白木山の周辺を一周

09年3月31日

白木山の北東の峠から反時計回りに一周
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
白木山の周囲を一周しよう、とプランを立ててからもう何ヶ月も経過している。
なかなか腰が上がらないが、もうぼちぼち取り掛からないといけないよね。さぁ、出かけよう。
地図を読んでみると、最小半径は上三田駅か志和口駅から山道に入るコース、でもね、この道は県道ではないし、峠のてっぺんが500メートルを越える。このコースはなんぼ短いと言っても坂道が厳しそうだ。
ここは普通に県道を行こう。県道68号線を使うことにしよう。このほうが峠が低くて坂道がいくらか緩いものね。
時計回り、反時計回り、どっちにしよう。
時計回りにしたら、恐ろしく急な坂道を登らなきゃならない。ここは反時計回りを採用しよう。
JR芸備線の谷で、井原市駅の近く、ここで曲がって山越えの道、登って登って、このへんに駐車しようか。
県道が狭いのでバイパスの工事をしている、旧道と新道の接点あたりなら、停めても交通の障害にはならないだろう。
ここで自転車を組み立てて、走らせることにする。
ゆるゆるとした坂道で、どこまでも長々と続くが、朝だから体力はじゅうぶん、ペダルを踏んで登って行く。
峠の手前で、ゆずりは農道と分岐するが、ほとんどの車はそっちへ、安芸高田市のほうへ行ってしまう。
すぐに峠、なんの標識もなく無名の峠なんだね。
この峠は三篠川と根の谷川の分水嶺なんだが、下流で合流するので、分水嶺とは言っても、ほんとは無意味なんだよ。
大曲がりのカーブを越えると、広大な採石場が広がっている。
採石場の真ん中を県道が突き抜けている。次々と事業所の名前が変わるが、採掘権も細切れに認可しているのだろうね。
頭上に橋があって、国道54号線が付け替わって、谷をまたいで空中を走っているのだ。
谷の真ん中で別の県道と合流するが、付け替え道が出来る前は、この道が国道54号線だったんだよ。
で、橋が地上に降りたところで国道と合流する。
ここから先は道を広げる余地がなくて、歩道の幅は30センチ程度で、歩行者がいたり、向こうから自転車が来ると、交わすのに車列の合間を縫ってタイミングを計らなきゃならない。
可部の街は周辺部は大変だよ。中央部では歩道に幅があるが、そこの部分だけだものねぇ。
ここが可部の駅、昔は国道から駅は見えなかったのだがね。バスターミナルを作って、バスと電車をつないでいるのだ。
深川通りと交通標識がある、ここで国道54号線とは分かれて県道に進む。
根の谷川を越え、三篠川を越えて進んで行くのだが、このまま進むと、新興の分譲住宅地に入って行ってしまう。
こんな住宅地は知らないぞ。入るのを避けて、川沿いの道に出て、鉄道線路に沿って進んで行く。
帰ってから地図を見ると、新興住宅地の中を貫通して、広島三次線の県道はあったのだ。そのまま進めばよかったのだ。
この道はほとんど通ることがないから、知らなかった。
どうやら見慣れた道になって、鬼ヶ城山を眺め、白木山が近づいて来て、ここは橋を渡って白木山駅に向かおう。
ここが白木山駅、国土地理院地形図には「しらきやま」駅とあって、戸惑っていたのですよ。
山の名前は山名データベースでは「しろきやま」、どっちが正しいんだろ。
駅の看板は「しらきやま」駅前の橋の名前が「しらきやまはし」、さては、山名データベースが間違っているのだ。
前々から名前が怪しいと疑問だったのだが、解決してスッキリしました。山名データベースを修正しておこう。
もすこし上流に進むとコンビニがある。ここでコンビニ弁当を買おう。
コンビニの裏で弁当をひろげたが、うっかり引っくり返してしまった。まだひとくちも食べていないのにぃ。
とほほだね、仕方がない、もう一回買い直さなきゃならない。
コンビニの裏からは白木山が正面に見える。
左に峰が見えるが、その裏手から尾根を進んで、真ん中の峰が白木山なのだ。
弁当を食べていると、ツバメが電線で鳴いている。今日はまだ3月だよ。早い到来だなぁ。
再び走り始めて、ここは中三田駅の近く、高鉢山連山の最高峰(763m)が見える。あそこからの展望は絶好だよ。
さらに視線を伸ばして安駄山、一番左の峰には登山路はないのだよ、真ん中の峰が安駄山なのだ。
東広島、志和から登る安駄山」  「長い稜線、高鉢山から安駄山
白木山に対面する山だから、白木山好きなら、ここも押さえておかなきゃね。
鎌倉寺山が見えて来て、志和口駅近くを過ぎると、神ノ倉山が見えてくる。神ノ倉山からはパラグライダーが飛び出しているのだよ。
井原市駅に近づくと、ここで三篠川から離れて山への道に入って行く。
ちょっと距離は増したが、標高の低い峠を越えて正解だったな。
ここからは、ただもうひたすら、シコシコとペダルを漕いで登って行かなきゃならない。
志道氏城山と案内があるでしょう。志道は「しじ」と読むのだよ。関ヶ原で負けて、毛利家に従って萩に移ったのだそうな。
ここの地名が白木町字志路、志路も「しじ」と読むのだそうな。毛利家支配の頃の領主の家名が地名として残っているのだね。
小学校の前の県道が狭くて拡幅の余地がないので、谷向こうにバイパスを造っている。
そのバイパスが旧道と合流するあたりに車を停めていたのだ。
戻ってきたぞ。事前に、こんなもんだろう、と時間を見積もったが、そんなに違いはなかった。さぁ、帰ろう。

旧道と新バイパスの接点、未完成地に駐車 三篠川と根の谷川の分水嶺
採石場の真ん中を県道が走っている 可部駅
白木山駅、しらきやまと読むのだよ 白木山駅上流のコンビニの裏から白木山を
高鉢山の峰々の最高地点、誰が言ったか、高鉢槍 中央が安駄山、高鉢山と連なっている
県道37号線から68号線へ、井原市駅の近く 城主の名前が志道、字の名前が志路、どっちもしじと読む
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