尾道の向島を一周

09年7月28日

尾道の向島を一周、一部は割愛、一周とは言えないかな
でも軌跡を示しています、高低を示す断面図も表示できます
瀬戸内観音を巡拝しております。向島島内の神宮寺を参拝したんですよ。
たいがい、寺のあとは山に登ることにしていますが、ここ、向島では頂上までドライブウェイが通ってる。舗装路を歩くのは気に染まないなぁ。
自転車で島内を走ろう。
あのね、ここの向島は<むこうじま>とは読まないのですよ、<むかいしま>が正しい、<むこうじま>は東京墨田区だから、区別して言い分けてね。
車を天満屋ハピータウンに置いて、ここから出発、東へ引き返して、市町村合併までは自治体の境界だった川まで進もう。
島の川は、流れはたいしたことはないのに、異様に護岸が立派なんですよ。
護岸が立派なのは、川の流れではなく、潮が差し込むから。満潮時に気象が悪いと、潮が膨張して堤防を越えてしまうからね。
その背の高い堤防に沿って、尾道水道に出る。
対岸は尾道、風景は、ホンコン島・クーロン半島間の香港の縮小版みたいだね。
対岸を見渡すと、山は低いけど西国寺山、東を眺めると浄土寺山、城が見えるが、あれはホテルの廃墟だから無視して、正面に千光寺山が見える。
これらが尾道三山、山をみっつと考えてもええし、寺をみっつと勘定してもええ。
なんとかがんばって海岸沿いに進もうとしたが、尾道水道の向島側には道がない。
崖で道は終わりだし、海岸線は造船所なので立ち入り禁止になっている。
しょうがないので、道が誘導するまま、天満屋ハピータウンまで戻ることになる。
そこからは、海にぶつかるまで県道を西へまっすぐ進むのだよ。海の向こうには島がある、島の名前が岩子島、間の瀬戸を御幸瀬戸という。
対岸で釣りをしているのも手に取るように見える狭い海峡で、赤い橋が向島大橋。へぇ、それなら、尾道と向島間の橋の名前はどう言うの。
広島県道路公社の橋が尾道大橋、高速道路のしまなみ海道の橋が新尾道大橋、こうなっているのだよ。
ここから南に進むのだが、途中で、側道、自転車道は車道から離れて岬へ誘導されて行く。
ここが布刈めかり鼻、海は布刈めかり瀬戸で潮流が渦を巻いているのだよ。
布刈鼻からすこし進むと、大規模自転車道の休憩所、アズマヤはあるが、トイレはなかったなぁ。
因島大橋が見渡せるのだが、休憩所の植栽の背丈が伸びて、視野を塞いでいる。もうちょっと刈り込んでほしいよね。
因島大橋を写すのに2枚に分けないと写せない。橋の下まで進むと、うん、1枚で写せる。
ここからは東に向かうのだよ。
通信塔が山頂にある山が高見山、屹立している山で、登れば遠くまで展望を得られるだろうな。
自然に北向きのコースになって、干汐海水浴場の傍に出た。
海岸沿いの北の道を見ると、岬の上へ道が登りの道になっているのが見える。たいした坂ではないが敬遠したいよね。
ここで左折して、島の中央を進むことに変更する。これで、島一周とは言えなくなったわけだ。
ま、全周の3/4を漕いだことになるから、ほとんど一周だね。そういうことにしとこうよ。
中央部の道は高低差がないのだよ。島の中央だから背中が盛り上がっているだろうと覚悟していたが、肩透かしだった。
吉原家住宅と道標が誘導するので、つい、ふらふらと寄ってみた。
公開は土日祝日なんですね。今日は平日だから門を写すだけで帰ることにした。
古い農家、たぶん日本一古い農家、1635年に建てられた、ということで、関が原の戦いの35年後のことだもの、そりゃぁ古いわ。
街道に引き返す途中、道を間違えたかな。
くるっと向きを変えて、と、方向を変えて踏み出したら、スカっとペダルが無抵抗、自転車は棒立ちのままで、体は傾いていきます。
倒れた自転車を見ると、チェーンが外れている、これじゃぁペダルを空踏みして、倒れるがまま、なすすべがない。
走っている最中にチェーンが外れたとしても、慣性の法則で倒れることはない。
動かそうとして動かなかったら、これはもう、倒れるしかありませんよね。
後輪をはずして、チェーンを弛ませて、ペダルと同軸の大きな歯車にチェーンを嵌め直す。こんなところが外れるとはなぁ。
てのひらに傷はないが、あとで気が付くと、膝頭をすりむいて血が流れていた。
しまなみ海道が道の上を通っているところで、あれ、ここは、はっと周囲を見渡すと、神宮寺へ案内する看板がある。
おぅ、ここに出たのかぁ。ここは、寺へ進むのにさっき通ったところだよ。
これで位置関係はよぅくわかった、出発地の天満屋ハピータウンまで帰ろう。
ここから出発、天満屋ハピータウン 尾道向島間のフェリー
尾道の浄土寺山を向島から 千光寺を、尾道水道対岸から
岩子島へ渡る向島大橋、間は御幸瀬戸 因島大橋を展望する自転車道の休憩所
因島大橋 干汐海水浴場、ここで左折してショートカット
吉原家住宅 神宮寺へはこの路地を入る
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