていた木地師の住まいがあったと、いわれがあるんだろうね。
このあたりからは、ブナが目に付くようになってくる、木地師が作業するにはたっぷりの量だね。
ブナの巨木は残っているし、若木も成長している。樹冠での制空権を制覇して、もう他の木々の生長を許さない、極相林なんですよ。
ただね、純林というわけではない。クヌギと競争しながら、協同で、他種の成長に必要な日光は与えないようにしている。
おや、なんだ、これは。朽ちた樹が粉々になって地面に広がっている。
ははぁ、さては、クマの仕業だな。朽ちた幹の中の昆虫の幼虫を求めて、丹念にバラバラにしたものだろうね。
そういえば、入り口に、クマに注意、の立て札があったよな。こりゃぁ、ほんとにクマがいるんだぜ。
指谷山美しい谷の斜面だね。ササの下草にブナの純林が展開している。道を折り返しながら、谷の斜面を詰めて行くんだな。
谷の頭まで突き上げるのではなかった。尾根の皺をひとつ越えて、斜面を横に走る道に変わったね。
標識があって、研修館→、林道→、これは、木地屋谷Aルート、Bルートの別の表現なんだと思うよ。
県民の森のウェブサイトがある、そこに、マップ概要図があるから、ダウンロードしとくとええよ。
梢の向こうに峰の頭が見える、そこが展望台ポイントなんだろうね。とっとと進もう。
ここが展望台、広島県側の
高暮こうぼうダムが見えると標識にある。
見えているのはダムの末端なんだよ、神之瀬川の流路なんだよ。集落が見える、集落名を指谷という。
指谷奥が見える山の名前を指谷山とするのは、広島県側に指谷集落があるからなんだね。島根県側の集落は遠いものね、近いほうが名前を付けるのは当然だろうね。
ここで県境と合流したんだよ。これからの道は県境の道を行くんだがね、道刈りの労力は島根県に全部おんぶしているんじゃなかろうか。
ネットで、広島県側から登ったというレポートを読んだことがある、注意して道を探していたが、そんな道は見えなかった。無理でしょう、島根県に全部お任せするしか方法がないと思うよ。
さぁ、ここが指谷山、展望台からは難なくたどりついた。
山頂なんだが、いまいち、居心地が悪いね。そうか、狭いからかな、も少し、切り広げると風格が出るんだろうがね。
さぁ、出発、指谷奥が梢の透き間にのぞいている。
なんちゅう急な傾斜の下り道なんだい。登りは急な傾斜でもなんとかこなすが、急な下りは嫌いだなぁ。
指谷山を振り返るあれが指谷奥、見えているんだが、それまでにコブコブを幾つか越えて進まなきゃならないな。コブの間に深い切れ込みが無きゃええんだが。
指谷山から指谷奥までの間は、広島県側がよく見える。高暮ダムの湖面が見える、遠く、高野の集落が見える、案外、集落の標高は高いんだ。
三角錐形の山が飛び出していて目を引く、八国見山だ。登っても、単純であまり魅力の無い山だが、遠くからは、めちゃめちゃ特徴的な山だな。
ナナカマドが赤く実をつけている。自然のナナカマドだから心和むんだよね。
低山に植栽してあって、自然のものと騙されたので、腹が立ったこともあったよなぁ。
数え方にもよるが、四つ目か五つ目のコブで、下へ切り開きの道がある。なんにも標識は無いが、チェックしとこうぜ。
コブを数えて、これで六つか七つになるな。この先の頂上が指谷奥になるんだろうな。
指谷奥あれ、標識もなんにもない、向こうに峰の頂上が見えているよ。指谷奥はこの先なんだ。
がっかりしたなぁ。ほんのわずかの行程なんだが、足が重いこと、重いこと。期待外れで一挙に疲労が噴き出したんだろうな。
ここが指谷奥、某山名データベースではここを指谷山としているが、現地の呼び名を優先しようね、もう一度、ここが指谷奥。
なんだか、通路上の通過点、といった感じなんだが、それもしょうがないさ。
将来、訪問者が増えると、ササを踏みつけて、自然に広場になって風格が出るものなんだよ。それまで待とうね。
さぁ、これからどう進もうか。
県境に沿って、草峠の手前で林道へ降りるコースにするか(明眼寺谷ルート)
引き返して、さっきの切り開きを下りるか(杉が谷ルート)
引き返したほうが時間の節約になりそうだな、それに、アスファルトの林道を長く歩くのは大嫌いだ。
県民の森、研修館引き返そう。引き返しながら指谷山を見たいのだが、梢に埋もれてなかなか見えない。やっと見えた、乱れ毛がいっぱい突き出したモジャモジャ頭のように見えるね。
ここから、草を切り開いた隙間を下りて行こう。
地面がふわふわ、落ち葉が何年も積み重なったまま、まだ踏み潰れていない状態だよ。
県民の森の道を付けるのに、新しく道を拓いたのだろうか。
下に降りると、硬い道になってきた。昔々の仕事道が休眠していたんだろうな、途絶えた道を復活させたんだろうな。
道は林道へぽんと出てきたよ。案内の標識もないよ。
これは下りになら使えるが、登りに利用しようとしても、まず見つけられないことと思うよ。逆のコースを行くのは諦めたまえ。
草むした林道はアスファルト林道と合流した。林道小田線と言うんだそうな。明眼寺谷ルートからの道なんだね。
ここからアスファルト道を4キロはないだろうが、3キロ以上を、とことこ歩かなきゃならんのだよ、あぁあ。
やっと研修館の建物が見えてきたよ。帰ってきたぞ。

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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