瀬戸内観音霊場

第12番 瓶井山みかいさん禅光寺安住院

岡山市中区 平成21年5月31日巡拝

 

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禅光寺、仁王門 安住院、庫裏 安住院、本堂 安住院、地主神
明王寺の参拝が終わって、やってきた県道83号線をそのまま進みます。
いずれ国道250号線に合流して、百間川を渡って、原尾島交差点、ここからは説明がきわめて難しい狭い路地を入って行くのですよ。
操山中学校が目安になるから、とりあえず、国道から離れて路地に入って行く。
いつまでも操山中学校に引っ付いていてはいけない。離れて奥へ進んで行く。
小さな溝川が流れて来て、要は、その溝川沿いに進んで行けばええのです。
対向車が来たらえらいことになるが、来ないことを願って、ここはもう進む。
大きな仁王門が現れたら、道はこれでよかったわけだ。
仁王門の奥に入ると、安住院の駐車場があるから、そこへ入れればええ。かなりの台数が収容できる駐車場です。
歩いて引き返して仁王門を眺める。
安住院はこの奥に、普門院は右手にある。どちらも禅光寺の傘下にあるのだよ。
仁王門を見上げると、瓶井山みかいさんと扁額がある。達者すぎて読めないでしょう。瓶井山みかいさんと知っているから判読できるので、達者な字というのは困りものだよ。
瓶をみかと読むのは、みかの原、南山城の木津川流域、奈良に近いあたりを、みかのはらと言って、一時、恭仁京があったわけです。
みかのはら わきてなかるる いつみかは いつみきとてか こひしかるらむ 中納言兼輔の和歌ですね。
瓶をみかと読むのはこの例しか知らない。他は知らない。
安住院の溝川の始まりは奥の谷から始まるのだが、寺の前の、わきてながるるいづみかわ、を瓶の原と見立てて、瓶井山みかいさんと名付けた、のじゃなかろうか。
ごく平凡な和歌なのに、なぜ寺の名前に取り上げられたか、不思議だねぇ。
これとは違う別の由緒で瓶井山みかいさんと名付けたと考えたほうが納得できるね。
白い塀がどこまでも続く大きな寺だよ。本堂と庫裏とを見比べると、庫裏のほうが大きい。こういうのもあるんだね。
本堂の前、山門かと思ったが、門と鐘楼とを合体させたものだった。下から鐘が見えている。
鐘楼を潜って、振り返って見ると、竜宮城様式で、どう見ても禅寺の雰囲気なんだが、この寺は真言宗なんです。
本堂は簡素で端正なのがええね。
突き当たりに石段があって上にお堂がある。狛犬が番をしているからこれは神社の祠だ。地主神なんだろうね。
本来、禅光寺はこの谷一帯を子院で埋め尽くしていたそうだが、今は、安住院と普門院のふたつだけが残り、安住院が禅光寺を代表している、案内看板にそう書いてある。
そうそう、庫裏の門に禅光寺と扁額が架かっていたな
寺に参ったあとは、山登りしております。操山に登りました。「岡山市の真ん中に里山、操山
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