2005年6月9日
しぇるぱ単独
山域:島根県

中国、雲南、琴引山2、(南から)

 

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県民の森、研修館どこに行くかと探しているうち、琴引山のコースは北側のスキー場の他にもあるのだそうな。南から、東から、いろいろあるのだそうな。
出雲街道を通っていると、琴引山はいつも横顔を見せてくれる、いつもの道じゃなく、別の道も行こうじゃないか。
合併して新しい名前が飯南町、旧の名前が赤来町、そこで国道54号線を走っていると、県民の森と標識が出てくる。
中山間地地域研究センターという建物がすぐに見えてくる。
山間地という言葉はあるさ、対応するのは都会だがね、その真ん中が中間地、両方を合わせて中山間地、中間地も中山間地も造語だよねぇ。
野鳥の森、ここから出発政治政策の言葉なんですよ。いなかに税金をばらまくのに、イメージを言葉にすると、こんな言葉になるのさ。
中山間地センターから、道を先へたどって行こう。
ほら、琴引山が見えてくる、いつも北側から見ているが、角度を変えて見ると違った山だね。山の南、山の裏側へ向かって行こう。
小田の集落を走っているが、小川も小田川というのだそうな。集落も途絶えて小川に沿って走るだけだね。
県民の森のエリアに入って来たぞ。地図看板があるたびに寄って眺めてコースの点検をする。
林道を離れて山道へ県民の森とはどんなものなんだろ、全体の姿を把握しなくちゃ様子が判らない。
奥へ入ると研修館、オートキャンプ場などの施設がある。その奥は通行止めとなっている、ここまでなんだな。
判った、引き返そう。野鳥の森の看板のところまで戻ろう、そこで駐車することにしよう。
橋を渡ると、きのこ園、しいたけのほだ木が伏せてある。
そこを抜けると杉の植林地になってくる。谷を登って詰まれば尾根へ、2回ほど谷と尾根を越えていく、つまりは、山腹を渡っている状態なんだね。
ブナ、ミズナラの植生倒木が邪魔するところを抜けると、反転して尾根道を進むことになる。立派な尾根道もわずかな距離で林道に繋がる。
この交差点から山道は始まるのですよ。この道は和恵ルートと言うんだそうな。
一挙に急傾斜になって、いよいよ本気出さなきゃねと覚悟が定まってくる。振り返ると谷の向こうは県境なんだね。
県境の山なんだが、こっち斜面は島根県、ここは県民の森ということを忘れてはいけない。
チェンソウの音が響いている、去年の台風の倒木を伐採して後始末しているんだろうね。
琴引山は谷底へここは県民の森で人口林のショウウィンドウなんですよ、なんぼ経費がかかっても手間賃が惜しくても、みっともない姿は見せられない、お手本を示さなきゃね。
案外に、県境の山は低いね、その向こうの山は船山だな、広島県庄原市三次市の境界の山だな。
すると、その間の谷が神之瀬川をせき止めた高暮ダムということになるな。なるほど、やっと県境界隈のロケーションを把握したぞ。
最初は尾根道だったが、山腹をジグザグに折り返す道になった、数え切れないほど折れ曲がったぞ。
折れ曲がりの最後はあそこに収束するだろうと思っていたが、その手前で、左の尾根へ脱出したぞ。これからは尾根道だ。
あれが琴引山ここまで来ても道幅は広いね、ふんだんに予算を注ぎ込んである。さっきの折れ曲がりの角にじゅうぶんな回転余地を残してあるんですよ。
重機にそんな余地はいらないさ。資材を運ぶトラクタのための余地なのさ。資材とはね、丸太階段は普通のことだが、道に砕石を敷き詰めてあるのだよ、その丸太階段や砕石などのことだよ。
おかげで草が生えないので歩き易い。最初に投資しておくと維持管理の費用がかからない、よくぞ投資に踏み切ったもんだ。
あのね、参議院のドン、青木幹夫氏の選挙区だもの、手厚い投資があっても不思議じゃないさ。
だいぶ植生が変わってきた、ブナなのだろうか、ミズナラなのだろうか、林の奥には巨木が見えるよ。道の近くには若木が多く見える。
琴引山神社時代環境が変わったから、これらの木々は伐採されることはないだろうな。伐採の許可は下りないだろうね。
山主にとっては財産権の侵害なんですよ、なんらかの代替措置がないと勘弁できない、補助金とか固定資産税の免除とか、何かがあるだろう。
空が透けて見えるから山頂の近くまでやってきたぞ。
それにしても、谷向こうに、ここより高い山がある、琴引山の西にそんな高い山などありはしないぞ。
あれ、看板の矢印が谷底に向いている、琴引山はそっちなんだって。
琴引山、頂上すると、あの谷向こうの山が琴引山なのかい。てっきり、山脈尾根筋が連なっているものと思い込んでいた、独立峰なのかい。
せっかく登ったのにまた降りるのは抵抗があるな、しょうがないから降りては行くけどね。
最低鞍部が切り開かれている、草地にアザミが繁殖していてトゲが当たると痛い痛い。
今度はずいぶんとゆるゆるとした斜面じゃないか。高みを目指すのではなく、峠を目指しているのだな。
草原に出た、道はどっちだろ、標識がないので見当が付かないよ、えい、勘で右へ進んでみよう。
琴引山から県境の尾根を正解、神社の裏手に出てきたよ。ここは琴引山神社なのだ。
以前にスキー場から登った記憶と一致する、神社の真下から登ってきたのだ。
ここからは短い距離で山頂だよ、ほら、ここが琴引山の頂上だ。
振り返ると、登ってきた尾根、その向こうに県境尾根、見える範囲では指谷山が最高峰らしい。
ケルンの向こうに大万木山、道を挟んで沖の郷山、この界隈は馴染みの山が見える。
三瓶山は水蒸気が多くて霞んでいる。この山頂からは邪魔するものがないので360度よく見えるなぁ。
もう帰ろうか。東から登るコースは宿題に残して置こうね。

参考 中国、雲南、琴引山(2003年10月15日)

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詳細地図、地図上でどこで撮った写真なのか解ります




カシミール展望図をつけました。立体的に地形が浮き出て一目でイメージを把握できます。


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